4月5日(土) マジョルカ1 - 1レアル・マドリード(@WOWOW)

 Rマドリードが、マジョルカのカウンターの脅威の中で個人技で先制したのに、退場者を出してマジョルカの攻勢を許し、追い付かれて引き分け止まり。

マジョルカ
[試合前]最近の結果の安定で9位まで上がり、残留は大丈夫だろう。
 中盤はダイヤモンド型ではなく通常のフラットの、4-4-2の布陣かな。グイサとアランゴの2トップ。
[試合内容]前半途中までは、中盤を相手に支配されて劣勢。中盤でプレスを掛けるものの、これを突破されてラストパスを出されてしまっていた。自陣でボールを失う場面も少なくない。序盤には、ラミスが交わされた決定的に近いピンチも。攻撃は、長い展開を使ったカウンターが精一杯。
 しかし、それが実を結んでチャンスに至るようになり、徐々に流れを引き寄せて行った様子。前半中頃、ロングフィードからサイドに抜け出したアランゴのクロスをゴール前で受けたグイサが、いったんイバガサに戻してリターンをもらい抜け出したが、決定機のシュートを外してしまう。その他、アランゴから追い越したバシナスへの決定的なパスがかなり微妙なオフサイドを取られたり、グイサが際どいクロスを入れたり、速いカウンターが相手に脅威を与えていた。これに伴い、中盤の守備もいっそう厳しくなっていた。
 ところがその最中の前半終盤、個人技でサイドを突破されてしまい、バシナスが振り切られて左サイドをえぐられ、折り返しのこぼれ球を押し込まれて先制点を失ってしまう。
 後半は攻め立てながらも詰め切れず、停滞感が漂い始めていた。しかし後半中頃、相手が退場者を出してくれ、有利な状況が舞い込んだ。途端に勢い付き、立て続けにシュートまで至り始める。グイサのパスを受けてサイドに抜け出したイバガサのクロスからアランゴがオーバーヘッドで狙うが、わずかに外れ。そして、イバガサのくさびを受けたアランゴがワンタッチでつなぐと、走り込んで来た途中出場のボルハ・バレーロが抜け出し、同点に追い付いた。さらに攻勢を続けて逆転ムード。終盤には、カウンターのロングフィードから、グイサのパスを受けたウェボのシュートが相手にブロックされたこぼれ球がフリーのグイサに転がって来た決定機もあったが、シュートはバーの上を叩いて外してしまう。
 惜しくも逆転には至らず、引き分け。
[試合後]カウンター等の攻撃力は魅力的。両サイドはあまり目立たなかったが、2トップとイバガサのコンビネーションで十分。

Rマドリード
[試合前]ホームでは復調したように観えたが、アウェイではどうか。
 その前節と全く同じ先発メンバーを維持。ペペが復帰したがベンチ止まり、エインセが引き続きセンターバック。ロビーニョではなく引き続きロッペンが先発。メッツェルダーとファン・ニステルローイは負傷中。
[試合内容]中盤を支配してややペースを握れた。守備が早く、中盤の高い位置でボールを奪い返すことができていた。グティやスナイデルのパスから攻撃のリズムも悪くなかった。序盤には、ラウールのパスを受けたロッペンが1人交わしてゴール前に持ち込んだが、シュートは外れ。
 しかし一方で、最終ラインに穴がないこともなかった。クロスからファーサイドのマルセロが相手をフリーにしたり、カウンターからゴール前でパスをつながれて守備を崩された決定機すらあった。また、カウンターからマルセロが相手を止められずに決定的なパスを出されながら、オフサイドの判定で助かった場面も。これら相手の速いカウンターに脅かされ、ラインが下がり始めて中盤が保てなくなり、徐々に流れが悪くなっていた。
 しかし前半終盤、ロッペンが個人技でサイドを切り裂いて相手の守備を混乱に陥れると、その折り返しのこぼれ球をスナイデルが押し込み、突然に先制点を挙げることができた。
 後半は、カウンター等の機会はあるものの、攻撃を創り切れなくなってシュートまで持ち込むことができなくなり、追加点の可能性が薄かった。
 それでも守備は耐えていたのに、後半中頃にセルヒオ・ラモスが2枚目のイエローをもらって退場してしまい(1枚目のハンドがやや厳しいかな)、厳しい状況に追い込まれた。相手に勢いを許し、立て続けに際どいシュートを浴び始める。そして、相手トップへのくさびのパスをカンナバーロがカットできずにつなげられてしまい、その裏に走り込まれて同点弾を食らった。
 ここで、引き分けでよしとするのか、勝ち点3を狙うのか、妙にはっきりしない。スナイデルとラウールを下げてミゲル・トーレスとジュリオ・バチスタを入れ守備的にも振ったようにも観え、また時間稼ぎもしていたが、他方で中途半端に攻撃を仕掛けてはカウンターを食らっている。終盤には、ガゴのパスミスから相手にゴール前にパスを送り込まれ、こぼれ球ではあったが決定的なピンチを招いていた。結局引き分けに終わった時のベンチのがっかり感からすると、やはり勝ちに行っていたのか?
[試合後]もっと早い時間帯に先制してもおかしくはなかったし、Sラモスが退場しなければ守り切れたかもしれない。と考えると、痛い引き分けかな。

■ビッグチャンス
 マジョルカ:  前半2回 後半7回 =9回(相手に退場者発生後=5回)
 Rマドリード: 前半5回 後半0回 =5回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 Rマドリード:●マルセロ(特に前半、マークを見失ってエインセのカバーに助けられる等、守備に難)