2月19日(火) リバプール2 - 0インテル(@スカパー)

 リバプールが、前半のうちに退場者を出したインテルの堅い守備に攻めあぐねながら、終盤に2点を何とかこじ開け、予想以上のアドバンテージを握った。

リバプール
[試合前]ホームでインテル相手にしっかり得点を挙げられるかどうか。
 格下相手に負けた前戦FAカップから5人変更。温存したジェラード(途中出場)やレイナ、マスチェラーノが先発。トーレスが負傷から復帰。左サイドバックはリーセに代えてアウレリオ。ジェラードをトップ下、カイトを右サイドに置き、マスチェラーノとルーカスをダブル・ボランチに置いた、やや守備的な4-2-3-1の布陣かな。新戦力のシュクルテルは負傷らしく、キャラガーとヒーピアのセンターバックが続いている。
[試合内容]ホームらしくプレッシャーを掛けて、予定通り圧倒的ペース。タイトな中盤の守備で相手に攻撃の機会を与えず、一方的な押せ押せムード。しかし、それでも1点が遠いのもいつもどおり。序盤、CKがフリーのキャラガーに渡ったが、わざわざ人数の固まっている所にシュート。徐々に攻めあぐねて、惜しいシュートも無くなって行く。
 30分手前には相手に退場者が出る優位な条件も手に入れたが、スペースを消されて困り果てる。パスを散らしてはいたが、守備を崩す効果的な攻撃ができない。細かいミスがリズムを崩す場面も。前半終盤、ルーカス→バベル→ジェラードとワンタッチでつないで右サイドを崩したが、そのクロスが誰にも合わない。後半序盤にも、マスチェラーノとのワンツーでフィナンが右サイドを再び崩すが、このクロスも通らない。また、こぼれ球からトーレスが抜け出す決定機には恵まれたが、シュートはGKに弾き出されてしまう。CKの流れから、カイトのクロスにヒーピアがヘッドを合わせるが、枠に飛ばない。トーレスの反転ミドルシュートはわずかに外れ。後半途中にはクラウチを入れ、さらに攻撃陣を増やしたが、相手の守備に粘られ、なかなか奏功しない。
 ところが終盤、途中出場のペナントのクロスから、中で2トップがつぶれてファーサイドで余っていたカイトがボレーを叩き込み、ようやく先制点をこじ開けた。さらに、ジェラードのパスを入れるようなタイミングでの思い切ったミドルシュートがポストぎりぎりに収まり、追加点まで取れてしまった。
 終盤の底力で勝利。
[試合後]苦しんでいたはずなのに、終わってみればアウェイゴールなしの2点の大きなアドバンテージ。やけにベニテス・リバプールは、CLだけはうまく行く。アウェイの第2戦は、今度は逆にスペースを埋めて試合を壊すのだろう。

インテル
[試合前]前戦リーグ戦が楽な展開だったので、準備万端のはず。
 その前戦リーグ戦から4人変更。温存したイブラヒモビッチとクルスが2トップ、同じくマテラッツィとコルドバがセンターバックで先発。キブとマクスウェルを併用したが、今日は珍しく上下を変え、キブが左サイドバック、マクスウェルが中盤の左サイドと、やや守備的。中盤はフラットな4-4-2の布陣。コンディション不良のビエラはベンチ。
[試合内容]相手のタイトな守備もあったが、前線にまるでボールが収まらないので攻撃の機会ほとんどなく、守勢一辺倒。ゴール前に迫る場面はかなり少なく、マイコンのいつものオーバーラップはほとんどない。それでも序盤のバタバタを切り抜けると、落ち着いてスペースを消して相手の攻撃に対応。高い守備意識でカバーが早く、数的不利な状況をほとんど作らない。
 しかし前半30分手前、ロングフィードをクリアし損ねたマテラッツィが相手に入れ替われてファウルを犯し、2枚目のイエローで退場、厳しい状況に。それでも守備の集中を欠くはずもなく、破綻はほとんど観られない。キブがセンターバックに回ったことでマクスウェルが左サイドバックに入った左サイドを崩される場面もあったが、中は通していない。
 ところが後半途中から、流れがさらに悪い方向へ。クルスに代えてビエラを投入して守備を固めたのはいいが、ビエラがミス等を連発してリズムを乱し始める。そのビエラのパスミスから決定的なシュートも許した。また、自らクリアミスをした直後にコルドバが負傷交代するアクシデントも発生。後半になってシュートに持ち込む場面が生まれたが、得点の可能性は見えないまま。
 そして終盤、クロスを左右に振られてマイコンのマークが外れた所からシュートを決められ、とうとう失点を喫した。それでも1-0なら大きな問題ではなかったが、ミドルシュートで痛恨の2点目も失ってしまった。
[試合後]このレベルで2点のビハイドを取り返すのは、かなり厳しい。リバプールとは逆に、インテルはCLには縁がないのかな。退場者が前半のうちに出たのも痛かったが、攻撃がほとんどできないのも厳しかった。現状では、スアソが最も調子が良さそうだったが。。。コルドバの負傷、マテラッツィの出場停止で、最終ラインの選択肢が狭くなった。

■ビッグチャンス
 リバプール: 前半3回 後半7回 =10回
 インテル:  前半0回 後半0回 =0回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 インテル:○コルドバ(カバーリングの早さ、しかしミス後に負傷)、●ビエラ(球離れ悪くミスを誘発)