11月10日(土) ヘタフェ2 - 0バルセロナ(@WOWOW)

(バルセロナの布陣)

ロナウジーニョ     アンリ      メッシ

   イニエスタ           チャビ
             トゥレ

アビダル  Gミリート  テュラム  プジョル

          ビクトル・バルデス

 アウェイの苦手な上に連戦で動きが重いバルセロナが、ヘタフェの衰えないタイトな守備に苦しみ、セットプレーからやらなくてもいい先制点まで与えて惨敗。

ヘタフェ
[試合前]4-4-2の布陣。
[試合内容]予定通り前線からしつこくチェックを掛け、相手の得意な中盤でのパス回しを封じ、攻撃のリズムを失わせることに成功。中盤から最終ラインもタイトな守備をキープ、ゴール前に迫られても人数を掛けて隙を見せない。攻撃の方は、サイドからのクロス狙いのようだが、それほど精度なく、正直ウチェ次第かな。
 そのウチェが個人技で突破してPエリア内に侵入してシュートを放つが、飛び出したGKに防がれた。それでも前半中頃、やはりウチェがもらったFKから、Dディアスがヘッドで中に折り返した所をマヌが決め、貴重な先制点を挙げた。前半終盤には、ウチェのダイレクトパスから走り込んだソウサが最終ラインの裏に抜け出す決定機もあったが、これは飛び出したGKにふさがれた。
 後半になっても前線からタイトでしつこくチェックを掛けて相手に隙を与えない。それは終盤まで全く衰えることなく、失点しそうな場面はなかったと言っていいほど。その上で虎視眈々とカウンターでトドメを狙う。そして、相手に退場者が出た終盤、守備を引き付けたウチェのパスから途中出場のアルビンが決め(ファーストタッチは失敗したが何とかシュートに持ち込み)、勝負あり。
 狙い通りの戦い方で見事金星。
[試合後]衰えない運動量からのしつこいプレスは健在。アウェイではどうなんだろう?

バルセロナ
[試合前]水曜日にCLを戦ったばかりなのに、中2日の土曜日に入れられたひどい日程。火曜日がCLだったのに中4日の日曜日に試合のできる某チームがねたましい。しかし負傷者多く、そのCLから1人も変更せず。軽い負傷を抱えるイニエスタもそのまま先発。ザンブロッタは負傷から復帰したがベンチ止まりで、プジョルが引き続き右サイドバック。
[試合内容]やはり動きが重く、相手のしつこいプレスもあって厳しい立ち上がり。中盤から前に運ぶことにも苦労している状況。10分前後からようやく相手ゴール前でパスを出せるようにはなったが、タイトな守備を崩せずなかなかチャンスは創れない。他方で守備の方は、相手の速い仕掛けに対応できない場面が気になる。
 それでも前半中頃、中盤で2人を交わしたイニエスタの絶妙なラストパスからアンリが決定機を迎えたが、決められない。またCKからも、ミリートがほぼフリーでヘッドを合わせたのに、外してしまう。逆にFKから、ミリートがマークを外してヘッドでゴール前に落とさせてしまうと、中の対応も遅れてシュートを許し、先制点を失った。対応さえ怠らなければやらなくてもいい失点だった。
 その後も、もちろん攻撃は活性化せず。後半からザンブロッタを投入し、ロナウジーニョがトップ下気味にポジションを変えたが、大きく流れが変わった様子がない。メッシのドリブルは相手守備陣形の周りだけで中に切り込ませてもらえず、ロナウジーニョは中盤で消され、アンリは裏を狙うが出て来るパスが少なく、イニエスタは中盤で打開しようと仕掛けるが最後には止められ、両サイドバックの攻撃参加も印象薄く、完全に閉塞状態。ロナウジーニョとメッシに代えてドス・サントスやボージャンを入れても頼りにならない。
 ましてや、終盤にザンブロッタが両足タックルで一発退場してしまっては、もうどうしようもない。終了間際にその守備の薄い所から追加点を取られ、勝負あり。またもやアウェイで惨敗を喫した。
[試合後]前線からしつこくプレスを掛けてくるチーム相手には、とことん勝てない。それでも1チャンスで先制できれば、状況は変わるのだろうが。それにライカールト監督って、ハーフタイムや選手交代で流れを変えることできないよねぇ。

■ビッグチャンス
 ヘタフェ:  前半3回 後半4回 =7回
 バルセロナ: 前半3回 後半1回 =4回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 ヘタフェ:○ウチェ(力強いボールキープで相手に脅威)
 バルセロナ:●アビダル(守備で抜かれる、攻撃もミス多い)、●ミリート(ウチェの対応に苦労)、●ロナウジーニョ(前線では何も仕事をさせてもらえなかった)