5月7日(水) レアル・マドリード4 - 1バルセロナ(@WOWOW)

(バルセロナの布陣)

アンリ        ボージャン       メッシ

   グジョンセン            チャビ
             トゥレ

アビダル  プジョル  マルケス  ザンブロッタ

          ビクトル・バルデス

 バルセロナが、Rマドリードの勢いの前に完膚なきまで守備を崩され、優勝チームのホーム凱旋の引き立て役を見事に務めた。

Rマドリード
[試合前]優勝確定直後の消化試合。パーティー気分に浮かれることなく、優勝チームとしての力の差を見せ付けたいところ。
 前節から2人変更。カンナバーロが出場停止だが、エインセの出場停止は例によって取消し、センターバックに回った。空いた左サイドバックにはマルセロが先発。古巣相手のサビオラは移籍条項があるのか、ベンチにも入っていない。代わってグティが復帰して先発。流動的に動くため並びが捉えづらいが、ラウールとロッペンの2トップ、グティがトップ下に入って、中盤はダイアモンド型に近い4-4-2の布陣かな。ディアラは、右サイド気味。ファン・ニステルローイは今日もベンチスタート。メッツェルダーが復帰してベンチ入り。
[試合内容]手を抜く気配まるでなく、出足で優ってペースを握った。頻繁な流動的な動きとパスの小気味良いテンポで、攻撃のリズムも良い。中盤の早い守備も機能し、相手の攻撃を封じ込める。
 その流れどおり、10分過ぎには、ゴール前でのスナイデルやグティの絡んだパス交換から、最後はこぼれ球をラウールがダイレクトで突き刺し、先制点を挙げた。さらに前半中頃、Sラモスのダイブくさいプレーで得たFKから、今日もロッペンがヘッドで合わせ、追加点にも成功。
 その後も流れを相手に渡さず、FKのサインプレーからグティのシュート、仕掛けたロッペンのシュート、スナイデルのパスからグティの抜け出し、CKのこぼれ球から(?)の決定的シュート等チャンスを畳み掛ける。60分過ぎには、高い位置でボールを奪ったディアラのクロスから、途中出場したばかりのイグアインが完璧なファーストタッチからシュートを沈め、3点差として試合を決めた。
 しかしまだ攻め手を緩めず、マルセロの切り返しからの決定的なシュート等で攻め立てる。さらに、ロビーニョと負傷明け後初出場のファン・ニステルローイを途中出場させると、ロビーニョのシュートが相手のハンド・ブロックされて得たPKをファン・ニステルローイが決め、完全に駄目押し。
 終盤に、Sラモスの遅れた裏を突かれて1点を返されたものの、完全に内容も圧倒して快勝。
[試合後]優勝チームらしい、堂々とした戦いぶりで、文句なし。途中出場の選手が得点に絡み、やることなすこと当たっている。

バルセロナ
[試合前]残り3試合で勝ち点差4と、2位奪取は厳しいが、勝って一縷の望みをつなぎたいところ。また、シーズン前半のホーム・クラシコの借りを返し、意地を見せたいところ。
 しかし、負傷者も多く主力が揃わない。デコ(1/2)とエトーが出場停止。Gミリートまで重傷離脱。前節からは3人変更。3トップにはボージャン、中盤にグジョンセンが先発。またトゥレが復帰し、マルケスがセンターバックに回った。
[試合内容]置かれた状況の割りには、あまり集中してないような、モチベーションのないような入り方。中盤のプレス甘く、パスワークほとんどなく、攻守の切り替え遅く、良い所が観られず青い手のペースに巻き込まれた。10分過ぎには、ゴール前でのパス交換を止められずに、早くも先制点を失った。さらに前半中頃には、FKからマークが完全に外れてヘッドを許し、追加点も失う。
 その直後には、早くもグジョンセンをドス・サントスに代え、メッシをトップ下に置いた4-2-3-1のような布陣にして打開を図ったが、奏功しない。パスワーク少なく、個人技で突破を図る場面ばかりで、チャンスに結び付かない。アンリやボージャン等、ミスでチャンスをつぶす場面も少なくない。
 一方で守備は依然として集中せず、FKからまたノーマークでヘッドを許したり、オフサイドを取り損ねたり、CKをGKビクトル・バルデスがクリアできずにこぼれ球を発生させたり、さらなる失点の気配濃厚。また、マルケスのおそらく負傷で後半から途中出場したシウビーニョが、これまた負傷で交代せざるを得なくなり、悪い流ればかり。
 ついには、ドス・サントスが自陣でボールを奪われてカウンターを食らい、アビダルも突破されてトゥレのカバーも間に合わず、また失点、勝負あり。これにとどまらず、真正面のシュートをプジョルが手でブロックしたと厳しく取られ、PKでとうとう4失点目。
 終盤になってようやく、メッシが切り返しから決定的なシュートを放つが、好セーブで弾かれてしまう。しかし、メッシのパスから抜け出したアンリが決めて、何とか一矢は報いた。終了間際に2枚目のイエローをもらったチャビが退場したのは余計(2枚とも抗議?)。
[試合後]勝たなければいけない、という切羽詰った意欲すら感じられない、惨敗。このRマドリードとの差を1シーズンで埋められるのだろうか、非常に不安。

■ビッグチャンス
 Rマドリード: 前半6回 後半6回 =12回
 バルセロナ:  前半0回 後半4回 =4回(4失点まで=1回)

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 Rマドリード:○ディアラ(こんなに動けてパスを出せる選手だったっけ?)