10月3日(水) バレンシア1 - 2チェルシー(@スカパー)

 バレンシアが、守備の一瞬の隙を突かれ、昨シーズンの対戦と同様に再びチェルシーに逆転負け。

バレンシア  前戦リーグ戦で温存したモリエンテス、ホアキン、アルベルダが先発に復帰。カニサレスも負傷から戻ったが、GKはヒルデブラントのまま。中盤センターはアルベルダとマルチェナで、やや守備的。エドゥやカネイラ、ビセンテは負傷中。
 昨シーズンの準々決勝での逆転負けの雪辱を晴らす絶好の機会。リズムのいいパス回しと積極的な仕掛けで攻撃意欲があふれ、ほとんどの時間帯で主導権を握った。相手ボールになった時の中盤の寄せも早い。その流れどおり、幸運な形ではあったが、序盤にビジャがこぼれ球から抜け出すことに成功、幸先よく先制点を挙げた。その後も、サイドをワンツーで崩したりしてチャンスを創り、押せ押せムード。
 ところが前半中頃、最終ラインを崩されてクロスを入れられ、あっけなく同点に追い付かれてしまった(モレッティのクリアが間に合わずに自殺点?)。それでも攻め立ててペースを握ったが、決定機まで守備を崩すには至らない。
 すると後半からはミスが増えてリズムが崩れ、むしろペースを失い気味。1回だけ、ホアキンのクロスからモリエンテスがうまいトラップで抜け出しそうになったが、オフサイドにいたビジャがこれをかっさらってしまい、決定機がつぶれてしまった。
 後半中頃には高さのあるジキッチを投入してリズムを取り戻そうとしたが、その直後に一発カウンターを食らい、アルビオルも振り切られてシュートを決められ、痛恨の逆転。パワープレーを続けたが同点には持ち込めず。終了間際のFKから、放り込む予想の裏を描くサインプレーで途中出場のバラハの放ったシュートもGK正面。昨シーズンと同じく逆転負けに終わった。
 初戦のアウェイ勝利がこれでチャラ。

チェルシー  前戦リーグ戦から5人変更。シェフチェンコ、カルー、シドウェル、ベレッチ、アレックスに代えて、マルダ、エッシェン、ミケル、フェレイラ、負傷明けのカルバーリョが先発。ほお骨骨折のテリーは無理して先発。4-3-3の布陣。
 初戦で失敗し、チーム状態を考えれば、最低でも引き分け、できれば勝ち点3が欲しいところ。しかし、相手の勢いに負けて劣勢。序盤には、フェレイラのクロスがエッシェンに当たる、やや不運な形で抜け出されてしまい、先制点も失った。その後も、特に左サイドからパスで崩される場面が目立つ。それでも最後の所は踏ん張り、それ以上の失点は防いだ。
 攻撃は、従来同様ドログバのポストプレー中心に、Jコールやマルダが絡むパタンが多いが、相手の守備網に引っ掛かったりパスミスで、思うようにチャンスがなかなか創れない。しかし前半中頃、ドログバとのワンツーからサイドに抜け出したマルダのクロスをJコールが押し込み、最初のチャンスで同点に追い付くことに成功。
 後半になると、パスを回してボールを支配する時間が増え、リズムは良くなった印象。それでもあまりチャンスは創れていなかったが、Jコールの絶妙なパスからのカウンターで、ドログバが守備を振り切ってシュートを決め、逆転に成功。少ないチャンスをきちんと生かした。相手のパワープレーに対しては、最後はアレックスを入れてしのぎ切り、大きな勝利を手に入れた。
 これで初戦の引き分けは、ほぼ帳消し。チェルシーらしい粘り強い逆転勝ちという内容も、新体制下での意義は大きい。

■ビッグチャンス
 バレンシア: 前半3回 後半4回 =7回
 チェルシー: 前半2回 後半3回 =5回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 チェルシー:○ドログバ