2月10日(日) レアル・マドリード7 - 0バジャドリード(@WOWOW)

 Rマドリードが、積極的なバジャドリードの出足にペースを握られていたはずなのに、効率よく2点を先取すると後は好き放題にもろい最終ラインを崩し、圧勝。

Rマドリード
[試合前]勝ち点差を付けているとはいえ、負傷者続出が気がかり。勝てば、2位バルセロナとの勝ち点差を再び広げることができる。
 ファン・ニステルローイとミゲル・トーレスが新たに負傷。メッツェルダー、ペペ、サビオラは負傷中。エインセも間に合わず。スナイデルは出場停止。グティやガゴは間に合って先発、先発に戻ったジュリオ・バチスタと中盤を構成。復帰したロッペンが3トップに入って先発。左サイドバックにはマルセロ。
[試合内容]相手の積極的な出足の前に、立ち上がりから劣勢。いきなりマルセロのパスミスから決定的に近いチャンスを与える等、流れは悪かったはず。しかしその中で1チャンスを創り、グティのパスからロッペンはファーストタッチに失敗したものの、2列目から走り込んで来たバチスタにパスを通し、これをバチスタが決めて序盤のうちに先制に成功した。それでも流れを引き寄せることができず、ミスも多発して相手にチャンスを与えていた。中盤の守備のチェックがほとんど効かず、さかんにゴール前やサイドに入り込まれてしまう。さらにロビーニョが負傷交代し、攻め手の1つを失ったはずだった。しかしまたもや1チャンスを生かし、くさびを受けたラウールがグティとのワンツーで抜け出すことに成功、追加点を取って突き放した。
 この2点目が効き、相手の意欲を殺ぐとともに攻撃の勢いを取り戻すことができた。直後には、グティのフィードからロッペンがラインの裏に飛び出し、3点目を決めた。さらにカウンターから、ロッペンのパスでバチスタがPエリアに入り込んだ所で倒されてPK獲得、4点目。前半終盤には、ロビーニョに代わって途中出場のドレンテのパスでグティが2列目から飛び出して5点目を決め、前半だけで勝負を付けた。
 さすがに後半はペースダウンしたが、それでも決定的なチャンスが創れてしまう。後半序盤のバチスタのドリブルからのシュートはGKに弾かれた。サイドから仕掛けたロッペンが戻し、フリーのグティがミドルシュートを決め、6点目。ロングフィードのこぼれ球をグティがヘッドで送り込むと、ドレンテが守備と競り合って倒れこみながらもシュートを決め、7点目。
 余裕の展開で、負傷を抱えるセルヒオ・ラモスやガゴを引っ込め、ディアラを手薄なセンターバックに入れるオプションを試したり、起用機会のほとんどないソルダードを使ったりすることもできた。気を抜いたプレーはさすがに発生、GKカシージャスがクロスをお手玉して相手に拾われたり、カシージャスとディアラのパス交換を奪われたりしていたが、なぜか失点はしなかった。
[試合後]先制点を取られて相手に引かれたらどう展開したか分からないが、決定力の違いで効率よく得点を重ねることができた、Rマドリードらしい展開。ロビーニョの負傷の程度が気がかりだが、ロッペンのリハビリを進めることができたのは好材料。

バジャドリード
[試合前]2連敗中ながら、メンバーの揃わない相手の状況に付け込めるかどうか。
 4-2-3-1の布陣。
[試合内容]アウェイながら、相手の不安に付け込んで積極的な姿勢で勝ちに出た様子。動きがよく、早いプレスでボールを奪い取って攻め込むことができていた。しかし、開始早々に転がって来たチャンスをジョレンテが決められない等、この時間帯で先制できなかったのが運のつき。高い最終ラインの裏に走られて起点を許すと、2列目からの走り込みを捕まえられずに抜け出され、あっけなく逆に先制点を失った。それでも勢いを止めずにペースを握り続け、取り返しに行った。ドラドのパスでラインの裏に抜け出したシシのクロスがジョレンテに渡るが、合わせ切れず。やはりもう一歩守備を崩すことができず、攻め立てながら同点に戻すことができなかった。すると、ワンツーで再び守備を崩され、あっけなく突き放されてしまう。
 これで意気消沈して集中を切らし、攻守のリズムが崩れた。直後に(カルボ?)が不用意にボールを奪われて危険な場面を招いたと思ったら、その直後にはペドロ・ロペスの裏を突かれて抜け出され、また失点。さらに、カウンターからPエリアにパスを送り込まれると、GKアセンホが不用意に飛び込んでPKを取られ、また失点。前半終盤には、またもや2列目からの飛び出しに対応できず、まんまと抜け出されてまた失点。
 もはや試合の決まった後半、相手がさかんにミスを犯してくれているのに、これを生かせない。後半序盤にはゴール前でプレスを掛けて奪い取り、こぼれ球がカプテビラに転がって来たが、ヘナチョコシュートで決められない。また、クロスをGKがこぼしてくれたが、ジョレンテのシュートはカバーした守備にクリアされてしまう。さらに、GKとのバックパスの交換をドラドが奪い取ったが、シュートはGKに弾かれてバーに逃げられた。逆に守備は改善できず、まだ失点を重ねていた。
[試合後]決定力がない上に、守備が対応できないんじゃ、どうしようもない。最終ラインを高く保っていても、裏に抜け出されるんじゃ守れるわけがない。壮絶な討ち死にの惨敗。勝ちを狙いに行って先に失点したのが失敗だったか。取り返しに行ってさらに失点を重ねた。むしろ相手がベストな状態だったら、アウェイらしく守備重視で臨んでもっと締まった内容にできたのだろうか。やはり同じかな?
 このショッキングな結果から立ち直れるかどうか、残留に向けて正念場を迎えた様子。

■ビッグチャンス
 Rマドリード:  前半5回 後半3回 =8回
 バジャドリード: 前半4回 後半4回 =8回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 Rマドリード:○グティ(間違いなく余計なパスミスもあったはずだが、やはり効果的なパスを連発、ゴール前への走り込みも)
 バジャドリード:●ガルシア・カルボ&ラファ(裏を取られるにも程がある)