12月23日(日) インテル2 - 1ミラン(@スカパー)

(ミランの布陣)

           インザーギ
 
         カカ    セードルフ

   アンブロジーニ  ピルロ  ガットゥーゾ

マルディーニ  カラーゼ   ネスタ   オッド

             ジーダ

 「世界王者」ミランが、「国内王者」インテル相手には得点力を発揮できず、逆に守備をこじ開けられて、逆転負け。

インテル
[試合前]首位快走中。「世界王者」を倒して真の実力差を見せ付けたいところ。
 イブラヒモビッチが出場停止から復帰、フリオ・クルスと2トップ。ヒメネスがトップ下に入り、4-3-1-2の布陣。キブが中盤の底。フィーゴ、スタンコビッチ、ビエラ、ダクールと主力に負傷者はいるが、十分なメンバー。
[試合内容]厳しい中盤の攻防の中、完全にペースを握ることはできない。序盤、マイコンのクロスからファーサイドでフリーのイブラヒモビッチがボレーを叩くが、これは枠を逸れた。むしろ徐々に相手にパスを回されるようになっていた印象。そして、相手にパスを受けさせてしまったコルドバがPエリアぎりぎりでFKを与えると、これを直接決められて先制点を失った。
 ここから前掛かりになって攻勢。イブラヒモビッチの展開からクルスがクロスを入れ、これは防がれたものの、こぼれ球を角度のない位置からヒメネスが狙ったが、これは惜しくもバー直撃。逆にカウンターのスペースを与え、カカの突進に苦しめられた。イエローが多発し、サムエルが切り返しでやられて負傷するアクシデントまで発生。それでもサムエル交代前の10人の状態の中、カンビアッソのパスをPエリア内で受けたクルスが、守備に囲まれながらも狭いコースをシュートで通し、同点に追い付いた。
 後半も、序盤は相手のパスを回されて攻撃される場面が目立った。その中でカウンター等から虎視眈々と逆転を狙う展開。そして60分過ぎ、クロスのこぼれ球を拾ったカンビアッソがミドルシュートを決め、逆転に成功。
 その後は試合のコントロールを図り、こう着状態に持ち込んだ。中盤からのタイトな守備で相手の攻撃をよくつぶしていた。しかし終盤になった途端、引いて守備的になった様子。相手に攻め込む機会を与え、1度だけだったが、クロスからゴール前でフリーで飛び込まれる決定的な場面まで許してしまっていた。途中出場のスアソのスピードを生かしたカウンターは不発で、駄目押しならず。
 相手の守備をこじ開け、逆転勝ち。
[試合後]攻撃で圧倒するような試合にはならなかったが、「世界王者」を倒して溜飲を下げた。【追記:サムエルは重傷を負った。負傷者がやけに多いが、このくらいのハンデがないとね。。。】

ミラン
[試合前]もはやスクデットは無理だとしても、「クラブ世界一」としての誇りを示すことができるかどうか。
 重要な試合は、インザーギ1トップの4-3-2-1の布陣。左サイドバックにマルディーニ、右サイドバックにオッド。
[試合内容]中盤から厳しい守備の応酬で、相手にペースを持って行かせなかった。代償としてイエローも多発。とはいえ序盤には、クロスからファーサイドをフリーにして際どいシュート場面も許していた(オッドが中に絞りすぎ?)。それでも徐々に、パスが回る展開には持ち込んだ。そして、(?)のパスがインザーギに渡った所で倒されゴール前でFKを得ると、これをピルロが直接沈め、先制に成功。
 相手の反撃に対しては、特に中央の守備は集中し、それほど隙は見せていない。ただ、ボールの失い方が悪い場面が少なくない。先制直後には、カラーゼのパスミスをきっかけに、クロスにこぼれ球からバー直撃のヒヤッとするシュートも浴びた。他方で攻撃は、いつもどおりカカのスピードを生かしたカウンターが主体になっていったが、ファウルも含めて人数を掛けて止められ、追加点の機会は訪れない。逆に、Pエリア内で相手を3人で取り囲んでいたのに狭いコースをシュートで打ち抜かれ、前半のうちに同点に追い付かれてしまった。
 後半は、珍しく早めに選手交代を使い切り、遠征帰りのコンディションの不利を補ったはず。再び序盤はパスを回してチャンスを狙ったが、相手の守備に阻まれて勝ち越し点は奪えなかった。すると、クロスに対応したマルディーニのクリアミス(途中出場のセルジーニョへつなごうとした?)からミドルシュートを決められ(変化が掛かっていたとはいえGKジーダの正面だった)、逆転されてしまった。
 中盤で厳しく対応され、反撃の機会はなかなか訪れない。カカにもボールを通せなくなった。それでも終盤、相手が守備の意識を強くして引いてくれたことで、ようやく攻め立てる展開に。セルジーニョのクロスからアンブロジーニがゴール前にノーマークで入り込んだ決定機もあったが、シュートミス。
 得点力で下回って敗れた。
[試合後]これで屈辱のダービー3連敗。守備はまずまず集中できていたものの、カカ頼みの攻撃では得点力が不十分。コンディションに期待できないロナウドや未知数のパトが加わるだけで、後半戦は順位を上げられるのだろうか。中途半端に絶望的な試合ではなかったため、体制を変えるきっかけにはなりそうもない。。。

■ビッグチャンス
 インテル: 前半4回 後半2回 =6回
 ミラン:  前半1回 後半4回 =5回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 ミラン:○カカ(後半途中まで、カウンターで脅威を与える)、●オッド(相変わらずのクロスの精度、アーリーならましかな)