12月11日(火) チェルシー0 - 0バレンシア(@スカパー)

 チェルシーが、勝つ意欲のないバレンシアを圧倒して決定機を何度も創りながら、スコアレスドローという不思議な結果。

チェルシー
[試合前]グループリーグ1位通過確定済みの消化試合。
 前戦リーグ戦からは6人変更したが、それでもランパードやテリー等の主力も先発させた。ピサーロが久々に先発。リーグ戦で出場停止中のエッシェンは当然先発。負傷明けのGKツェフやフェレイラ(右サイドバック)が先発復帰。そのほか、ベン・ハイムとブリッジも先発。シェフチェンコとピサーロは2トップというより縦並びで、4-2-3-1の布陣に観える。左サイドはカルー。
[試合内容]序盤は相手の不安定な守備を尻目に、攻撃で圧倒してやりたい放題。最終ラインのサイドの裏を突くパターンで守備を崩す場面が目立った。そのパターンで、ライト・フィリップスのパスから右サイドの裏に飛び出したランパードのクロスにシェフチェンコが決定的に飛び込むが、シュートはGKに弾かれた。
 序盤を過ぎると、迫力は半減し、見せ場は減った。前半中頃、左サイドで仕掛けて守備を引き付けたカルーが戻した所をランパードが強烈なシュートを叩くが、これもGKに弾かれた。
 後半の始め及び途中には、次戦を見据えてシェフチェンコとランパードを引っ込めた。並びも、ピサーロを3トップの中央に置いた4-3-3を試したり、またカルーを前線に置いて再びピサーロをトップ下に置いた4-2-3-1の形を試したり。
 その最後の布陣から、ホームで勝つべく再び攻撃が活性化。ブリッジのクロスをカルーがスルーしてピサーロがシュートを放つも、GK正面。FKから、サイドに飛び出したピサーロのヘッドの折り返しにカルーが飛び込んで合わせたが、シュートはバー直撃。また、サイドを突破した途中出場のベレッチのパスを受けたライト・フィリップスのパスからピサーロがゴール前に侵入したが、シュートは今度はポスト。さらに終盤には、ピサーロのパスで中盤を突破した途中出場のJコールが持ち運んでミドルシュートを狙うが、GKに弾かれてポストに逃げられた。
 なぜか1点も取れずにスコアレスドロー。
[試合後]次戦アーセナル戦をどういった布陣で臨むのか、分からなくなった。攻撃的には、シェフチェンコやランパード、Jコールは間違いなく使うだろう。途中出場もなかったシドウェルも出場停止のエッシェンに代えて先発させるのかな?また今回アピールを見せたピサーロは使わないのか?

バレンシア
[試合前]勝てば、他会場の結果次第では3位に入ってUEFAカップに回ることができる。
 やはり4-3-3の布陣に変更していた。前線は、モリエンテスを中央に、ビセンテとビジャが左右に付く形。意外にも、ビセンテが右でビジャが左に入った。中盤には、アルベルダ出場停止のためマルチェナを底に、シルバとサニーが入った。これに伴い、センターバックにはアルビオル。ホアキンが新たに負傷したほか、バラハやカネイラ、アレクシスが負傷中。エドゥやアングーロも?ヒルデブラントは構想外扱いか?
[試合内容]序盤から受け身に入って攻め立てられた。プレスが緩いのは消化試合で致し方ないにしても、最終ラインのコントロールができずに裏を突かれてしまっては、どうしようもない。そのパターンで決定的なものも含め、何度かスクランブル状態に陥った。前線にボールが収まることはほとんどなく、攻撃はできない。
 15分頃からようやく守備は落ち着いたようだが、相変わらず攻撃は可能性を見せない。ラストボールがつながらないどころか、そもそも簡単なミスが多くては攻撃を創れるわけもない。前線の動き出しもほとんどない。昨シーズンまでの好調時を考えると、惨憺たる状態。モチベーションの低下のためか。前半終盤に1度だけ、Pエリア内でのシルバとのワンツーからビジャが大きなチャンスを迎えたが、シュートはGKに弾かれた。
 後半も、守備の緩さが目立つだけ。セットプレーからノーマークで折り返しを許したり、ラストパスを通されたり、中盤を突破されて誰も当たりに行けずにミドルシュートを許したり。結局無失点で済んだのが意外。
 攻撃では、途中出場のアリスメンディ等が終盤にアクセントを付けた程度。
[試合後]欧州戦から完全に敗退。このひどい内容が単なるモチベーションの低さから来るものならいいが、そうでなければ、最悪のチーム状態。新しい攻撃システムは未完成にも程があるし、守備のラインコントロールは相変わらず改善できていない。無理にシーズン途中にシステムを変更しなくても良かったのでは?さらに、この消化試合でビジャが負傷した様子で、泣きっ面に蜂。

■ビッグチャンス
 チェルシー: 前半6回 後半5回 =11回
 バレンシア: 前半1回 後半0回 =1回