10月31日(水) フィオレンティーナ1 - 0ナポリ(@スカパー)

 フィオレンティーナが、好調ナポリの善戦に苦しみながらも、しぶとく勝利。

フィオレンティーナ  引き続き4-3-3の布陣だが、ビエリ、ヨルゲンセン、クズマノビッチが先発する等、何人かローテーションした様子。
 ほとんどの時間帯でペースを握り、速いパス回しや第3の動きで攻撃のリズムも良かった。ワンタッチを織り交ぜてサイドを崩し、またリベラーニ等からラインの裏を狙ったパスでチャンスを狙う。前半中頃、ムトゥの戻してビエリが狙ったが、シュートはGKに止められた。
 ただし、相手のラベッシにボールが入った時の対応に苦労し、一方的な展開にはならなかった。しかも前半途中から、パスが合わなくなってやや攻撃のリズムが悪くなった印象。相手の多いパスミスも生かせない。後半序盤にはクリアミスから決定機を与えたりして、守備が不安定になる場面も見受けられた。
 しかし、左サイドからムトゥが粘って守備を振り切ってクロスを上げると、ニアに入ったヨルゲンセンがつぶれてファーのビエリが決め、待望の先制点が入った。これで落ち着くと、ドリブルで迫ったムトゥが、ビエリとのワンツーから決定機を創ったが、シュートは外した。また、ムトゥが仕掛けて守備を引き付け、フリーの途中出場のパッツィーニに渡したが、パッツィーニはシュートを外した。
 守備では、クロスから際どい場面を創られたりしたが、相手のシュートミス等で無失点でしのぎ、逃げ切り勝ち。
 いまだ無敗をキープ。選手層も、ヨーロッパ戦と同時に戦えるだけの厚みを持っている。

ナポリ  3-5-2の布陣。サラジェータが出場停止で、ソサがラベッシと2トップを組んだ。
 さすがに押し込まれて守勢の時間帯が多かった。速いパス回しに付いて行くことができず、サイドを崩されて際どいクロスを上げられたりと厳しい対応を迫られたが、何とかしのぐ。
 攻撃は相手のプレスに遭ってビルドアップに苦労し、ロングボールに頼ることが多かった。バックパスは多いし、パスミスも少なくない。それでも、好調のラベッシにボールが入りさえすれば何とかなりそうな気配。実際前半には、クリアボールを拾ったラベッシが力強いドリブルで相手ゴールラインまで引っ張ってクロスを上げると、ハムシクがスルーしてフリーのソサに渡ったが、もったいないトラップミスで決定機を逃した。また、FKから(ソサ?)が落とした所をラベッシが狙ったが、シュートは好セーブに阻まれた。後半序盤にもクロスのこぼれ球がソサに転がったが、決められず。
 しかし、クーピが切り返しでやられてクロスを許し、先に先制点を失ってしまった。その後はラベッシにはボールが入らなくなり、むしろソサの高さを生かす攻撃が増えた。ガリクスのクロスからソサがヘッドを決めたが、空中戦で押さえ込むファウルを取られてノーゴール。また、(ボグリアシーノ?)のクロスを途中出場のデ・ゼルビが落としてソサに3度目の決定機が訪れたが、これもシュートミス。終盤はチャンスが創れなくなって逃げ切られ、惜しくも敗れた。
 少なくても1点は取れそうだったのに、もったいない展開だった。ホームゲームでの攻撃的なサッカーも観てみたいのに、権利がなくて放送してくれない。

■ビッグチャンス
 フィオレンティーナ: 前半4回 後半3回 =7回
 ナポリ:       前半3回 後半3回 =6回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 フィオレンティーナ:○ポテンツァ(特に前半、クロスの精度)、○リベラーニ(パスで攻撃のテンポを生み出す、守備への切り替えも早い)
 ナポリ:○ラベッシ(特に前半、力強いボールキープとスピード)、○カンナバーロ(積極的な守備と好カバー)、●ガルガノ(中盤の底でボールを多く受けたが、持ちすぎて奪われることや、相手にカットされるパスミスも多かった)、●ソサ(高さは効いていたが、3回の決定機を1つも決められない)