12月12日(水) ローマ1 - 1マンチェスターU(@スカパー)

(マンチェスターUの布陣)

       ルーニー     サア

ナニ  キャリック  フレッチャー  イーグルス

オシェイ  エバンズ    ピケ    シンプソン

          クシュチャク

 「ヤング」マンチェスターUが、後半途中からほぼベストメンバーを出したローマに追い付かれたものの、消化試合も引き分けには持ち込んだ。
※両チームにとって消化試合なのに、なぜか生中継。

ローマ
[試合前]グループリーグ2位通過確定済みの消化試合。
 主力と控えの混成メンバー。主力では、トッティ、マンシーニ、タッデイ(トップ下)、ピサーロ、メクセス、ドーニを先発させた。起用機会の少ないエスポージト(右サイド)、シシーニョ(右サイドバック)、フェラーリも先発。若手では、アントゥネス(左サイドバック)、バルッソ(ボランチ)を先発させた。
[試合内容]昨シーズン及び第2節の借りを返すために攻撃的に圧倒すると思われたが、エンジンの掛かりが遅く、前半途中までは逆に自陣に押し込まれる時間帯が続いた。つなぎのパスを自陣で相手に引っ掛けてしまうパターンが多く、ゴール前から脱出できない。8分頃のカウンターまで攻撃ができなかった。ようやく20分頃から押し込む時間帯ができて、ややペースを握り始めた。やはりトッティにボールが入った時は、攻撃が活性化する。シシーニョのクロスからエスポージトが守備の間に入ってフリーでヘッドを合わせたが、枠を外してしまう。
 ところが、CKからマークを完全に外してヘッドを許してしまい、結局は先制点を失った。
 シシーニョのパスがゴール前のトッティに入るも打てず(オフサイドだったはず)、こぼれ球を拾ったマンシーニのシュートはバー直撃、跳ね返りに詰めたエスポージトのヘッドは外れ。前半終盤には、アントゥネスのクロスに合わせたマンシーニのシュートは好セーブに阻まれた。前半同様の緩い立ち上がりをした後半には、CKのこぼれ球からバルッソがミドルシュートを叩くが、わずかに外れた。
 後半60分過ぎには、ホームのプライドを掛けてブチニッチとジュリを投入、ほぼベストメンバーの布陣に。さすがにパスの展開が速くなり、攻撃のダイナミズムも高まった。特にブチニッチの投入は、前線でよく仕掛けて大きなアクセントを付けた。すると、速い展開から守備を引き付けたブチニッチのパスを受けたマンシーニが切り返しからシュートを決め、同点に追い付くことに成功。
 さらに逆転を狙って、攻め立てる。こぼれ球を叩いたブチニッチのシュートは惜しくもポスト。終盤にブチニッチのパスからアントゥネスが抜け出した決定機は、シュートがGK正面。ロスタイムにはこぼれ球から至近距離の決定機もあったが、ブチニッチがシュートを外した。惜しくも逆転ならず。
[試合後]トッティと共存しても、ブチニッチの存在感が出て来たのは大きい。若手では、積極的な攻め上がりを見せたアントゥネスはアピールできたかな。

マンチェスターU
[試合前]5連勝でグループリーグ1位通過確定済みの消化試合。
 予想通り控えと若手を中心としたメンバーで、ほとんどの主力はベンチにも入っていない。それでもルーニーは先発していた。ブラウンとドン・ファンジョ以外のベンチメンバーは名も知らぬ。
[試合内容]意外にも序盤は押し込むことができた。こぼれ球をキャリックやフレッチャーが積極的に拾いまくって、波状攻撃の形。とはいえ、大きなチャンスには至らない。
 相手の時間帯に変わると、さすがに守備の甘さが目立ち始め、ラストボールやシュートを許してしまう。クロスから両センターバックの間に入られて決定的な形も創られていた。
 しかし逆に、それまでほとんど合っていなかったCKから、ピケがヘッドで合わせ、先制することができてしまった。
 後半も序盤はまたペース。トッティをピケがよく押さえ込んで、相手の攻撃の起点をつぶしていた印象。CKにニアで合わせたキャリックのシュートは惜しくもブロックされた。またカウンターから、ナニのパスからイーグルスが最終ラインの裏を突いて飛び込んだが、シュートはもう一歩ミートせずに外れ。後半中頃には、ルーニーのパスからサアが抜け出す決定機もあったが、決めてくれない。
 後半途中に相手がベストメンバーを揃えると、さすがに攻め立てられた。速い展開から途中出場のブラウンがシュートを許し、とうとう同点に追い付かれた。その後も決定機を含めてチャンスを創られる場面もあったが、相手の決定力の低さにも助けられ、辛うじて逆転は免れた。終盤にナニが仕掛けて放ったシュートはGK正面。
 消化試合ながら、思っていた以上に健闘した内容で、引き分け。
[試合後]無名の選手の出場はなかった。大きく存在感をアピールできた選手は、いなかったかな。

■ビッグチャンス
 ローマ:      前半4回 後半7回 =11回
 マンチェスターU: 前半2回 後半6回 =8回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 ローマ:●バルッソ(パスミス等でリズムを壊す)、●エスポージト(サイドを突破できない)、○ブチニッチ(途中出場ながらその後の多くのチャンスに絡んだ。決定力だけが足りない。)