11月27日(火) リヨン2 - 2バルセロナ(@スカパー)

(バルセロナの布陣)

イニエスタ       ボージャン      メッシ

    グジョンセン          チャビ
             トゥレ

アビダル  Gミリート  プジョル  ザンブロッタ

          ビクトル・バルデス

 バルセロナが、2度のリードを守り切れずにリヨンに追い付かれたものの、予定の範囲内の引き分けでグループリーグ突破を決定。

リヨン
[試合前]負けてしまうと他会場の結果次第では敗退が決まってしまう、瀬戸際に近い状況。ベンゼマが新たに負傷してしまい、フレッジが3トップの真ん中で先発。トゥラランは負傷から復帰しており、ファビオ・サントスとともに守備的にダブル・ボランチを形成した様子。クリスやクペは引き続き負傷中。
[試合内容]なぜか積極的にボールを奪いに行かず、慎重に引き気味な立ち上がり。守備的にリアクション狙いと思われたが、逆に中盤でボールを奪われてカウンターを食らってしまい、あっけなく先制点を失った。しかしすぐに、ジュニーニョが遠目のFKをゴール前に送り込むと、誰も触れなかったもののそのままゴールイン(オフサイドの位置にいたフレッジがGKを翻弄したようにも観えた)、幸運にも同点に追い付いた。
 その後もしばらく引き気味の姿勢は変わらず、相手にかなり自由にパス回しを許していた。クロスをPエリア内で受けさせてしまう場面もあり、際どい守備。
 それでも、相手のパスミスから決定機をもらったあたりから、徐々に攻撃は活性化。フレッジ等のプレスでパスミスを誘ってFサントスが抜け出したが、シュートはGK正面に放ってしまった。特に左サイドのグロッソにゴブ又はベナルファが絡んで数的に優位な状況を作り出し、チャンスを創りそうな気配。合わせて、徐々にプレスの位置も高くなった印象。前半中頃には、(フレッジ?)のパスでゴブが抜け出した決定機も創ったが、飛び出したGKに止められ、そのこぼれ球を拾ったジュニーニョのシュートもゴール手前でクリアされた。
 しかしその後は、チャンスが創れそうで創れず、こう着状態。守備は序盤と比べてかなり厳しく対応するようになり、危ない場面は減っていた。ところが後半、Pエリア内にパスを入れられた所でスキラッチが引っ掛けてしまいPK献上、再びリードを奪われてしまう。途端に守備のバランスを崩し、さらなる失点のピンチも発生。攻めても相手の守備を崩せず、焦る展開に。
 それでも、Pエリア内で途中出場のケイタが仕掛けると、引っ掛けてくれてPKのお返しをもらい、何とか同点に持ち込んだ。しかし残りの10分間は、再びリアクションに逆戻り。引き分けで満足して終了。
[試合後]消極的な試合運びは、リヨンらしくない。一応生き残ることには成功したが、アイブロックスで勝つ自信があるのだろうか。

バルセロナ
[試合前]少なくても引き分け以上で(負けても点差次第で)グループリーグ突破を決定できる状況。前戦リーグ戦からは1人だけ変更。アンリが負傷し、前戦得点を記録したボージャンが先発に抜擢された。コンディションの整わないロナウジーニョはベンチ止まり。引き続きイニエスタが3トップの左に入り、グジョンセンが中盤で先発。古巣相手のアビダルも先発。
[試合内容]相手が消極的だったため、立ち上がりはペースを握ることができた。逆に引かれた守備に苦労するかと思われたが、中盤で囲んでボールを奪ってからのカウンターが決まり、メッシのパスを受けたボージャンの絶妙な折り返しからイニエスタがシュートを決め、あっさり先制点を奪うことに成功した。
 ところが、セットプレーの対応がまるで不十分。FKからゴール前に放り込まれると、フリーの選手を作った上にクリアできず、翻弄されてそのまま入ってしまい、あっけなく同点に追い付かれた。さらに、ゴール前でプレスを掛けられてザンブロッタがパスミスを犯した決定的なピンチも。
 それでもまだペースは握り、プレスもまずまず掛かっていた。メッシのクロスを受けたグジョンセンが戻した所をトゥレがミドルシュートを狙うが、好セーブに阻まれた。しかし、徐々に相手の守備が厳しさを取り戻し始めると、パスは回しても攻めあぐね、むしろ相手にペースを明け渡すようになった。パス回しで崩された決定機まで創られた。
 ところが後半、ボールをキープしてためを作ったボージャンのパスを受けたメッシがPエリア内で倒され(放送のスイッチングが悪く正確な状況が飲み込めない)、何とかPKで再び勝ち越すことに成功。これで余裕ができると、途端にチャンスが生まれるように。メッシの折り返しからグジョンセンはシュートを外した。また、イニエスタのマイナスの折り返しからのチャンスも、グジョンセンのシュートはGKに弾かれた。
 中央の守備は集中し、特に後半はほとんどピンチを迎えていなかった。しかし、Pエリア内で仕掛けられたアビダルが不用意に足を出して引っ掛けてしまいPKをお返し、また同点に追い付かれた。それでもグループリーグ突破の条件には十分なこともあって、無理せずに引き分けで終わらせた。
[試合後]ヘタフェのようにリヨンが最初からプレスを積極的に掛けて来なかったのは、ラッキーだった。1試合を残してグループリーグ突破は決定。レンジャーズが負けてくれたため、1位通過も決定。

■ビッグチャンス
 リヨン:   前半4回 後半1回 =5回
 バルセロナ: 前半3回 後半4回 =7回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 リヨン:○グロッソ(特に前半、積極的な攻撃参加)
 バルセロナ:○イニエスタ(ボールを奪われない)、●グジョンセン(リズムが周りと合わない)、●ボージャン(フィジカルで負け、得点の場面2つ以外は消えていた)