11月27日(火) インテル3 - 0フェネルバフチェ(@スカパー)

 インテルが、巧みなフェネルバフチェに苦しめられたものの、後半に先制点を取ってからはリズムを取り戻し、結果として快勝、グループリーグ突破を決めた。

インテル
[試合前]勝てば1位でのグループリーグ突破が決まる状況。第1節のアウェイでの雪辱も晴らしたいところ。前戦リーグ戦からは3人変更。温存したイブラヒモビッチが先発、引き続きのクルスと2トップ。スタンコビッチが負傷から先発復帰し中盤に。キブも中盤センターに上がって左サイドバックはマクスウェルが先発。開始当初はスタンコビッチがトップ下に入った4-3-1-2の布陣に見えたが、前半途中からスタンコビッチは左サイドに入って4-4-2の布陣になった様子。なお、ブルディッソはまだ出場停止。
[試合内容]相手の巧みなテクニックやパスワークに手を焼き、ペースを完全に握ることができなかった。攻撃はタイトな守備に抑えられてしまい、リズムが上がらずチャンスが少ない。他方でプレスが緩く、相手にゴール前に迫ることを許す場面は少なくない。際どいシュートこそほとんど許してはいないが、クロスやパス交換で崩されそうな場面はあり、簡単な試合になりそうにない。
 チャンスがないことはなかったが、悪い流れが影響したか、シュートが決まらない。サネッティのクロスからスタンコビッチが守備の前に入ってヘッドを合わせたが、枠の外。イブラヒモビッチのパスをクルスがつないでキブが抜け出しかかるが、守備に寄せられてシュートもできず。また、(クルス?)のクロスをカンビアッソがヘッドでつないだチャンスも、スタンコビッチがシュートを大きく外してしまう。
 それでも、前半終盤からは攻め込んでシュートを放つ回数は増えていた。そして後半序盤、カウンターから際どいシュートを許した直後、カンビアッソのパスでサイドに抜け出したマクスウェルが速いグラウンダーのクロスを入れると、相手守備のクリアが詰めたクルスに当たって入り、ようやく先制点をこじ開けることに成功。
 これで流れは一変し、攻撃のリズムを取り戻した。後半中頃には、キブのクロスをゴール前で受けたイブラヒモビッチが至近距離でシュートを叩き込み、大きな追加点。余裕ができて、起用機会のほとんどなかったヒメネスやリハビリ中のマテラッツィを途中出場させることができた。終盤のヒメネスのパスから抜け出した途中出場のスアソは、決定機を決められず。ロスタイムには、カンビアッソが相手ゴール前でプレスを掛けてボールを奪うと、クルスのパスからヒメネスが駄目押し点を決めた。
 先制点で流れを変え、結果として快勝。
[試合後]2位との直接対決を制し、1位でのグループリーグ突破を決定。過密日程の中、最終節を完全な消化試合とすることができた。ちなみに、イブラヒモビッチとサムエルが最終節は出場停止(おそらく意図的に時間稼ぎでイエローをもらっただろう)。今回もエンジンが掛かるのが遅かった。

フェネルバフチェ
[試合前]勝てばグループリーグ突破を決められる状況ではある。セミッヒ1トップにアレックスをトップ下に付けた、4-4-1-1の布陣かな。前節からはデイビッヂとルガーノが出場停止から復帰。中盤のデニズは負傷?ケジュマンは引き続き負傷中。
[試合内容]開始早々にシュートに持ち込む形を創り、自信を持って試合に入ることに成功。守備的な印象なく、攻撃を仕掛ける場面も少なくない。ワンタッチパスやワンツー、アーリークロスとアイデアのある攻撃も観られ、際どいシュートにこそなかなか持ち込めないが、十分にチャンスが生まれそうな気配は漂わせていた。後半序盤には、カウンターからアレックスが切り返しから守備を外してシュートを放つが、わずかに外れ。
 守備のマークはタイトで、最終ラインも集中を保ち、相手に自由に攻撃させることは少なかった。パスワーク等で崩されて際どい場面は何度かあったが、失点は免れていた。
 しかし後半序盤、サイドに展開されて速いクロスを入れられると、エドゥが相手に前に入られた上に無理にクリアしようとして失敗、クリアボールがその相手に当たって入ってしまい、先制点を失った。さらに後半中頃、クロスをなぜかゴール前で受けさせてしまい、至近距離からシュートを決められ、リードを広げられた。
 これで意気消沈がやや感じられ、それまでの前向きな攻撃は減ってしまった。細かいミスも出始めた。ロスタイムには、セルチュクがゴール前でボールを失った所からチャンスを創られ、要らない3失点目まで献上。
 途中まで互角に近く渡り合っていたのに、最終的には突き放されて敗れた。
[試合後]PSVがまさか勝ってしまったため、今節でグループリーグ突破は決まらず。それでも、モチベーションのないCSKAモスクワ相手のホームでの最終節に勝てば、決めることができる。とはいえ、3位のPSVも最終節は消化試合のインテルをホームに迎えるため、勝たないと危険というプレッシャーは掛かりそう。
 もっと相手に脅威を与えられる本格的なストライカーがいないのが、弱点かな(ケジュマンでは役不足?)。

■ビッグチャンス
 インテル:     前半3回 後半7回 =10回
 フェネルバフチェ: 前半1回 後半2回 =3回