2月20日(水) リヨン1 - 1マンチェスター・ユナイテッド(@J Sports)

(マンチェスターUの布陣)

            ルーニー

ギグス  アンデルソン  スコールズ  ロナウド
           ハーグリーブス   

エブラ   ビディッチ    リオ    ブラウン

          ファン・デル・サール

 マンチェスターUが、先制した後守備を締めたリヨンの前に攻めあぐねたものの、終盤に何とか追い付いて引き分け、上々の結果。

リヨン
[試合前]攻撃はともかく、中盤の守備が機能してアウェイゴールを許さないで済むかどうか。
 不甲斐なかった前戦リーグ戦から3人変更。温存していたベンゼマ(途中出場)、トゥララン(途中出場)、グロッソが揃って先発に復帰。ベナルファをベンチに残し、クレルクが3トップの右サイド、ルベイエールが右サイドバックに回った。やや守備的か?フレッジと長期負傷明けのクリスがベンチ入り。
[試合内容]試合をコントロールすることはできず、とりあえずは互角に近い展開。やはり守備は改善されず、プレスもマークも甘くて縦のくさびを簡単に許してしまっていた。ゴール前の守備はまずまず集中。要は、ゴール前に迫られてから粘り強く対応。前半中頃には、スキラッチが交わされた決定的なピンチもあったが、GKクペがストップ。
 他方で、サイドを使った攻撃は機能、ゴブだけでなくクレルクも仕掛けてサイドを崩し、クロスまで持ち込めている。序盤、グロッソのマイナスの折り返しがゴール前のゴブに渡るが、シュートコースはふさがれた。前半中頃には、ルベイエールのパスからクレルクのマイナスの折り返しをベンゼンマが叩くが、シュートは枠を逸れた。そして後半序盤、ゴール前に持ち込んだトゥラランのパスを受けたベンゼマが、反転から強烈なシュートを突き刺し、期待通りに先制点を挙げてくれた。
 その後は守備にやや重き。速い展開からもろさを見せそうな場面はあったが、粘って対応、押し込まれてもそれほどピンチは多くない。さらに中盤にボドメールを加えて守備を固めてスペースを消し、前半のように簡単に縦パスを通さなくなった。他方で、長いパスをベンゼマに入れてキープさせ、また途中出場のベナルファの巧みなドリブルでアクセントを付け、時間も使えていた。流れ的には、このまま逃げ切れそうな気配。
 ところが終盤、CKからフリーのシュートを打たれてヒヤッとした直後、その流れから、ブームソンとグロッソの2人で対応しながらクロスを許してしまうと、クリアできずにこぼれた所を押し込まれ、痛恨の失点、アウェイゴールを与えて追い付かれてしまう。今さら攻撃的なカードを使う枠なく、沈んだスタンドともに失意の引き分けを迎えた。
[試合後]せめてホームでは勝っておきたかった。ただ、第2戦でアウェイゴールを取れればイーブンに持ち込める可能性も残されてはいる。それでも、まずは守備がうまくコントロールできるかどうかが鍵だろう。第2戦はルベイエールが出場停止だが、攻撃も手掛ける以上、ひとまずクレルクとの併用はありえないので大きな問題ではない。

マンチェスターU
[試合前]アウェイでは、やはり引き分け狙いか。
 快勝の前戦FAカップから4人変更。温存したギグスやロナウド、ハーグリーブス、スコールズが先発に復帰。守備を意識してルーニーの1トップとし、テベスはベンチ。ハーグリーブスが中盤の底に残った、4-1-4-1の布陣かな。
[試合内容]ボールを支配する時間帯も少なくないが、ほぼ互角の展開か。特に序盤は中盤の守備が甘く、相手に前を向かせて仕事をさせてしまう。また、サイドを複数で仕掛けられて崩され、クロスからシュートに持ち込まれるピンチも少なくない。攻撃は、まずまず仕掛けてはいるが、粘り強い守備の前にそれほどチャンスは多くない。前半中頃にはギグスのワンタッチフィードから、ルーニーが守備を交わしてGKと1対1の決定機を迎えたが、シュートは決められず。また、ギグスのパスから走り込んだスコールズがゴール前に侵入したが、シュートはブロックされた。
 ところが後半序盤、ゴール前に持ち込まれてシュートを叩き込まれ、意外にもサイドではなく中央から先に失点を喫した。途端に取り返そうと攻撃的な姿勢を強め、またテベスを投入して2トップにも変更した。しかし、何度か惜しいクロスが入ることはあるものの、徐々に厳しさの増した相手の守備に手こずり、なかなかチャンスに至らない。ゴール前のスペースをかなり消されて攻めあぐね、徐々にミスも増えてまずい展開。
 それでも終盤、CKから途中出場のキャリックのフリーのシュートがゴール前の集団にブロックされた直後、途中出場のナニが入れたクロスがこぼれた所をテベスが押し込み、何とか同点に追い付くことができた。一応は交代策が成功した形。その後は無理に逆転を狙うはずもなく、流して引き分けを持ち帰った。
[試合後]相手の守備の甘かった前半のうちに先制した方が良かったが、結果としてはアウェイゴールを持ち帰ることができてアドバンテージ。ただこうなると、第2戦のホームでは守備的に臨みそうで、逆にヒヤヒヤする展開もありうる。前戦カップ戦で結果を残したナニは、今回も得点に絡んで好調そう、今が使い時かも。

■ビッグチャンス
 リヨン:      前半2回 後半3回 =5回
 マンチェスターU: 前半3回 後半3回 =6回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 リヨン:○ゴブ(積極的な仕掛け、他方で守備意識も)