10月2日(火) リヨン0 - 3レンジャーズ(@J Sports)

 リヨンが、レンジャーズの堅い守備を崩せず、逆にわずかなチャンスで3点も失い、ホームでまさかの大敗。

リヨン  前戦リーグ戦で温存した、ゴブ、ベンゼマ、ルベイエールが先発復帰。アンデルソンがスキラッチとセンターバックを組み、トゥラランに代わりボドメールが1列上がって中盤の底に。フレッジは負傷かつ出場停止。そのほかクリスやクペも負傷中。
 初戦を落としたため、ホームでは必勝の状況。立ち上がりは押せ押せで、相手をゴール前に釘付けにするほど圧倒的に攻勢。しかしその5分間でも守備を崩したチャンスは結局創れず、その後はペースはキープしたものの一方的な展開ではなくなった。細かいパスワークで中央を崩そうとするが、人数を掛けた守備にスペースを消され、こじ開けられない。
 すると前半中頃、CKから一発ヘッドを決められ、痛恨の先制点を失ってしまう、最悪の展開に。その後も両サイドを崩すところまでは行くが、固めた中央ではシュートに持ち込むことを許してもらえず、なかなか得点に至らない。グロッソが相手サイドバックの裏を突いてサイドをえぐっても、折り返しが中に合わない。それでも前半終了間際にゴール前の絶好の位置でFKを得たが、ジュニーニョの直接狙ったシュートは惜しくもバー直撃。これが痛かった。
 すると後半序盤、グロッソが空けたスペースからクロスを入れられると、アンデルソンが相手にボールを受けさせてしまった上に、反転してシュートも許してしまい、痛い2失点目を食らった。それにとどまらず、アンデルソンの中途半端なポジショニングでロングフィードから相手に抜け出させてしまい、3失点目、勝利は絶望的に。
 何とか1点でもと、セットプレーやミドルシュートでこじ開けようとするが、決まらない。ジュニーニョの左足のミドルシュートは惜しくもポストを叩き、途中出場のベナルファのパスからサイドに抜け出したグロッソはダイレクトで折り返さずにトラップを流してチャンスをつぶし、ベナルファの守備に当たったシュートは好セーブに弾かれ、CKに合わせたアンデルソンのヘッドもバー直撃で、結局1点すら取れず。
 調子は上がっていたはずだったのに、まさかの敗戦。このグループはリヨン次第とは思っていたが、これでリヨン自体の突破は苦しくなった。

レンジャーズ  4-1-4-1の布陣。ダルシュビーユが負傷、クザンの1トップ。
 序盤から押し込まれる展開が続いたが、人数を掛けてスペースをしっかり消し、守備の破綻はなくしのぐことに成功。その後も守備意識高く、サイドを突破されることはあっても、中はしっかり固めて際どいシュートも許さない。
 そして前半中頃、カウンターでのハットンのドリブルからCKを得ると、これにマッカロークがヘッドで合わせ、1チャンスで貴重な先制点を奪った。
 その後も、怖いのはミドルシュートとFKだけ。守備の集中は途切れず、体も張ってシュートコースを防ぐ等、決定機は許さなかった。
 後半序盤には、ハットンのクロスを受けたクザンが守備を振り切ってシュートを突き刺し、大きな追加点。さらに、自陣でくさびを受けたクザンのロングパスからビーズリーがオフサイドラインの裏を取ることに成功、シュートも決めて3点目、勝利を確かなものとした。3回のチャンスをすべて得点に結びつけ、効率よく試合を決めた。
 何度かポストやバーに助けられるシュートは浴びたものの、無失点で逃げ切り。
 2連勝で、グループリーグ突破が現実的に。バルセロナとの連戦が非常に楽しみだ。守備の堅さから考えると、この試合のようなカウンター・サッカーの方がやりやすいのかも。

■ビッグチャンス
 リヨン:    前半4回 後半7回 =11回
         (セットプレー6回、ミドルシュート3回)
 レンジャーズ: 前半1回 後半2回 =3回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 リヨン:●バロシュ(独りよがり)、●アンデルソン(前半は1対1でうまく守っていたが、後半に2失点を許す)
 レンジャーズ:○クザン(1トップで奮闘、見事な1得点1アシスト)、○エムダニ(最終ラインの前のフィルター)、○クエジャル(今日は1対1で強さを発揮)、●ハットン(攻撃は良かったが、守備ではグロッソの突破を何度も許した)