3月22日(土) インテル1 - 2ユベントス(@スカパー)

 インテルが、ユベントスの堅い守備を敗れず、逆に守備の集中を欠いて失点、終盤の反撃も一歩及ばず妥当な敗戦。

インテル
[試合前]2位ローマとは勝ち点7の差の余裕あり。勝てそうだったのに引き分けに持ち込まれた前回対戦の借りをホームで返したいところ。
 退場者を出して引き分けた前節から4人変更。マテラッツィが出場停止から復帰。2トップのイブラヒモビッチのパートナーはクルスに変更。キブは中盤に上がり、スタンコビッチが中盤に復帰。スタンコビッチが中盤の底。ヒメネスをトップ下に入れ、4-3-1-2の布陣かな。カンビアッソやビエラ、フィーゴは負傷中。
[試合内容]やや押し気味ではあったが、相手の集中した守備もあって、なかなか攻撃のリズムが上がらない。ラストパスは守備網に引っ掛かって通らず、Pエリアに侵入することもほとんど許してもらえない。2トップを追い越すような動きもほとんど観られず、流れの中からの可能性が薄い。FKからは、フリーのブルディッソが合わせ損なった所をスタンコビッチがヘッドで押し込もうとするが、バーの上に弾かれた。またCKからは、スタンコビッチがヘッドを合わせたが、枠に飛ばない。
 他方で、守備に回った時の中盤のプレスが緩く、そのためラインも下がり気味。割りと相手にパスを回させてしまっていた。こぼれ球を拾われ、あるいは早い守備に奪われ、立て続けに攻撃を受ける場面も。序盤には、クロスの形を創られて際どいピンチも許した。後半開始直後にも、クロスのこぼれ球からあわやの場面。
 そして後半序盤、CKの流れから長いラストパスを通してしまい、オフサイドも取れず、先制点を失った。その直後にスアソを投入して3トップとした反撃体制。マイコンのフィードのこぼれ球からイブラヒモビッチが戻した所をそのスアソが狙うが、枠に飛ばない。しかし逆に、ゴール前へのくさびを許すと、ブルディッソのゴール前のクリアを相手に拾われてしまい、痛恨の追加点を失う。
 すると、クルスを下げてマニシェを入れ、再び2トップに戻す謎の采配。かと思ったら、終盤にはバロテッリを入れてまた3トップに変更、ベンチも迷走を続けた。攻撃は引き続きかみ合わず、1点すら遠いまま。むしろ、センターバックが2人ともバタついてしまい、マテラッツィが交わされたり、ブルディッソがまたクリアミスしたり、駄目押しを食らいそうな可能性の方が高かった。終盤には、マテラッツィの軽率なパスミスから1対2の絶体絶命のピンチすらあった。
 それでもその直後、マイコンがサイドをえぐることに成功、そのマイナスの折り返しをマニシェが押し込み、ようやく1点を返す。追い付く目が出て来たが、やはり次の1点も遠い。ロスタイム、マニシェがスタンコビッチとのワンツーのこぼれ球から突っ込むが、何とか当てたシュートはポスト外側に当たって外れた。
 内容伴わず、妥当な敗戦。
[試合後]攻撃も守備も、前半戦の調子ははるか彼方。なお、次節はキブが出場停止。

ユベントス
[試合前]アウェイで勝ち点が伸びていないような。
 いつものとおり、トレゼゲとデル・ピエーロの2トップ、イアクィンタはベンチスタート。中盤センターは、今日はシソコとカモラネージのコンビとし、右サイドにはサハミジッチを入れた。
[試合内容]中盤のカモラネージを起点とした攻撃が中心。やや押され気味ではあっても攻め込む場面は少なく、相手よりもリズムはあったような印象だが、2トップに良い所でボールが入らず、それほどチャンスは増えない。序盤、ネドベドのクロスにデル・ピエーロが合わせたが、シュートはGK正面。後半開始早々、クロスのこぼれ球からファーサイドでフリーのネドベドがボレーを叩いたが、GKに弾かれた。
 ゴール前の守備はコンパクトにして集中を保ち、際どいピンチはほとんどない。ラインも必要な時にはしっかり押し上げ、ライン・コントロールも破綻がない。気をつけなければならないのは、セットプレーのみの状況。
 そして後半序盤、CKの流れから、最終ラインのモリナーロの長いパスが(キエッリーニに当たって?)カモラネージに通り(オフサイドくさい)、これを決めて先制点を挙げた。さらに、カモラネージのくさびをデル・ピエーロがワンタッチでつなぐと、そのこぼれ球からそれまで消えていたトレゼゲが決め、大きな追加点。
 これで相手が守備のスペースをさらに開けてくれると、チャンスの可能性が広がった。後半中頃には、(?)のフィードを受けたデル・ピエーロが守備を交わしてゴール前に持ち込むが、シュートは決められず、跳ね返りに詰めたトレゼゲも押し込めず。また終盤には、中盤のパスカットからデル・ピエーロとトレゼゲが2対1の絶好機を迎えたが、デル・ピエーロのシュートはGK正面。駄目押しのチャンスは逸した。
 するとその直後、左サイドを崩され、キエッリーニも交わされてえぐられてしまい、折り返しから1点を返されて、余裕がなくなった。やや慌てる場面もあったものの、終盤の反撃をしのいで逃げ切り。
[試合後]現状の調子、力関係のはっきり出た、妥当な勝利。

■ビッグチャンス
 インテル:  前半3回 後半3回 =6回
 ユベントス: 前半2回 後半5回 =7回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 インテル:●マテラッツィ(失点以降の軽い守備、軽率なミス)、●ヒメネス(攻撃に変化を付けられず存在感なし)
 ユベントス:○カモラネージ(ボールに積極的に絡み、守備にも奔走、中盤の役割を果たした)