11月28日(水) リバプール4 - 1ポルト(@スカパー)

 リバプールが、ポルトを圧倒しながら追い付かれてリズムを失う不安定な試合運びだったものの、最後は突き放して結果として快勝。

リバプール
[試合前]ホームで引き分けてしまうと、他会場の結果によっては屈辱の敗退が決まってしまう状況で、勝利しか許されない。前戦リーグ戦からは4人変更。温存したボロニン、マスチェラーノ、バベル、負傷明けのベナユンが先発、カイト等はベンチに。
[試合内容]モチベーションの高さから、出足よくプレスを厳しく掛け、ペースを握った。ベナユンやジェラードを中心とした速いパス回しで攻撃のリズムが高く、また守備への切り替えやボールへの寄せは早く、相手を圧倒する勢いを見せた。セットプレーからではあったが、CKにトーレスがヘッドで合わせ、流れどおりにしっかり先制点を確保。
 その後も相手にチャンスらしいチャンスを与えず、いつ追加点を奪うかに焦点が絞られていた。ところが、最初に与えたチャンスで失点してしまう。サイドでマスチェラーノが競り負けてクロスを許すと、中のアルベロアもクリアをかぶってしまい、ヘッドを決められた。すると途端にリズムを崩し、ミスを連発。失点直後にはヒーピアのパスミスから決定機まで創られる有様。攻撃でもリズムが悪くなり、パスが合わなくなってチャンスの可能性が減ってしまった。
 それでも後半中頃からは、波状攻撃で畳み掛け、シュートを連発。そして、途中出場のキューウェルのパスからトーレスが巧みなトラップから抜け出すことに成功、何とか勝ち越すことができた。すると直後には、ゴール前に放り込んだFKから相手が勝手にハンドを犯してくれてPK獲得、追加点が舞い込んだ。さらに終盤のCKからは、ゴール前で途中出場のクラウチがヘッドで合わせ、4点目も取れた。
 安定しない試合運びながら、結果として快勝。
[試合後]生き残って、最終節のマルセイユとの直接対決へ。

ポルト
[試合前]引き分ければ自力でグループリーグ突破を決められる状況。ルチョ・ゴンザレスが負傷から復帰していた。3トップの左にはセクティウィではなくマリアーノ・ゴンザレス、中盤にはラウル・メイレレスではなくカジミエルチャク、左サイドバックにはフシレではなくツェフが、それぞれ入った。週末の重要なリーグ戦・ベンフィカ戦を意識?
[試合内容]極端に守備的ではないが、さすがに積極的とは言いがたい姿勢。相手の厳しいプレスに負けて攻撃が創れず、また相手の速いパスワークに守備が振り回され、耐える時間帯が続いた。そして前半中頃、CKからヘッドを許してしまい、前回対戦と同様にセットプレーから失点を喫した。
 その後も相手の早いチェックに攻撃の芽がなかなか出て来なかったが、カジミエルチャクがサイドで粘ってクロスを上げると、これにLロペスがヘッドで合わせ、1チャンスで同点に追い付くことに成功。さらにその直後にも、相手のプレゼントパスをもらったルチョ・ゴンザレスのパスからLロペスが抜け出す決定機もあったが、このシュートは外してしまう。しかし、この同点が好影響をもたらし、出足が早くなって守備も積極的になった。そのおかげで、後半途中までは予定通りの展開。レギュラーのラウル・メイレレスやセクティウィを途中出場させ、試合を閉める手はずだった。
 しかし後半中頃からクリアミスやパスミスが増え始め、波状攻撃を食らうようになる一方、攻撃の時間が取れず、徐々に苦しい状態に。すると残り10数分というところで、ステパノフが1対1で入れ替わられてしまってシュートを許し、再び勝ち越されてしまう。さらにその直後には、ゴール前に放り込まれたFKに対し、またもステパノフが手を出してしまって当然PK、必要のない失点でリードを広げられて勝負あり。終盤には、またCKからヘッドを許してもう1失点。
 防げた失点も多かったが、結果としては相手の攻撃に耐え切れず、妥当な敗戦か。
[試合後]それでも、ホームの最終節で負けなければ、問題なくグループリーグ突破は可能。

■ビッグチャンス
 リバプール: 前半5回 後半6回 =11回
 ポルト:   前半2回 後半0回 =2回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 リバプール:○ベナユン(パスでリズムを生み出した)、●ヒーピア(危険なパスミス、裏を取られそう)
 ポルト:○クァレスマ(ほとんどボールを失わない、確実にクロス等に結びつける)、●ステパノフ(危険なパスミス、理解しがたいバレーボール・ハンド)、●ブルーノ・アウベス(パスミス多い)