5月4日(日) ミラン2 - 1インテル(@スカパー)

(ミランの布陣)

             インザーギ
 
               カカ

セードルフ  アンブロジーニ  ピルロ  ガットゥーゾ

ファバッリ    カラーゼ    ネスタ    ボネーラ

               カラチ

 消極的なインテルに乗じて2点を先取したミランが、その後やっと攻撃的になったインテルの反撃を1点に抑え、インテルの優勝ムードに水を差してやった。

ミラン
[試合前]4位奪取の可能性が出て来た。しかし、ダービーは3連敗中。インテルのダービーでの自力優勝は阻止したいところ。
 快勝の前節と全く同じスタメン。セードルフの位置が微妙だが、セードルフは左サイドスタートで、インザーギ1トップ、カカがトップ下の、4-4-1-1の布陣に近い。負傷から復帰しているオッドとヤンクロフスキーは使わず、両サイドバックは引き続きボネーラとファバッリ。
[試合内容]序盤は、カカの個人技くらいしか目立たず攻撃のリズムが出なかったが、徐々にペースを上げて攻撃が活性化。相手に引かれて攻めあぐねる場面も少なくないが、割りと活発な動きで攻めたれる展開に持ち込んだ。ピルロやセードルフの流動的な動き、両サイドバックの攻撃参加もまずまず。
 前半中頃、カカのパスからインザーギが抜け出すが、決定機でのシュートはGKに阻まれた。また、ボネーラのダイレクト・クロスからインザーギがヘッドで合わせようとするが、わずかにやや高くミートせず。前半終盤には、セードルフのパスからサイドに飛び出したカカが折り返し、インザーギがヘッドで飛び込むが、枠を捉えず。
 そして後半序盤、ボネーラのパスを受けたカカがクロスを入れると、インザーギがニアでヘッドを合わせ、待望の先制点が入った。さらに、高い位置でアンブロジーニがボールを奪うと、カカがそのまま持ち込んで、追加点も手に入れた。
 しかしその後は、攻め疲れからかペースダウン。相手の反撃を受け止めてカウンター狙いに切り替わった。実際に3対2の絶好のカウンターもあったが、決定機に持ち込めず。一方で、ネスタがつぶれている間にボネーラの裏にパスを出された決定機を許す。また、相手の交代選手のスピードに苦しみ、ボネーラ等が見苦しいファウルで止める場面も増え始める。そして、その1つのFKから直接狙われると、GKカラチが読み間違えて反応できず、1点を返されて余裕なくなった。
 それでもゴール前を固めて、何とかしのぎ切る。終了間際に途中出場のパトの余計なパスミスから再びゴール前でFKを与えてしまうピンチもあったが、逃げ切りに成功。
[試合後]両チームの現状の勢いからすると、妥当な結果か。最も危険な試合で勝ち点3を手に入れ、フィオレンティーナのつまづきにも助けられ、4位に返り咲き。

インテル
[試合前]勝てば、文句なしに優勝を決められる。しかもダービー(アウェイであるがもちろん本拠地サン・シーロ)という絶好の舞台。勝てなくても、ローマの試合結果によっては決まる状況でもある。
 前節から4人変更。バロテッリではなくクレスポが先発。中盤ではスタンコビッチに代えて(負傷?)マニシェが先発。最終ラインではセンターバックをマテラッツィとリバスのコンビに入れ替え、キブは左サイドバックに回した。中盤はダイアモンド型の様子で、トップ下にマニシェ、右にビエラ、左にサネッティ、底にカンビアッソ。
[試合内容]序盤こそ積極的な姿勢を見せるかと思われたが、結局は無理せずに守備的な戦い方。最近のアウェイでのインテルらしく、かなり引いて守備を固めた。引きは早いものの、引きすぎてミドルシュートを打たれる場面も。ゴール前のスペースを埋めるだけで、中盤のチェックは厳しくなく、相手にほとんど自由にパスを回させており、ラストパスを狙われる。マテラッツィがチェックに出た裏を突かれてオフサイドを取れずに決定機を許す場面あり、ダイレクト・クロスからマークに付き切れない場面あり、何とか持ちこたえている状態。前線にボールが入ることが少なく、押し上げもほとんどなく、1チャンス狙いも不発。
 そして後半序盤、キブの裏にパスを出されて左サイドを崩されると、マテラッツィが釣り出されながらクロスを入れられ、リバスが相手を捕まえ切れずにヘッドを許し、とうとう先制点を失った。さらにその数分後、自陣でビエラがボールを失うミスを犯し、痛い追加点まで許してしまう。
 その後になってようやく攻撃的な姿勢。積極的にボールを奪う姿勢を見せ、攻撃に人数を掛けるようになった。60分過ぎには、ビエラのパスからクレスポが抜け出すが、シュートは飛び出したGKに阻まれた。さらに、スピードのあるバロテッリとスアソを投入し、攻め込む。これを生かしてFKを得ると、珍しくクルスが直接沈め、1点を返した。
 しかし、その後もクロス等で攻め立てたが、守備を崩すに至らず、敗れた。
[試合後]ローマが勝ったため、優勝は決まらず。2失点後のように、最初からダービーらしく積極的に行けばよかったのに。消極的な戦い方に不満。

■ビッグチャンス
 ミラン:  前半3回 後半3回 =6回(2得点後=1回)
 インテル: 前半0回 後半5回 =5回(2失点後=5回)

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 ミラン:○インザーギ(やはり好調、顔出しや動き出し)、○ピルロ(守備に難はあるが、中盤の底にいるだけでなく動けている)