3月23日(日) マンチェスター・ユナイテッド3 - 0リバプール(@J Sports)

(マンチェスターUの布陣)

           ルーニー

ギグス  スコールズ  アンデルソン  ロナウド
           キャリック

エブラ    ビディッチ    リオ    ブラウン

         ファン・デル・サール

 先制点を取ったマンチェスターUが、必要のない退場者を出したリバプールに助けられ、追加点に時間が掛かったものの、結果的に快勝。

マンチェスターU
[試合前]首位の座を固めるためには好調チーム相手にも勝っておきたいところだが。
 週中の前戦から8人も変更。GKにファン・デル・サールが復帰。リオも間に合った。温存したギグスやキャリック、エブラ、途中出場だったルーニー、スコールズ、ブラウンがすべて先発。テベスは使わず、内容の良かったためしのない、ルーニー1トップの4-5-1の布陣を再び採用。サアが再負傷したためテベスをオプションとして残したかったのか、それとも相手に合わせて中盤を厚くしたかったのか。中盤は、キャリックが底に余っている感じ。
[試合内容]中盤緩く相手の攻撃を許した、あまり良くない入り方。しかし、最終ラインの裏を突くパスと動きをしつこく掛けて、徐々に流れを掴んだ様子。ただし、やはり慎重な印象で、強引に仕掛けることはなかった。序盤、中盤と最終ラインの間に入り込んだアンデルソンのパスからルーニーが抜け出して決定機も、体勢崩してシュートは決められず。前半中頃には、FKのこぼれ球からロナウドが合わせたが、惜しくもポスト外側に当たった。そして、カウンターはいったん失敗に終わったものの、ルーニーのクロスに飛び込んだブラウンが押し込み、待望の先制点。
 さらに前半終盤には相手が退場者を出してくれ、有利な状況が舞い込んだ。ほぼ一方的にパスを回し、じっくり追加点のチャンスをうかがう展開に持ち込めた。後半序盤、ルーニーの浮き球パスからロナウドが抜け出すが、シュートを決められない。また、GKファン・デル・サールのロングフィードからもルーニーが抜け出すことに成功したが、これも決めれず。
 追加点を取って試合を決められず、少しまずい流れ。すると後半中頃には、攻撃の失敗や自陣で危険なミスを立て続けに犯し、相手に流れを明け渡す時間帯を作ってしまった。
 ここでテベス等を投入して2トップに変更。ルーニーのパスのこぼれ球からそのテベスに決定機が訪れるが、これも決められない。また、ブラウンのクロスをテベスが胸パスでゴール前のロナウドにつないだが、シュートはGKとバーに弾き出された。しかしその直後のCKから、ロナウドがヘッドを合わせ、やっと追加点。さらにその直後、ルーニーのパスを受けた途中出場のナニが切り返しからシュートを突き刺し、トドメを刺した。
[試合後]展開に恵まれ、貴重な勝ち点3を手にできた。次のチェルシー×アーセナル戦が引き分けなら、最高の週末だろう。【追記:チェルシーが勝って勝ち点5の差の2位に浮上、コンディション的には厄介な方が上がって来た。】

リバプール
[試合前]もし奇跡の優勝を狙うなら、ラストチャンスだろう。
 1週間前の前戦と同じスタメン、最近の並び。アッガーは長期負傷中。キューウェルはW杯予選で離脱らしい。。。
[試合内容]立ち上がりは、パスが回って互角以上の流れを掴み、最近の好調を反映した試合ができそうに思えた。中盤の寄せも早く、タイトに渡り合えそうだった。
 しかし、キャラガーの裏を突かれたパスから決定的なピンチを創られ、守備に不安感が漂い始める。FKからオフサイドを取れずに相手にボールを受けられそうになる等、守備の集中を欠く場面すらあった。攻撃の方も、ミスが意外に多く、リズムを失っていく。前半中頃に、チャビ・アロンソのパスをカイトが落としてジェラードが叩くチャンスはあったが、シュートは相手に当たって外れた。しかし結局は、クロスを入れられると、シュクルテルが競らず(GKに譲った?)、飛び出したGKレイナも触れず、先制点を許してしまう。
 さらに前半終盤、1枚イエローをもらっていたマスチェラーノが、味方の制止にもかかわらず執拗に抗議をし、2枚目のイエローをもらって退場してしまう。これでプランが完全に狂い、ゴール前を固めて一発同点狙いしかなくなった。しかし、ゴール前を侵食されて追加点を失わないよう食い止めるのが精一杯で、なかなか攻撃に持って行けない。また、ラインの裏を突かれてオフサイドを取れない場面も目立ち、やはり守備が落ち着かない。
 決定機も許しながら何とか1点差をキープすると、後半中頃にベナユンを投入した頃にようやく攻撃のスイッチが入り、流れが傾き始めた。それなりに人数を掛けて攻める展開に持ち込んだが、しかしチャンスまでは創り切れなかった。
 すると、オフサイドぎりぎりで抜け出された決定的なピンチをGKレイナが止めた直後のCKから、アロンソがマークに付ききれずにヘッドを許し、とうとう追加点を失った。その直後にも、シュクルテルが切り返した相手を追い切れずにシュートを許し、3点差となって勝負あり。
[試合後]必要のない退場劇で、試合が台無し、醍醐味もなくなった。ただいずれにしても、守備の不安定感を露呈したのは失敗だろう。

■ビッグチャンス
 マンチェスターU: 前半5回 後半8回 =13回
 リバプール:    前半1回 後半1回 =2回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 マンチェスターU:○アンデルソン(中盤と最終ラインの間に入って攻撃に絡む。守備の意識も。シュートは相変わらず精度ないけど。。。)、○リオ(守備に安定感)、○キャリック(正確なフィード、守備の意識)
 リバプール:●レイナ(確かに決定的なピンチで踏ん張る場面もあったが、ファンブル、パスミス、飛び出しミス、と不安定さが目立つ)