11月7日(水) バルセロナ2 - 0レンジャーズ(@スカパー)

(バルセロナの布陣)

ロナウジーニョ     アンリ     メッシ

   イニエスタ           チャビ
             トゥレ

アビダル  Gミリート  テュラム  プジョル

          ビクトル・バルデス

 守備意識も高かったバルセロナが、ホームならレンジャーズを寄せ付けず、完勝。

バルセロナ
[試合前]ホームでしっかり勝てば、他会場の結果によってはグループリーグ突破が決まる状況。前戦リーグ戦から最終ラインを変更。再負傷したザンブロッタに代わってプジョルを右サイドバックに回し、センターバックはテュラムマルケスとGミリート。マルケスは直前にまた負傷したらしい。その他、エトー、デコ、エジミウソンも負傷中。
[試合内容]もちろんボールを支配し、意外にも早い時間帯で先制できた。ロナウジーニョのサイドチェンジをフリーのメッシがヘッドで折り返すと(シュートかも)、詰めたアンリは押し込めなかったが、ポストに当たった跳ね返りがアンリに当たって入った。
 その後も、引き続きペースを握り続けた。ロナウジーニョを起点とした攻撃が多い。自ら仕掛けて打開することはほとんどないが、先制時のようなサイドチェンジやパスで攻撃を創ることができている。しかし、かなり慎重な試合運びで、追加点を取る意識はあまり高くなさそうな印象。逆に守備の意識は高く、ボールを失った後の守備への切り替えが早く、相手のカウンターはほとんど許していない。それでも前半終盤、メッシとのワンツーでロナウジーニョが抜け出し、そのシュートは決められなかったものの、セーブされたこぼれ球をメッシが押し込み、大きな追加点が効果的な時間帯で入った。
 後半もペースを明け渡さず。むしろ攻撃の意識は高まった印象も。チャビのパスを受けたメッシが1人交わして決定機を創るが、シュートはGKに止められた。また、チャビのパスでPエリア内に抜け出したアンリはメッシに渡したが、メッシはシュートミス。終盤には、途中出場のボージャンが何度かサイドをえぐったりして見せ場を作ったが、後半は得点できず。
 守備の意識は最後まで保ち、ほとんど危ない場面はなかった。ロスタイムにようやくフリーでシュートを打たれたくらい。文句なしの快勝。
[試合後]次戦のアウェイ・リヨン戦は難しい試合になるだろうが、最終節のホーム・シュトゥットガルト戦があるので、グループリーグ突破は問題ないだろう。また、まずまず活躍したことで、ロナウジーニョに対するサポーターの反応はやや改善した様子。イニエスタがいったん負傷したように見えたが、さらに20分程度プレーをしたのが気がかり。

レンジャーズ
[試合前]勝つことができれば、他会場の結果によってはグループリーグ突破が決まる状況にはある。引き続きクザン1トップの4-1-4-1の布陣。トムソンは出場停止だが、負傷から復帰したエムダニが中盤の底に入った。右サイドは、ノボではなくビーズリー。
[試合内容]前節と同じく、明らかに引き分け狙いで、ゴール前を固めた。しかし早くも序盤、サイドチェンジからフリーで折り返しを許し(パパチが中に絞りすぎ?)、先制点を奪われて目算が狂った。
 これでやや前に出る意識が出たが、中盤の守備網に引っ掛かって前線にボールが入らない。ロングボールでならクザンは勝てそうだが、フォローなくセカンドボールが拾えない。カウンターをしたくても、相手の前線からの守備に遭って、すぐに下げさせられてしまう。
 他方で守備の寄せは、これまで観た試合と比べてやや甘い印象で、これではボールを奪えない。パスを回されてチャンスも創られてしまう。後半【訂正:前半】終盤には、ワンツーでPエリアに侵入されて決定的なシュートを打たれ、とうとう追加点を失った。
 後半も流れを変えることができず、反撃の機会が訪れない一方で決定的なものも含めて際どいシュートを打たれてしまう。後半途中で2トップに変更し、さらにノボを投入したあたりから、ようやくカウンターの形も一応でき始めたが、シュートに結びつかない。途中出場のダルシュビーユの孤軍奮闘のボール運びだけが目立つ。後半は失点を免れたものの、ロスタイムのパパチのクロスからノボのボレーシュートも好セーブで止められ、はかなく敗れた。
[試合後]珍しく守備の厳しさがなかった。カウンターができないのでは、厳しい。グループリーグ突破は、おそらくリヨンとの一騎打ちとなりそうだが、最終節の直接対決がホームなのはかなり有利。

■ビッグチャンス
 バルセロナ:  前半6回 後半7回 =13回
 レンジャーズ: 前半1回 後半2回 =3回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 バルセロナ:○ロナウジーニョ(パスでチャンスを作り、また走り込む動きも。珍しくボールへの執着姿勢も見せた。)、○チャビ(好パスでチャンスメイク、惜しいシュートも)
 レンジャーズ:●ビーズリー(スピードをまるで生かせず)