10月31日(水) アトレティコ・マドリード4 - 3セビージャ(@WOWOW)

 Aマドリードが、勝ち越すたびにセビージャに追い付かれ、終盤に2点差にした直後にも1点を返されて、余裕のない勝利。

Aマドリード  4-4-2の布陣。おそらくベストメンバー。最近はシモンではなくルイス・ガルシアが先発している様子。
 開始早々、マキシ・ロドリゲスがゴールキックになりそうなボールを粘って残すと、拾ったフォルランのシュートはセーブされたものの、マキシが跳ね返りに突っ込んだこぼれ球を詰めたマニシェが押し込み、早くも先制に成功。
 その後は引き気味になってボールを支配されたが、バランスを保った守備陣形を取り、マークもタイトにできており、それほどピンチはなかった。ただし、中央のドリブル突破を何度か許していたのが気にはなった。そして、そのドリブル突破をゴール前でセファウルで止めると、その直接FKから開いた壁の間を狙われて壁に当たって入り、同点に追い付かれてしまう。
 それでもその3分後、スローインを受けたフォルランがワンタッチで戻した所からルイス・ガルシアが際どいシュートを放つと、セーブされたこぼれ球を今度はアグエロが詰めて押し込み、即座に再び勝ち越し。その後は再び相手にボールを回させてカウンター狙い。守備への切り替えは悪くなさそう。サイドから崩されそうな場面はあったが、よく守っていた。
 ところが前半終盤、GKが楽に取れそうなアーリークロスをゼ・カストロがヘッドでクリアしようとしてしまい、しかもなぜか自陣のゴールに入れてしまう(GKレオ・フランコのコーチングはあったのか?)。まさかの自殺点で再び同点に。
 これで後半は、冷静さを失いファウルを連発、ミスも多く、攻撃のリズムも失った。フォルランが前半途中で負傷交代したため1トップのアグエロではボールが前線に収まらず、チャンスが創れない。守備への切り替えも遅くなって守備のバランスも悪くなった印象。
 それでも後半中頃にようやくパスがつながり、途中出場のレジェスのパスをサイドで受けたアグエロのクロスをマキシがうまく押し込み、1チャンスでまた勝ち越すことができた。終盤には、守備を1人交わしたマキシがフリーでミドルシュートを放ったが、これは好セーブに阻まれた。
 守備の落ち着きは取り戻し、それほど危なげはない。ただし、セットプレーに対する対応が悪く、そこからはシュートを許している。それでもロスタイム、サイドを突破した途中出場のシモンのマイナスの折り返しを同じく途中出場のフラードが決めて、ようやく2点差の安全圏に逃げ込んだと思われた。しかしその直後、あっけなくパスで崩されて最後はゼ・カストロが交わされ、また1点差に。最後はロスタイムの時間を気にしながら余裕なく逃げ切り。
 1点をリードしている状態での守備はまずまず安定していたが、それ以外はバタバタ。勝つには勝ったが、安定した試合内容ではなかった。

セビージャ  前節から3人変更。カヌーテ負傷で、コネがファビアーノと2トップを組んだ。ドラグティノビッチ病欠のため、ブラルーズが引き続きのファシオとセンターバックを組んだ。また、ポウルセンに代わってマルティが中盤で先発。左サイドバックは引き続きクレスポ。
 開始早々、Dアウベスが相手のトラップをゴールキックにしようとして失敗、これを残された所からシュートを打たれてこぼれ球を押し込まれ、いきなりミスから失点してしまう。
 その後はボールを支配してパスを回してはいたが、効果的な攻撃はそれほどできていなかった。それでもゴール前でFKを得ると、壁を味方が開けた所をファビアーノが狙い、これが壁に当たって入って同点に追い付いた。しかしその直後、スローインからフリーでシュートを打たせてしまい、そのこぼれ球を押し込まれて再びリードを奪われた。再びボールは支配してサイドを中心に攻め立てるが、やはりチャンスはなかなか創れない。ところが前半終盤、勝手にクリアミスから自殺点をプレゼントしてくれ、知らぬ間に同点に追い付いた。
 後半はほぼ互角の展開だが、チャンスもピンチもほとんどない、こう着状態。カウンターの機会はあったが、もう一歩チャンスには結びつかない。そして、右サイドから崩されてしまい、ピンポイントクロスで3度目の勝ち越しを許した。
 流れの中からチャンスは創れず、終盤のFKからはブラルーズがマークを外してヘッドを合わせたが、枠に飛ばず。逆にロスタイム、Dアウベスが交わされて崩された右サイドからフリーで折り返され、シュートを決められて2点差に。それでもその直後、Dアウベスのパスを途中出場のドゥダがダイレクトでつないでファビアーノがトラップで抜け出し、1点を返して望みをつないだ。しかしもう1チャンスに至らず敗れた。
 アウェイでの攻撃力はこんなものか。途中でナバスとアドリアーノの左右を入れ替えたり、カペルを途中出場で右サイドに入れたり、と新監督の試みは見られた。

■ビッグチャンス
 Aマドリード: 前半2回 後半3回 =5回
 セビージャ:  前半2回 後半3回 =5回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 セビージャ:●ダニエル・アウベス(厳しい守備を見せる時もあったが、軽い対応も。合わないパスも多い。)