2月3日(日) フィオレンティーナ0 - 1ミラン(@スカパー)

(ミランの布陣)

          ジラルディーノ
 
        カカ    セードルフ

   アンブロジーニ  ピルロ  ブロッキ

マルディーニ  カラーゼ   ネスタ   オッド

             カラチ

 珍しく選手交代に成功したミランが、フィオレンティーナとの上位対決に競り勝ち、上位進出への足がかりを手に入れた。

フィオレンティーナ
[試合前]上位直接対決を制し、CL出場権内の座を固めたいところ。
 リベラーニは負傷?ドナデルは場停止。中盤にはヨルゲンセンとクズマノビッチが入り、中盤の底にはヨルゲンセン。今日の3トップの中央はパッツィーニ、古巣相手のビエリはベンチスタート。新戦力のダ・コスタがベンチ入り。
[試合内容]プレスを掛けるものの完全にペースを掴むことはできなかったが、速い展開でゴール前に迫る場面は多い。いつものように両サイドを起点にチャンスをうかがっていたが、意外にシンプルに早めにクロスを入れるパターンが多い。実際その形で、クズマノビッチのクロスから競り勝ったムトゥがヘッドを叩くがポスト直撃、そのこぼれ球を拾ったモントリーボのクロスに再びムトゥがヘッドを合わせるが、今度はGKに防がれた。
 前半終盤からはプレスが機能し、多くのこぼれ球も拾えてペースを握り始めた様子。ヨルゲンセンのフィードをPエリア内で受けたパッツィーニが、守備を背負って素早い反転からシュートに持ち込むが、わずかに外れ。後半もさかんにサイドを崩してサンターナやムトゥからクロスが入っているが、なかなか得点に結び付かない。後半中頃には、サンターナのクロスからムトゥが至近距離でボレーシュートを叩くが、GKに弾かれてしまう。
 ところが、サンターナがPエリアに侵入しながらボールを戻してチャンスをつぶした直後、カウンターからゴール前に入り込まれると、相手を複数で囲んでいながらシュートを許してしまい、逆に先制点を失った。
 相手に負傷退場者が出て終盤は一方的に攻め立てたが、縦に放り込むだけのパワープレーは跳ね返されるばかり。それでも終了直前のショートCKで、パスクァルのクロスからガンベリーニがヘッドを叩くが、GKに防がれてしまった。チャンスはありながら1点をもぎ取ることができず、痛い敗戦。
[試合後]現実的にはCL出場権が目標となるだろうが、この敗戦で分からなくなった。

ミラン
[試合前]やっと6位まで浮上。直接対決で勝っておけば、4位の座が見えてくる。
 中3日の前節から4人変更。パトをベンチに残してセードルフが先発に戻り、ジラルディーノ1トップの4-3-2-1の布陣。アンブロジーニが出場停止から復帰した一方、ガットゥーゾは負傷で、古巣相手のブロッキが先発。マルディーニも左サイドバックで先発に復帰。GKはジーダではなく引き続きカラチ。
[試合内容]パスを回すことのできる時間帯もあってチャンスは創れている。押し込まれる時間帯も、得意のカウンターの形を創ることができている。しかし今日も決定力が低い。序盤のカウンターからは、カカのクロスを受けたジラルディーノが角度のない所から浮いたシュートで狙うが、守備にクリアされた(クリアミスがバーを直撃)。30分頃には、ブロッキからカカへのパスへのこぼれ球をジラルディーノが拾うが、シュートは外れ。前半終盤には、カカのパスをブロッキが落としてジラルディーノに渡すが、コースが空いていたのに大きくシュートミス。前半終了間際のカウンターからは、セードルフのパスからカカが狙うが、シュートはGK正面。
 守備では、クロスからオッドがムトゥにヘッドで競り負ける場面、またネスタがパッツィーニへのくさびをカットできずに苦労する場面が目に付く。前半終盤からは相手のプレッシャーが強まってペースを奪われた印象。マルディーニの左サイドを崩されてクロスを許す場面もかなり増えた。後半序盤にネスタが不用意にボールを失って悪質なファウルで止める等、流れも悪くなった。
 それでもしぶとく失点を防ぎ、後半中頃にはパトやエメルソンを投入、ジラルディーノも残して2トップに変更、強気に勝ちに出た。これでやや流れを押し戻すと、カウンターからくさびを受けたジラルディーノが戻し、ピルロのフィードでサイドに飛び出したカカのクロスをゴール前で受けたパトが、相手に囲まれながらもボールコントロールからシュートに持ち込み、値千金の先制点を挙げた。
 終盤にそのパトが負傷退場すると(交代枠なし)、守備を固めてパワープレーを跳ね返す。無難にしのいでいたが、終了間際のショートCKへの対応が遅れてヘッドを許してヒヤッ。
 不安な守備はあったものの、選手交代に成功して大きな勝ち点3を挙げた。
[試合後]これでフィオレンティーナとは勝ち点4の差、消化の遅れている試合を考慮すれば、4位のポジションがようやく視界に届いて来た。
 なお、ジラルディーノは出場停止、パトは負傷した様子で、次節のFWはどうするんだろう?カカの1トップ?【追記:珍しく途中交代したカカも負傷したらしい。】また、パトと途中交代させられたセードルフが不満そう。【追記:負傷による交代だったかも。】

■ビッグチャンス
 フィオレンティーナ: 前半3回 後半4回 =7回
 ミラン:       前半5回 後半2回 =7回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 フィオレンティーナ:○パッツィーニ(ネスタ等を相手にゴール前でうまくボールを受ける)
 ミラン:○カラチ(クロスに対するキャッチングのファンブルもあったが、セービングでは安心感)、●オッド(クロスの精度は良かったが、ムトゥに対する守備で負け)、●ネスタ(パッツィーニに手こずる、自らのミスを悪質なファウルで止める)、●マルディーニ(特に後半、左サイドの守備でクロスをさかんに許す)