12月15日(土) バレンシア0 - 3バルセロナ(@WOWOW)

(バルセロナの布陣)

イニエスタ       エトー      メッシ

   グジョンセン           チャビ
             トゥレ

アビダル  Gミリート  マルケス  プジョル

          ビクトル・バルデス

 バルセロナが、攻守ともに混迷を深めるバレンシアに、アウェイで楽勝。

バレンシア
[試合前]内容も悪ければ結果が出ない試合が続き、ジリ貧状態。得点力は壊滅状態。強敵相手に結果を出して流れを変えたいところ。
 消化試合のように覇気のなかった前戦CLから4人変更。アルビオルとビジャが新たに負傷。ホアキンは間に合って先発、3トップの右サイド。CLは出場停止だったアルベルダも中盤の底に先発。3トップの左にはアリスメンディ。中盤に、サニーに代わって若手のモントーロをいきなり大舞台で抜擢。やはり4-3-3の布陣。
[試合内容]ホームらしくない、悪い方の予想のとおりの入り方。中盤の守備が緩く相手にパスを回させドリブルを許してしまい、最終ラインもマークを外し裏を取られ、守備はかなり危険な状況。おかげでペースを奪われて攻撃ができない。ミスも発生している。案の定相手の攻撃に持ちこたえることができず、マルチェナが滑ってマークを外した上に交わされ、カバーしたモントーロも買わされてシュートを許し、早くも先制点を失った。
 その後ようやく攻撃の意識も出て来たが、精度の高い攻撃にならない。チェルシー戦に比べれば前線にボールが入り、シルバが仕掛けたりアリスメンディがサイドで起点を作ったりはしたが、チャンスには結びつかない。逆に前半中頃には、相手のパス回しを許した末にシュートに持ち込まれ、追加点を失った。前半終盤にはモリエンテスが負傷する始末で、全くうまく行かない。
 後半はより攻撃的な意識はあった。モントーロを1つ下げてダブル・ボランチとし、4-2-3-1の布陣に変えた様子。しかし、完全にペースは握れなかった上に、ゴール前に迫る場面はあっても攻撃はかみ合わず、悲しいくらいにチャンスが創れない。カウンターのチャンスもシルバのパスがカットされて腰砕け。パスを回してサイドに振ったのに、フリーの途中出場のロンバンのクロスはあさっての方向。FKからアルベルダがヘッドを合わせるチャンスはあったが、残念ながらGK正面。終盤にはビセンテやミゲル等がラインの裏を狙う動きを見せたが、得点には結びつかなかった。
 他方で守備は改善されるはずもなく、最終ラインの前で相手にパスを受けさせてしまい、前に向くことも許してしまっており、当然ながらラストパスを狙われた。やはり裏を狙われそうになって、マルチェナのクリア及ばず、こぼれ球から3失点目を食らって勝負あり。むしろ3失点で済んで助かったようにも思える。
 いいところなく完敗。
[試合後]展望が見えない内容。モントーロの起用の意図すら不明。さらに、モリエンテスまで負傷しちゃった。

バルセロナ
[試合前]今の不調バレンシアなら、苦手のアウェイでも結果を出せるチャンス。
 消化試合だがホームの前戦CLから4人変更。病気から復帰のトゥレとアビダルが復帰、温存したメッシも先発。イニエスタも先発に戻り、ロナウジーニョをベンチに残して3トップの左サイドに入った。CLで良さそうだったグジョンセンは、中盤で引き続き先発し、再負傷明けのデコはベンチ止まり。右サイドバックにプジョルを置き、マルケスがセンターバック。
[試合内容]相手が消極的だったこともあり、楽にペースを握ることができた。パスワークにドリブルを絡め、序盤から先制の可能性が見えていた。そして10分過ぎ、メッシのパスを受けたエトーが守備を巧みに交わしてシュートを決め、きっちり先制点。
 前線に比べて最終ラインの守備はそれほどタイトにできていないようだったが、CKからヒヤッとした場面以外は無難。逆に攻撃のリズムは止まらず、前半中頃には、チャビのパスを受けた(サイドに張り出したプジョルへのもの?)メッシのパスからエトーが強烈なシュートを突き刺し、大きな追加点。その後も相手の混乱する守備を前にやりたい放題。
 後半はペースを落とし、無理せずパスを回してチャンスをうかがう。60分過ぎには、チャビからラインの裏を狙ったグジョンセンへのパスがカットされたこぼれ球を拾った、途中出場のドス・サントスの折り返しをグジョンセンが押し込み、駄目押しの3点目。さらに、カウンターでチャビのパスからドス・サントス、グジョンセンのパスを受けてサイドに抜け出したチャビの折り返しからドス・サントス、と決定機が続いたが、これらは決められず。
 攻め込まれる場面は増え、FKからゴール前でヘッドを許したり、マルケスやミリート等の軽率なパスミスで相手にチャンスを与えそうになったり、集中を欠く場面もあったが、一応は無失点。まずまずの完勝。
[試合後]いいタイミングでバレンシアと対戦できた印象。リーグのアウェイでの勝利は第6節レバンテ戦以来。
 結局ロナウジーニョはクラシコに向けた温存の格好。イエロー・リーチのトゥレも途中交代でき、エトーも無理せず途中交代させることができた。しかし、前半終盤にメッシが負傷し、クラシコ欠場はもちろん長期離脱のおそれが出て来たのは計算外。

■ビッグチャンス
 バレンシア: 前半1回 後半3回 =4回
 バルセロナ: 前半5回 後半4回 =9回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 バレンシア:●アルベルダ(守備で効いていない)、●マルチェナ&エルゲラ(積極的な守備は少なく、簡単に交わされる)
 バルセロナ:○エトー(足元技術+シュート)