11月6日(火) ラツィオ2 - 1ベルダー・ブレーメン(@スカパー)

 ラツィオが、圧倒的にチャンスを創りながら決定力を欠いたものの、後半にPK等で得点してブレーメンに競り勝った。

ラツィオ
[試合前]セリエAで3連敗中のホームで今季CL初勝利を挙げないと、グループリーグ突破はほぼ絶望的となる状況。前戦リーグ戦からは3人変更。トップ下にメグニ、中盤にムディンガイ、右サイドバックに負傷明けのベーラミが先発。マキンワが引き続き先発したところを見ると、パンデフは負傷中らしい。その他、マウリ、デル・ネーロ、シビーリア、ディアキテが負傷中。予想とは異なり、ロッキを1トップにして、マキンワが右サイドを埋め、レデスマとムディンガイのダブル・ボランチぽい、4-2-3-1の布陣かな。
[試合内容]やはり攻守にわたって積極的。中盤を厚めにしてプレスを掛けた。ボールを完全には支配しないものの、手数を掛けずに前へ前へとボールを送り込み、速い攻撃でチャンスが創れていた。実際、前半途中まで先制できそうな場面がいくつもあったが、誰も決めてくれない。
 相手ゴール前でボールを奪ったメグニのパスからロッキが抜け出すが、シュートは外す。FKの流れからレデスマのアーリークロスにステンダルドがフリーでヘッドを叩くが、GK正面。囲まれながらメグニの出したパスをロッキがつないでザウリがフリーでシュートを放つが、これは好セーブに阻まれた。スローインを受けてサイドに運んだマキンワの折り返しを受けたメグニは、シュートを外す。さらに、レデスマのダイレクトパスからマキンワが完全に抜け出した決定機もあったのに、シュートをGK正面に飛ばしてしまう。
 すると後半序盤、ムタレッリがボールを奪われて決定的なパスを出され、途中出場のデ・シルベストリが後ろからファウルで止めてしまったが、一発退場ではなく命拾い。逆にその直後、ムタレッリのパスから走り込んだメグニが倒されてPK獲得。ロッキはいったんはGKに読まれて止められたものの、残ったこぼれ球をGKに確保される前に押し込み、何とか先制点を確保。
 その後は、相手の反撃をことごとくファウルでつぶしに掛かった。ゴール前の絶好の位置でもファウルをためらわず、紙一重の守備。それでも後半中頃、メグニが相手に囲まれながらもうまいボールコントロールで突破して長いラストパス、これを受けたロッキが貴重な追加点を挙げた。
 さらに必死に守備を重ね、決定機を与えていなかった。しかし終盤、FKでボールを放り込まれてクリバリが安易に相手を引っ張り倒してしまい、PKで1点を返させてしまう。しかも、クリバリは2枚目のイエローで退場。それでも5分間のロスタイムをしのぎ切り、ようやく勝利にこぎつけた。
[試合後]グループリーグ突破の可能性が復活。次節同勝ち点のオリンピアコスとのホーム直接対決が、正念場でもあり、突破を決める可能性のあるチャンス。ただし、ザウリまで負傷しクリバリが出場停止で、最終ラインが不安。

ブレーメン
[試合前]可能性を上げるためには、アウェイでも勝ち点3が必要。サノゴは負傷中でアルメイダとローゼンボリの2トップ。負傷のフリングスに代わって中盤の底にはバウマン。ウォメ戻らず左サイドバックは引き続きパサネン。中盤の右サイドにはアンドレアセンが入った。
[試合内容]相手の勢いに押され、受身になってしまった。中盤ではプレスを掛けられて攻撃を創ることができず、パスを回す位置がかなり低い。ジエゴも下がってしまって攻撃のリズムが出ない。いきおい、中盤を飛ばして前線に長いボールを放り込むパターンが増え、チャンスが創れない。カウンターの方が可能性が高いかも。
 他方で相手の速い攻撃にさらされ、特に前半途中まではピンチの連続。ナウドがゴール前でボールを奪われたり、クロスからメルテザッカーがマークを見失ったり、最終ラインが裏を取られたりして、決定的なピンチもあったが、幸運にも無失点で前半を折り返し。
 すると後半序盤、相手陣内でボールを奪い、ジエゴの一発パスでローゼンベリが抜け出す絶好機が訪れたが、PK一歩手前でファウルで止められてしまう。しかも退場者のない、無情な判定。流れを変えるきっかけを失った。逆にその直後、Pエリア内に走り込まれてナウドが倒してしまい、PKでついに先制点を与えてしまう。
 ようやくその後は攻勢を強めたが、決定機までは創らせてもらえない。FK等セットプレーはいくつももらったが、ナウドの強烈なシュートがGK正面等、生かすことができない。逆に、中盤で囲みながら突破を許してパスを出させてしまうと、GKビーゼが飛び出さずに相手に通ってしまい、追加点を決められてしまう。
 それでも終盤、FKからメルテザッカーが倒されてPKで1点差に戻すことはできた。さらに相手に退場者が出て有利な状況にはなったが、ナウドも前線に上げたパワープレーは実らない。最後はスローインの判定に抗議したジエゴが2枚目のイエローで退場し(1枚目も抗議?)、最悪の結末で敗れた。
[試合後]残り2試合を考えると、グループリーグ突破はかなり絶望的。ホームとはいえ、ジエゴを欠いてRマドリードに勝てるだろうか?なお、バウマンまでも負傷。

■ビッグチャンス
 ラツィオ:  前半6回 後半3回 =9回(後半60分以降2回)
 ブレーメン: 前半1回 後半7回 =8回(後半60分以降5回)

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 ラツィオ:○メグニ(やっと本領発揮のテクニック、パス、前線との絡み)