3月9日(日) ウィガン・アスレティック0 - 0アーセナル(@J Sports)

 アーセナルが、少ないチャンスからの決定機を決められず、ウィガンの注文どおりのスコアレスドローに甘んじた。

ウィガン
[試合前]残留争い中ながら、特にホームでは好転しているようにも観える。ただし、4強相手にはからっきし、アーセナルには引き分けたこともない。1月以来久しぶりの観戦。
 4-4-2の布陣。冬の新戦力では、トップにキング、中盤にパラシオス、左サイドバックにエドマンが先発。復帰したキルバーンがベンチ入り。センターバックにはシャルナーが入り、ブランブルもベンチへ。2トップの片割れは、ヘスキー。
[試合内容]いきなり最終ライン中央を突破されて決定的なピンチを許してGKカークランドが何とか弾いてしのぐ、まずい入り方。その後もしばらくは相手のパスワークに苦しんで攻め込まれる場面が多かったが、耐えることができた。徐々に守備のリズムが出て来た印象。ブラウンやパラシオス等、中盤でプレスを掛けてボールを奪う場面も割りと多い。
 攻撃は、右サイドのバレンシアに仕掛けさせるパターンが中心かな。たまに中盤でパスをしっかりつなぐ場面も観られたが、いずれにしても最後のシュートまで仕上げることができるのは少ない。前半の惜しい場面は、(?)のサイドチェンジを受けたバレンシアが1人交わしてPエリアに侵入したがパラシオスに戻してしまった場面くらい。
 後半も、序盤にGKカークランドとシャルナーの連携ミスからロングフィードのクリアを拾われて際どいシュートを許す、まずい立ち上がり。しかしその後は、前半途中以降と同様、中盤で対抗できてうまく守ることができていた。攻撃も前半同様バレンシア主体。バレンシアが相手を抜き切らずに強烈なシュートを放つが、GKに弾かれた。その他、メルキオットとのコンビで崩しを図ったり、途中出場のシビエルスキーへの鋭いクロスを送ったりしたが、得点には至らなかった。
 終盤は急ぐ様子なく、引き分けで満足の様子。キングを下げてキルバーンを投入し、中盤を厚めにも変えた。その終盤に、再び最終ラインを崩されて決定機的なピンチを迎えたものの、これもGKカークランドがストップ。予定通りのスコアレスドローに満足。
[試合後]アーセナル戦初の勝ち点ゲット。攻撃力がもう1枚は欲しい。

アーセナル
[試合前]2位マンチェスターUがFAカップを戦っている間に暫定的でも勝ち点差のアドバンテージを付けておきたいところ。
 厳しいアウェイの試合をモノにした前戦CLからは2人変更にとどまる。ディアビとウォルコットが負傷し、エブエは出場停止中(3/3)で、フレブが左サイド、セスクを右サイドに置いた(結局はセンターに入ってサニャの攻撃参加のスペースを空けるけど)。中盤センターにジウベルト・シウバが先発。またベントナーを加えて今日は2トップ。攻撃的なオプションは負傷明けのファン・ペルシーしかいない、苦しい台所。トゥレも負傷から復帰し、ベンチ入り。
[試合内容]開始早々、フレブのパスをセスクがワンタッチで距離感ぴったりのラストパスでつなぎ、アデバイヨルが抜け出した決定機を創ったが、これを決められなかったばっかりに、先制点を取るのに苦労してしまった。特に前半途中までは攻め込む場面が多かったが、ボコボコのピッチの影響もあるのか、ゴール前でかみ合わず次の決定機がなかなか創れない。クリシーのクロスにゴール前に入って来たセスクが珍しくヘッドを合わせたが、GKに弾かれた。後半序盤には、ロングフィードのクリアミスをアデバイヨルが拾うが、シュートは決められず。守備では、さかんに仕掛けられる左サイドのクリシーの所がやや不安げ。さすがにCLミラン戦のような守備への早い切り替えは、観られなかった。
 後半中頃には、しびれを切らしてファン・ペルシーとトゥレを投入。トゥレは中盤右サイドに入った。しかし、大きな見せ場を作れず奏功しなかった。
 ようやく終盤、カウンター気味の展開から、アデバイヨルのパスで2列目から走り込んだセスクが抜け出して決定機を創ったが、シュートは飛び出したGKに阻まれた。1点遠く、スコアレスドローに甘んじた。
[試合後]3戦連続の引き分けで足踏み。CLとの連戦を考えれば、それでも簡単に負けないだけましか。

■ビッグチャンス
 ウィガン:  前半0回 後半2回 =2回
 アーセナル: 前半3回 後半2回 =5回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 ウィガン:○バレンシア(もう少し工夫が欲しいが、独特の間合いからの仕掛けでクリシーを圧倒)
 アーセナル:●フレブ(ファウルの判定でリズムが狂ったか、精度にズレ)