12月11日(火) シャルケ3 - 1ローゼンボリ(@スカパー)

 シャルケが、布陣と選手を代えたことで逆に守備のバランスを欠いたローゼンボリに直接対決で快勝、逆転で2位通過に滑り込んだ。
※グループリーグ突破が掛かったチーム同士の直接対決なのに、なぜか生中継なし。

シャルケ
[試合前]ホーム直接対決でしっかり勝てば、逆転でグループリーグ突破を決められる。
 内容の悪かった前戦リーグ戦からは4人も変更。ジョーンズが出場停止のため、中盤にバイラモビッチが先発。そのほか、ハリル・アルティントップに代わってアサモア、ラキティッチに代わってグロスミュラー、クルスタイッチに代わってロドリゲス(センターバック)が、それぞれ先発。これに伴い4-2-3-1の布陣に変更した様子。グロスミュラーがトップ下、アサモアが左、エジルが右にいることが多い。ラキティッチとクルスタイッチは規律違反でベンチからも外された。負傷明けのコビアシビリがベンチ入り。
[試合内容]意外と慎重な入り方。しかし10分過ぎ、Pエリア横のFKから、アサモアが右足アウトで合わせ、早い時間帯で先制することに成功。これで勢い付くと、さらに追加点を求めて攻勢。ゴール前でのパス回しのリズムがよく、今日は得点しやすそう。そのとおり、クラニィとのワンツーからラフィーニャがPエリアに侵入、守備を交わしてシュートを決めて追加点。20分を前にして安全圏内に逃げ込んだと思われた。
 ところがその数分後、普通のクロスに対してベスターマンが軽率にかぶってしまい、フリーな状態でシュートを決められ、1点を返されてしまう。
 これでややリズムを崩しかけたが、前半終盤、グロスミュラーのパスを受けたクラニィがトラップで守備を交わして抜け出し、貴重な3点目を挙げて再び突き放すことに成功。グループリーグ突破に大きく近付いた。直後にもアサモア→クラニィ→グロスミュラーとPエリア内で細かくつないだ決定機もあったが、これはGKに詰められた。
 後半は、守備のバランスを重視して無理に攻撃を仕掛けず、試合をコントロール。カウンターからシュートを狙うくらい。エジルのくさびをクラニィがワンタッチではたいてグロスミュラーに渡る決定機はあったが、切り返しのシュートはブロックされた。中盤のチェックは怠ることなく相手にペースを明け渡さず、無事に勝利。
[試合後]結局ローゼンボリ相手だけに勝利してグループリーグを突破。得点できたのも、結果的にローゼンボリ戦の2試合のみ。バレンシアの大失速といい、間違いなくグループ分けに恵まれた。他の2チームの敗退と合わせ、ドイツ勢のチーム力の低下を感じざるを得ない。

ローゼンボリ
[試合前]グループ2位をキープして通過を決めるためには、引き分け以上が必要(負けてもUEFAカップへ回る権利あり)。前節から公式戦なく、疲労はなくても試合勘で不利。
 惨敗の前節から布陣をいじった。トラオレに代えてテテイを左サイドに回し、リセトを中盤の底に上げた。空いたセンターバックにはバスマが先発。左サイドバックもドルシンではなく(移籍問題?)ストラン。中盤ダイアモンド型の4-4-2の布陣のまま。
[試合内容]一応守備的にカウンター狙いかな?しかし、ストールが安易にタックルして与えたFKからゴール前にボールを入れられると、これをクリアできずに決められ、あっけなく先制点を失って敗退の危機に追い込まれた。
 また、いじった最終ラインを含めて守備がもろい。相手のパスワークや個人技で簡単に交わされ、危険なエリアに入り込まれてしまう。そして、バスマが交わされてワンツーの成立を許すと、テテイのマークは遅れ、さらにクバルメも切り返しで交わされてシュートを許し、痛い追加点を失った。
 攻撃はパスを細かくつないで守備を崩すパターンが中心。その流れからから、テテイのクロスをPエリア内で受けたコネがシュートを決め、5分と経たずに1点を返すことに成功、グループリーグ突破の権利を取り戻す可能性が出て来た。
 しかし、やはり守備がもたない。前半終盤、バスマが交わされてしまってフリーでシュートを許し、再びリードを広げられた。その直後にもPエリア内でパスを回されて決定機を許し、守備の不安感が募る。そのため、リセトをセンターバックに、テテイを中盤の底にそれぞれ戻したが、時すでに遅しの感。
 後半からは少し積極的な意識を見せたが、バレンシアのようには簡単にパスをつながせてもらえず、ペースすら握れない。相手が守備のバランスを整えたため、カウンターもできない。選手交代も同ポジションのみで、それ以外に攻撃的なオプションを持っていない様子。終盤はパスをつなぐことも困難になって攻め手すらなくなり。完全に力負け。
[試合後]布陣変更が完全に裏目。チェルシー戦の惨敗がトラウマになったのかなぁ?グループ内をかき回したものの、結局は下馬評どおり敗退。3位でUEFAカップに回る権利は手に入れた。所詮は不調のバレンシア戦の2勝と不調時のチェルシー戦の引き分けのみで、突破できるようなレベルにないことは間違いない。

■ビッグチャンス
 シャルケ:   前半7回 後半2回 =9回
 ローゼンボリ: 前半2回 後半1回 =3回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 シャルケ:○クラニィ(特に前半、ゴール前のパスワークと、交わすテクニック)
 ローゼンボリ:●バスマ(特に前半のセンターバック時、簡単に交わされる)