11月6日(火) ポルト2 - 1マルセイユ(@スカパー)

 ポルトが、マルセイユの積極的なサイド攻撃に苦しんでいったんは追い付かれたものの、最後には勝ち越して辛勝。

ポルト
[試合前]4-3-3の布陣。前線は、中央にリサンドロ・ロペス、左右にクァレスマとセクティウィ。ルチョ・ゴンザレスは負傷で、ツェフが中盤に入った。
[試合内容]意外にも、ホームなのにペースを完全には握れなかった。序盤にドリブルで中央突破を許してシュートに持ち込まれると、攻撃のリズムが失われた。相手のプレスに遭ってビルドアップの段階で苦労し、パスがつながらない。前節に続きクァレスマは抑え込まれている。逆に、サイドを崩されて何度か際どいクロスまで持ち込まれたが、それでもシュートまでは許さなかった。
 しかし前半中頃、突如としてセクティウィがハーフウェイから個人技で中央をドリブルでするすると突破、リサンドロ・ロペスの守備を釣る動きもあって、そのままGKまで交わして先制点を挙げた。これで攻撃のリズムも改善して試合をコントロールするかと思われた。
 ところが後半序盤、やはり左サイドを崩されてしまい、ステパノフがマークを外されてヘッドを許し、同点に追い付かれてしまう。リズムを立て直すきっかけを失った。
 後半途中から状況を打開するため、ポスティガを入れて2トップに変更。直後にシュートを放つ等、攻撃の厚みは確実に増した。しかし、ようやく訪れた決定機、CKの流れからクァレスマのクロスをフリーのリサンドロ・ロペスがヘッドを外して、いやな雰囲気が漂う。
 それでも、再びクァレスマのクロスからマークを外したリサンドロ・ロペスが今度はヘッドを決め、ついに再び勝ち越しに成功。その後の10数分はほとんど危なげなく試合を進め、ようやく勝利。
[試合後]難しい試合をものにして勝ち点10の大台に到達、グループリーグ突破に大きく近付いた。自らが得意なサイド攻撃に苦しんだのは、少し意外。

マルセイユ
[試合前]国内は不振でも、この試合に勝てば、早くもグループリーグ突破を決められる状況ではある。4-2-3-1の布陣。期待外れのシセはベンチに外され、ニアングが1トップ。ナスリが負傷から復帰しており、トップ下。バルブエナは右サイドに回った。中盤の左サイドには若手のアイウェ(アイェウ?)を抜擢。ロドリゲスも負傷から復帰し、通常の最終ライン。
[試合内容]守備的に入るかと思われたが、予想外にボールを支配した。序盤、ボールを奪ったサナがドリブルで中央突破してシュートまで持ち込み、これが勢い付けた印象。中盤でしっかりプレスを掛けて相手のパスのリズムを失わせ、他方で両サイドからよく仕掛けてチャンスをうかがった。国内の不振がうそのような展開。何度か可能性のあるクロスもあったが、シュートには結び付けられず。
 ところが前半中頃、中央のドリブルから、エンバミ+ジベ+ロドリゲスがまとめて抜かれて突破されてしまい、唐突に個人技で先制点を失った。
 それでも、攻撃のリズムは悪くはなく、カウンターの可能性もあれば引き続きサイドも使えている。そして後半序盤、バルブエナのパスを受けたボナールのクロスから、守備の前に入ったニアングがヘッドを決め、同点に追い付くことができた。さらにFKから、サナがマークを外してヘッドを叩く場面もあったが、これは枠を逸れた。
 しかし、後半途中から相手が攻め手を増やすと、またニアングをシセに代えたことで前線にボールが収まらなくなって、徐々に攻め立てられる時間が増えた。すると、クロスから中のマークがずれてヘッドを許してしまい、再び勝ち越された。シセが効果的にボールに絡むことはなく、チャンスが創れずに敗れた。
[試合後]予想していたよりは善戦。なぜ国内で結果が出ないのか、不思議。残るアウェイのベシクタシュ戦とホームのリバプール戦、どちらかで結果を出せるだろうか。

■ビッグチャンス
 ポルト:   前半2回 後半5回 =7回
 マルセイユ: 前半2回 後半2回 =4回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 ポルト:●フシレ(バルブエナへの対応に手こずった)、●クァレスマ(1対1で抜けないプレーの連続でリズムを崩す。それでもチャンスメイクしたのはさすが。)
 マルセイユ:○ボナール(またしても粘り強い守備、しかもアシストまで)、●マンダンダ(CKに対する飛び出し判断悪い)、●シセ(自信なさげ)