3月1日(土) ミラン1 - 1ラツィオ(@スカパー)

(ミランの布陣)

        ジラルディーノ     パト
 
              セードルフ   
   グルキュフ            ガットゥーゾ
              エメルソン

ヤンクロフスキー  カラーゼ  ボネーラ   オッド

               カラチ

 相も変わらずパッとしないミランが、幸運なPKをもらって引き分けるのが精一杯。

ミラン
[試合前]勝っておけば4位に再浮上する可能性もあるが、むしろ週中のCLに集中か。
 前節から6人変更のローテーション。インザーギ、アンブロジーニ、ブロッキ、マルディーニ、カフー、出場停止のファバッリに代わって、ジラルディーノ、グルキュフ、ガットゥーゾ、カラーゼ、オッド、ヤンクロフスキーが先発。ネスタやカカは間に合わず、ピルロも負傷らしい。
[試合内容]今日も、ややペースは握っているものの、攻撃が活性化しない。精度や工夫がほとんど観られず、得点の可能性がまるで観えない。オッドやヤンクロフスキーからはろくなクロスが入らない。オッドがつまらないパスを入れてはカウンターを食らい、エメルソンが無理な縦パスを入れてはカウンターを受け、ボネーラが相手のパスを渡してみたり、と反撃の受け方も良くない。
 前半終盤には、セードルフが負傷したため、仕方なくパロスキを入れて3トップにした様子。ジラルディーノを真ん中に、パトが左、パロスキが右。さらに後半からは、パッとしない出来のヤンクロフスキーとエメルソンを早くも下げ(どちらも負傷によるもの)、アンブロジーニと若手のディゴンを投入、ボネーラを左サイドバックに回してディゴンをセンターバックに入れる、思い切った選手交代。しかしリズム変わらず、逆に後半序盤には、立て続けに際どいシュートを許してしまう。ついには、カラーゼとディゴンがサイドに引き出されたのに中への折り返しを許し、オッドの絞りも間に合わず、最終ラインを崩されて先制点を失ってしまう。
 パトとグルキュフの左サイドを中心に反撃を仕掛けるが、まだ攻めあぐねる。グルキュフのドリブル突破からのクロスから、パトがボレーを叩くが枠に飛ばない。ほとんど追い付ける可能性は見出せなかったが、しかし後半中頃、合わなかったCKでカラーゼを引っ張り倒してくれ、幸運なPKが舞い込んで何とか同点に追い付いた。
 終盤には、パトのパスからパロスキがサイドに抜け出して相手を交わしたが、シュートを打たない上にマイナスの折り返しを通せない。また、相手に退場者が出て押せ押せの状態には持ち込めたが、それでも逆転するだけの攻撃をできずじまい。
 つまらない引き分け。
[試合後]CLに向けて好材料が見当たらない。セードルフが負傷し、パトもカウンターを悪質なファウルで止められて打撲した様子。今日も楽な試合ができず、疲労も心配される。
 CLで対戦するとはいえ、プレミアリーグのアーセナル戦の結果を言わない配慮が欲しかった。まだ観てないのに。せめて、「これから言います」と断りを入れてからにして欲しい。

ラツィオ
[試合前]CL敗退しても大して勝ち点を伸ばせず、まだ12位。
 ロッキ、パンデフに加えてビアンキも先発、パンデフをトップ下に置いた中盤ダイアモンド型の4-4-2の布陣かな。中盤の左サイドにベーラミを置き、右サイドにダボと、やや工夫をしてきた。
[試合内容]それほど中盤でプレスを厳しく掛けず、ゴール前のスペースを埋めてカウンター狙いの様子。確かにカウンターのチャンスはあったが、こちらも精度や工夫が足りず、なかなか攻撃の形が観えない。単純なクロスを入れるパターンも多い。
 それでも後半序盤には、ようやく形を創ってチャンスを連発。パンデフのマイナスの折り返しからロッキがシュートを叩き、またパンデフが相手に囲まれながらシュートを放ち、惜しい場面が続く。そして、ダボのパスからサイドに流れたロッキがダイレクトで中に折り返すと、詰めたパンデフが押し込み、流れを掴んだ時間帯でしっかり先制に成功。
 右サイドを崩される場面はあったものの、人数を掛けた守備でほとんど破綻はないはずだった。ところが後半中頃、誰にも合わないCKから、またベーラミが相手を引っ張ってしまい、つまらないPKで同点をプレゼントしてしまう。
 残り15分でビアンキを引っ込めて通常の4-4-2の布陣に変更、引き分け狙いに切り替えた様子。終盤に、カウンターを悪質なファウルで止めたデ・シルベストリが一発退場して厳しい状況に追い込まれたが、しのぎ切って引き分けに持ち込んだ。
[試合後]余計なPKを与えなければ、勝てたかもしれないのに。後半序盤に数分間を除いては攻撃の形がほとんど創れず、FW3人を同時起用した意義があったかどうか、微妙。

■ビッグチャンス
 ミラン:  前半0回 後半4回 =4回
 ラツィオ: 前半0回 後半4回 =4回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 ミラン:●ヤンクロフスキー(クロスやパスの精度がない)、●グルキュフ(得意のドリブル突破を見せる場面もあったが、つまらないパスミスも少なくなく、総じてプレーの波が大きい)、●ジラルディーノ(ボールに絡む場面少なく、絡んだと思ったらほとんどオフサイドに掛かっている)