12月11日(火) マルセイユ0 - 4リバプール(@スカパー)

 直前のリーグ戦を捨てた甲斐あって、リバプールが、開始早々の先制点で試合を完全に制圧、マルセイユの攻撃はほぼ完全に封じ込め、完勝でグループリーグ突破を決めた。

マルセイユ
[試合前]ホームで勝てば文句なしにグループリーグ突破が決まり、他会場の結果によっては引き分けでも可。
 4-2-3-1の布陣。負傷明けのナスリはベンチ止まりで、バルブエナがトップ下、左サイドにはジアニが入った。左サイドバックは攻撃的なタイウォ。キャラッソは負傷中。
[試合内容]勢いよく攻撃的に立ち上がったと思ったら、あっけなく最終ラインの裏に走り込まれて、戻ったジベのタックル間に合わずにPKを与え、先制点を取られていきなり敗退の危機に追い込まれた。さらに落ち着かない間に、Pエリア付近で相手に前を向かせると、サナもロドリゲスも交わされてしまってPエリアに侵入され、追加点まで失った。
 その後にようやく攻勢を掛けられるようになったが、パスがかみ合わずに相手の分厚い守備に引っ掛かり、チャンスが創れない。前半中頃に1回だけ、ジアニのパスからバルブエナが最終ラインの裏に抜け出したが、GKに飛び出されてシュートにも持ち込めず。この場面のようにパスで裏を狙う攻撃をもっと狙って欲しかった。前半30分過ぎには早くもナスリを投入。
 逆に守備の方でも苦しみ、ボールを失ってからの速い展開でゴール前に迫られ、ピンチの方が多かった。トーレスの個人技やスピードへの対応にも手こずっている。
 後半からシセを投入して2トップと攻め手を増やしたが、その途端に、GKマンダンダのクリアを拾われてラストパスを許すと、ロドリゲスがマークを外していて(タイウォが中に絞っておくべきだった?)フリーでゴール前で相手に受けさせてしまい、絶望的な3点目を食らってしまった。
 戦意喪失しかかっていながらも反撃をしていたが、精度や工夫がまるで観えず、チャンスらしいチャンスが創れず、際どいシュートを放つこともできない。中盤で相手のチェックに苦しみ、パスの出し所に詰まる場面も少なくない。なにもさせてもらえずに無得点。
 逆にロスタイム、ラインの裏にパスを出されると、途中出場のファティが相手に振り切られ、4点目まで失った。直後には集中が切れた最終ラインのパスミスからシュートを食らう有様。
 ホームの、しかもよりによって大事な試合で、まさかの惨敗。
[試合後]せっかく2連勝で入りながら、その後の4戦で勝ち点を1つしか加えられず、敗退。よく考えれば、第2節のアウェイでのリバプール戦でうまいこと勝ち点3を取れてしまったため、上に上がる可能性が出てしまっただけのような気もする。攻守ともに特段秀でていたわけではないし。なお、ベシクタシュも敗れたため、3位でUEFAカップに回ることはできた。

リバプール
[試合前]こちらも、勝てばグループリーグ突破が決まり、他会場の結果によっては引き分けでも可。
 前戦リーグ戦からは4人変更。温存したカイト、ベナユン、キューウェル(途中出場)、ヒーピア(途中出場)が先発。軽傷のあったトーレスは間に合った。通常の4-4-2の布陣。ボロニンとシソコは外れた。
[試合内容]開始早々、トーレスのパスから追い越したジェラードがラインの裏へ抜け出すことに成功、Pエリア内で倒されてPK獲得、早くも先制に成功。さらに10分頃には、キューウェルのパスを受けたトーレスが守備を突破してゴール前に侵入、シュートも決めて大きな追加点も挙げた。
 この後は攻撃のペースを緩め、守備の意識を増した。中盤のチェックは怠ることなく、相手の攻撃はほぼ完全にふさいだ。前半中頃に最終ラインの裏にパスで抜け出される場面があったが、このパターンだけは危険な匂い。
 他方、守備を固めた上で速い展開から攻撃を狙う意識もあり、トーレスの個人技等でチャンスもそれなりに創れている。そして後半序盤、相手のクリアを拾ったキューウェルのパスからカイトがフリーでゴール前に入ることに成功、駄目押しのシュートを決めた。
 その後も中盤から守備の隙を見せずに相手の攻撃を封じ込め、ほぼ危なげなく試合を進めた。ロスタイムには、途中出場のアウレリオのパスから同じく途中出場のバベルが守備の裏を突くことに成功、守備とGKを振り切って4点目も決めた。
 意外なほどあっけなく、完勝。
[試合後]最初の3試合につまづいておきながら、残り3試合連勝でグループリーグ突破を決めた。第2節のホームでのマルセイユ戦の敗戦が余計で、グループ内をかき回しただけ。ポルトも勝ったため、2位での通過。

■ビッグチャンス
 マルセイユ: 前半1回 後半0回 =1回
 リバプール: 前半6回 後半3回 =9回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 マルセイユ:●ロドリゲス(トーレスへの対応等)
 リバプール:○トーレス(ドリブルとスピードで脅威)