10月2日(火) シュトゥットガルト0 - 2バルセロナ(@スカパー)

(バルセロナの布陣)

ロナウジーニョ    アンリ       メッシ

   デコ              チャビ
          イニエスタ

アビダル  マルケス  テュラム  オレゲル

         ビクトル・バルデス

 バルセロナが、一時的にシュトゥットガルトに決定機を創られる時間帯はあったものの、多くの決定機を創って勝利。

シュトゥットガルト  前戦リーグ戦から1人変更。右サイドバックはマニャンに代えてボカ。トップ下はファーネルード(ケディラがトップ下かも)。ダ・シルバ、ヒツルスベルガーやデルピエールは負傷中。
 リーグ戦も不調な中、ホームで強豪から金星を挙げて上げ潮に乗りたいところ。縦に速い展開からのパスや仕掛けでチャンスを伺うが、前半途中までは合わなかったり守備に引っ掛かったりでミドル系の強引なシュートばかり。カカウの幅広い動きやボカの攻撃参加や仕掛ける動きが目立つ。
 守備は、やはり失点が止まらないだけあって、前半途中にはパスで揺さぶられてピンチの連続。押し込まれて人数を掛けて守るが、それでも何度も決定的なピンチを創られた。GKシェーファーの仕事量が多い。
 それでも、30分頃からようやく攻撃がかみ合って、逆に先制のチャンス。ボカのクロスに合わせたゴメスのヘッドはバー直撃、その跳ね返りを叩いたゴメスのヘッドも好セーブに止められた。前半終盤のカウンターからは、カカウのパスを受けたファーネルードがシュートを放つが、GK正面。前半ロスタイムには、ケディラのパスからサイドに抜け出したゴメスのシュートのこぼれ球にファーネルードが詰めるが、シュートミス。ピンチからよく押し返したものの、先制点が取れなかったのが痛かった。
 すると後半序盤、CKからノーマークでヘッドを許す痛恨のミスから、そのこぼれ球を押し込まれて先制点を失ってしまった(ロナウジーニョがセットプレーのターゲットになることは、きちんと試合を分析していれば分かったはず)。これをきっかけに、攻守ともバランスとリズムを失い、攻撃は雑になって強引なミドルシュートばかりが増え、他方でプレスが緩まって再びピンチが増えた。もう1失点で済んだのすら奇跡的なほど、完全に守備を崩されていた。あの時間帯以降は相手の守備を崩した決定機を創ることができず、無得点で敗れた。
 流れのあった時間帯で先制できていれば勝ち点は取れたかもしれないが、守備力からすれば無失点でしのぐのは難しかっただろう。2連敗でグループリーグ突破に黄信号。アウェイの残り2戦のうち1つでは勝ち点3を挙げないと、厳しいかも。

バルセロナ  前戦リーグ戦から2人変更。ロナウジーニョが負傷から復帰した一方、トゥレが負傷欠場。イニエスタがその中盤の底に入って引き続き先発。Gミリートも負傷し、マルケスとテュラムのセンターバック。プジョルは今日もベンチスタート。そのほか、エトー、ザンブロッタやエジミウソンが負傷中。
 序盤のうちにマルケスが負傷してプジョルが途中出場する不測の事態はあったが、パスで相手の守備を崩して十分に先制のチャンスを創れていた。しかし、決定機を含めてシュートを決められない。序盤のデコのミドルシュートは、惜しくもポスト。アンリのパスをトラップでうまく持ち出して抜け出したメッシのシュートはGKに弾かれ、ロナウジーニョとのワンツーで抜け出したメッシのシュートもGKに弾かれ、ロナウジーニョの浮き球パスで抜け出したアンリのシュートも好セーブに阻まれ、メッシのパスからまた抜け出したアンリは折り返して失敗。
 すると、ここから守備のあらを突かれて決定的なピンチを何度か迎え、逆に先制されそうになってしまう。クロスからヘッドを許したり、カウンターを受けたり、スルーパスで最終ラインを破られたり。相手の決定力の低さに助けられ、辛うじて先制点は奪われなかった。
 そして後半序盤、CKからフリーのロナウジーニョがヘッドを叩くと、セーブされたこぼれ球をプジョルが押し込み、意外な形で先に得点することができた。その後は相手のプレスも緩まって、割と楽な展開に。空き始めたスペースを使ってチャンスは増えた。プジョルまで負傷退場する非常事態は起きたが、アビダルが念願のセンターバックに回って対処。メッシのパスを受けたアンリがサイドで粘ってマイナスに折り返すと、走り込んだメッシがシュートを決め、大きな追加点。さらに、ロナウジーニョのパスでサイドに抜け出した途中出場のシウビーニョのクロスから、デコがヒールで落としてメッシが至近距離からシュートを放ったが、これは守備のクリアに遭った。またロスタイムには、(?)のパスから途中出場のボージャンが抜け出す決定機もあったが、シュートはGKに弾かれた。
 もっと得点しても良かったし、前半のうちに楽な展開にもできたはずだが、地力の差を見せ付けて順当に勝利。ただし、エジミウソン、ザンブロッタ、Gミリートに続いてマルケスとプジョルまで負傷、最終ラインの構成に不安を抱えた。

■ビッグチャンス
 シュトゥットガルト: 前半4回 後半1回 =5回
 バルセロナ:     前半6回 後半5回 =11回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 シュトゥットガルト:○ボカ(特に前半はよく仕掛けた。メッシへの守備対応も完敗ではなかった)、○カカウ(特に前半はよく動いてボールに絡んだ。守備でも貢献)

■印象に残った選手・注目した選手
・ロナウジーニョ(バルセロナ):まだ100%のコンディションではない様子。パスでチャンスを創ってはいたが、自ら仕掛けて切り崩すことはほとんどなく、むしろボールを奪われるプレーも少なくなかった。一応得点には絡むことができた。