9月18日(火) レアル・マドリード2 - 1ベルダー・ブレーメン(@J Sports)

 Rマドリードが、ブレーメンの粘りに苦しんだが、最後は守備を崩して勝ち越した。

Rマドリード  前戦リーグ戦から4人変更。ファン・ニステルローイが先発に戻ったほか、右サイドにイグアイン、センターにガゴ、左サイドバックにマルセロが先発。ロッペンがついにベンチに入った。
 ゆっくりとした立ち上がりで、最初から全開で攻勢を掛けなかった。じっくりとした遅攻で相手のペースに合わせてしまい、他方でボールを奪うためのプレスも厳しく掛けなかったので、互角の展開に近くなった。それでも、ファン・ニステルローイのクロスを走り込んだラウルが押し込み、最初のチャンスで先制点を取ってしまうあたりはさすが。
 ところがその直後、守備に当たったクロスからメッツェルダーが相手に前に入られてしまってシュートを押し込まれ、あっという間にリードがなくなった。さらに左サイドを破られて決定的なシュートを打たれる場面も。相手のゲームメイカー、ジエゴに比較的自由にプレーさせてしまっている印象。
 前半30分頃からようやく攻撃が活性化。サイドの崩しを図ったり、ラインの裏への走り込みで突破を図ったり、揺さぶりを続けた。ラウルのクロスを受けたイグアインのシュートはわずかに外れた。グティのパスからラウルが抜け出すが、ファン・ニステルローイに折り返して守備に入られた。
 後半序盤は、ミスも多くチャンスが創れずにこう着状態。プレスは変わらず緩いまま。後半中頃から再びラインの裏を狙う攻撃を続け、ようやくチャンスを連発。スナイデルのパスで抜け出したラウルのループは惜しくもGKを越さず、途中出場のロビーニョのパスから抜け出したファン・ニステルローイはシュート前に守備に入られ、ガゴのパスで再び抜け出したファン・ニステルローイのシュートはGKに阻まれた。そして、グティのパスを受けたラウルのパスからファン・ニステルローイが3度目に抜け出すと、ようやくシュートが決まって勝ち越しに成功。
 駄目押しの追加点は取れなかったが、決定機は許さずに勝利。攻撃力は確かに高いが、プレスの緩さが気になるところ。グループリーグの突破自体は、この攻撃力があれば問題ないだろう。

ブレーメン  惨敗の前戦リーグ戦から1人の変更のみ。2トップの一角をアルメイダからローゼンベリに代えた。フリングス、ウォメ、フリッツ、ボロウスキー、カルロス・アルベルト、ハント、クラスニッチ、シュルツと負傷者が多い。右サイドバックにパサネン、左サイドバックにトシッチが先発。昨シーズン同様、中盤ダイアモンド型の4-4-2の布陣。
 相手のプレスが厳しくなかったので、割とポゼッションができた。スペースを狙うパターンが多いが精度が悪くつながらない。同様に、守備のプレスはあまり厳しく掛けず、Pエリア付近で跳ね返す構え。チャンスもないがピンチもなく悪くない立ち上がりだったが、クロスを入れさせてしまった上に後ろからの走り込みへのケアがなく、あっさり先制点を失ってしまった。
 しかしその直後、オーバーラップしたトシッチのクロスが守備に当たりながらゴール前に入ると、これをサノゴが守備の前に入って押し込み、これもあっさりと同点に追い付くことができた。この後もトシッチの攻撃参加が目立つ。その後はジエゴを起点とした攻撃も出始めた。ブラニェスのパスを受けたそのジエゴのクロスからローゼンベリが決定的なシュートを放つが、好セーブに阻まれた。また、ジエゴのパスを受けたローゼンベリが切り返して決定的な形を創ったが、シュートは失敗。
 前半終盤にはラインの裏を突かれて決定的な形を創られる等攻め立てられたが、これをナウドの好守等でしのぐと、後半に入ってしばらくはこう着状態に持ち込めた。しかし後半途中から、ラインの裏を破られる場面が続出。パサネンの好守やGKビーゼの好セーブ等で3回はしのいだが、4つ目でついにゴールを割られて勝ち越しを許した。
 反撃したくてもアルメイダくらいしか攻撃的なオプションなく、ジエゴが何度か可能性のあるパスを供給するも得点に至らず、惜しくも敗れた。
 国内リーグ戦の状況から考えれば、予想以上の上出来だった。間違いなくジエゴ次第の攻撃が中心のチームだが、負傷者があらかた復活すれば、国内リーグの順位ももう少し改善できるかも。

■ビッグチャンス
 Rマドリード: 前半4回 後半6回 =10回
 ブレーメン:  前半4回 後半3回 =7回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 Rマドリード:○ラウル
 ブレーメン:○ジエゴ

■印象に残った選手・注目した選手
・トシッチ(ブレーメン):タイミングよく攻撃参加をしてアクセントを付けていた。しかし、偶然のアシストを除けば、決定的な仕事はできそうになかった。