3月19日(水) ミラン1 - 2サンプドリア(@スカパー)

(ミランの布陣)

              パト
 
       セードルフ     カカ

  アンブロジーニ   ピルロ   ガットゥーゾ

ヤンクロフスキー  カラーゼ  ネスタ  オッド

              カラチ

 ミランが、サンプドリアのカウンターにはまり、後半の猛攻も1点及ばず、また負けた。

ミラン
[試合前]前節の敗戦でフィオレンティーナとの差が元通り、CL出場権に向けた「決勝戦」が続く。
 内容は悪くなかった前節から2人変更。マルディーニは休養で、負傷明けのネスタがセンターバックに復帰。同じくヤンクロフスキーも先発で復帰。負傷を抱えたカカ、セードルフ、カラチはいずれも間に合った。
[試合内容]相手の厚い中盤に苦しみ、ゴール前に割って入れない、まずい展開。いきなり中盤でボールを失ってカウンターを食らっている。さらに、10分も経たないうちにカカが前節の負傷を再発させて交代してしまう(2トップに変更したが、交代で入ったのはジラルディーノではなくパロスキ)。しかも、その直後、守備の集中を欠いて、スローインからゴール前でつながれて先制点を失ってしまう(ヤンクロフスキーが最初からカバーを捨ててオフサイドを取りに行ったのが失敗か)。
 中盤を打開できないまま、むしろ流れを相手に明け渡す。ゴール前のこぼれ球からパロスキがうまく持ち出したが、シュートは外した。逆に前半中頃、相手ゴール前のセードルフからパトへのパスの失敗からカウンターを食らい、ヤンクロフスキーとネスタが間に合ったものの食い止められず、追加点まで失った。
 ようやく30分過ぎから動きやパスの展開が大きくなって、リズムを上げたような印象。ピルロからサイド等に流れるパロスキへのフィード、セードルフの2列目からの飛び出し、といった崩しの動きが出始めた。これでかなり流れを傾けた。さらに後半からは、ジラルディーノを投入、パトを中盤の右め、セードルフを左めに置いた、中盤ボックス型の4-4-2の布陣に変えた様子。前半のようなカウンターを受ける場面はかなり減り、ほぼ一方的に攻め立てる展開にはなった。クロスやミドルシュート、セットプレーで何度となくゴール前を脅かすが、なかなか1点をこじ開けられない。ピルロの直接FKはポスト直撃。
 それでも後半中頃、ショートCKにパロスキがヘッドで合わせ、ようやく1点差までこぎ着ける。勢い付いてさらに攻め立てるが、途中出場のファバッリのミドルシュートはわずかに外れ、ガットゥーゾのミドルシュートは好セーブに阻まれた。
 入り方を失敗して痛恨の敗戦。
[試合後]フィオレンティーナが負けてくれて勝ち点差は開かず「決勝戦」は続けることができそうだが、下が詰まってしまった。こうなると、カカの負傷の程度がかなり気がかり。また、ついにジラルディーノよりもパロスキを優先しだしたが、この試合を観る限りは文句なし。

サンプドリア
[試合前]いつの間にやらウディネーゼを交わして6位まで浮上。5位ミランとも勝ち点4の差にすぎない。
 中盤を厚くした3-6-1の布陣かな。負傷のあったボナッツォーリが間に合って1トップに入った。カッサーノは出場停止中(2/5)。モンテッラは負傷中。
[試合内容]人数を掛けた中盤をコンパクトに保ち、ここでボールを奪って速攻を掛ける狙いが明らか。早速、カウンターからサンマルコのパスを受けたボナッツォーリが惜しいシュート。相手の攻撃を中盤で封じて流れを掴むと、結局はロングスローから、(デルベッキオ?)がオーバーヘッドでゴール前に落とした所をサンマルコがつないでマッジョが押し込み、貴重な先制点を挙げた。さらに前半中頃には、やはりカウンターから、ボルピのパスを受けたデルベッキオが2人に囲まれながら突破に成功、追加点を挙げた。
 この後も、ボルピの惜しい直接FKで脅かす。前半終盤にも、(?)のフィードでサイドに起点を作ったボナッツォーリが折り返すと、ゴール前のデルベッキオは空振りしたものの、流れ球を拾ったマッジョに決定機が訪れたが、このシュートは外し、前半のうちに試合を決められなかった。
 前半終盤から相手の展開がダイナミックになると、さすがに中盤をコンパクトに保てなくなって相手の猛攻が始まった。後半になると、カウンターの精度も落ちてしまい、徐々に一方的な守勢に巻き込まれてしまう。クロスやセットプレーでさかんにゴール前にボールを送り込まれたが、集中してよく耐えた。
 ついに後半中頃、ショートCKからヘッドを決められて1点差とされ、いっそう厳しく追い込まれた。終盤にはルッキーニが2枚目のイエローをもらって退場し、ゴール前に釘付けの状態。フリーでクロスやミドルシュートを浴びたが、GKカステラッツィの好セーブもあって、最後まで耐え切った。
[試合後]貴重な直接対決での勝利で、ミランとも勝ち点1の差。攻撃的なホームの試合が観れないのが、返す返すも残念。

■ビッグチャンス
 ミラン:    前半2回 後半6回 =8回
 サンプドリア: 前半5回 後半0回 =5回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 ミラン:○パロスキ(前線の起点としてよく粘って奮闘)、●ヤンクロフスキー(守備で穴、攻撃も雑)
 サンプドリア:○ボルピ(中盤の底で攻守に奔走)