2月3日(日) ユベントス1 - 1カリアリ(@スカパー)

 ユベントスが、自信を取り戻した最下位カリアリの善戦に苦しめられ、負けなくて良かったほどの引き分け止まり。

ユベントス
[試合前]何人か主力を欠き、限られた戦力でやりくり。イアクィンタとザネッティが出場停止。ブッフォンやキエッリーニは負傷。アンドラーデやゼビナは負傷中。トレゼゲとデル・ピエロの2トップ、中盤センターはノチェッーノとティアゴのコンビ、右サイドにパッラディーノ、右サイドバックにサハミジッチ、センターバックにグゲラを回し、GKはベラルディ。負傷明けのカモラネージや新戦力のシソコがベンチ入り。同じく新戦力のステンダルドは出場停止。
[試合内容]特に序盤は流れを掴み、先制点は時間の問題かと思われた。ボールを奪い返してからの縦に速い展開でチャンスを創っていた。ネドベドのパスからトレゼゲが抜け出すが、決定機で決められない。
 しかし、徐々に相手のチェックが強まって押し戻されるようになり、中盤で食い止められずにゴール前に迫られる場面も増え始めてしまった。それでも変わらずチャンスを創っていたが、先制点が奪えない。ネドベドのフィードを受けたデル・ピエロのパスからパッラディーノがゴール前に走り込むが、シュートを決められない。前半終盤のショートCKからのティアゴのシュートは、わずかに外れ。モリナーロのクロスにネドベドがヘッドで合わせるが、これも外れ。
 すると、ミスが増え始めて攻撃のリズムが落ち、他方で逆に守備を崩される場面も出始める。前半終了間際と後半序盤には決定的なピンチも許し、むしろ流れを明け渡した印象。そして案の定、CKから崩されて先に失点してしまう。
 しかし、失点直後にようやく得点でき、即座に同点に。中盤でボールを取り返し、ネドベドのミドルシュートが決まった。それでも、攻撃のリズムを取り戻すことはできなかった。新戦力のシソコを投入して勢いは付けたものの、相手の粘る守備や攻撃ミスからチャンスが創れない。逆にカウンターを食らって再び失点する可能性の方が高そうな有様。終盤のCKに合わせたサリハミジッチのヘッドも外れ、勝つことはできなかった。
[試合後]前半のうちに先制できていれば勝てたかもしれないが、総体的には引き分けでもやむをえない内容。
 シソコに大きな期待が掛かっているのは、やや意外。それだけ、これまでの中盤に安定感がなかったということか?

カリアリ
[試合前]最下位独走中だが、前節の劇的な逆転勝利で波に乗れるかどうか。
 4-2-3-1の布陣かな。ラリベイの1トップ、新戦力のジェダがトップ下。パローラが左サイドに入り、フィーニはコンティとボランチを組んでいる様子。GKは引き続き新戦力のストラーリ。
[試合内容]序盤は、最終ラインの裏を突かれてピンチに陥る場面が何度かあり、守備で耐える状況。決定機まで許していたが、GKストラーリのセーブ等でこの時間帯をしのいだ。
 序盤を過ぎると、高めの位置から積極的にプレスを掛けられるようになり、流れを押し戻すことに成功。パスも比較的つなぐ姿勢を見せ、右サイドのフォッジャを起点にして攻撃を仕掛けることも可能になった。むしろ流れを引き寄せた印象で、チャンスも創っていた。ショートCKからジェダが戻してフォッジャが狙うが、シュートはGKに弾かれた。前半終了間際には、ロングフィードを受けてジェダとのワンツーからラリベイが抜け出して決定機を迎えるが、シュートを決められない。
 フォッジャが負傷して前半だけで交代してしまい攻撃の勢いが落ちるかと思われたが、代わって入った新戦力のコッスがトップ下でパスを展開して攻撃の形を作り、後半も遜色ない以上の攻撃のリズム。後半序盤には、ジェダの浮き球パスからラリベイがフリーでヘッドを叩くが、これを外してしまう。チャンスを創りながら先制点に結び付けられず嫌な流れだったが、CKをコンティがヘッドですらした所を詰めたビアンコが押し込み、待望の先制点。
 ところがその直後、中盤でボールを失ってミドルシュートを決められ、あっけなく同点に追い付かれた。これもまずい流れと思われたが、守備の集中が落ちることはほとんどなく、よく献身的に粘って逆転は許さない。むしろ、カウンターの形をきれいに創っており、もう一度勝ち越したかったほど。後半中頃のカウンターからは、コッスが仕掛けて放ったシュートのこぼれ球に詰めた途中出場のセンターバック、カニーニがGKと1対1の決定機を迎えるが、シュートをGK正面に打ってしまう。終盤のカウンターからは、ジェダの大きなサイドチェンジをコッスがダイレクトで折り返し、フィーニもワンタッチで途中出場のアックアフレスカにつないだが、アックアフレスカのトラップが流れてシュートもできず。
 惜しくも連勝は逃したが、内容の濃い引き分け。
[試合後]前節の余韻がまだ残っている様子。この試合でいっそう自信を深めたはず。冬の補強もまずまず機能し、残留争いに食らい付く可能性が出て来た。

■ビッグチャンス
 ユベントス: 前半5回 後半2回 =7回
 カリアリ:  前半3回 後半4回 =7回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 ユベントス:○ネドベド(交わすテクニックと運動量)、●ノチェッリーノ&ティアゴ(危険なパスミス)、●デル・ピエロ(精度のないプレー)
 カリアリ:○コッス(後半からの出場ながら、攻撃のリズムを生んだ)