3月2日(日) エバートン3 - 1ポーツマス(@J Sports)

 エバートンが、ポーツマスにいったん追い付かれて流れを失ったものの、攻撃的な選手交代で流れを取り戻し、しっかり勝ち切った。

エバートン
[試合前]勝てば、とりあえず4位の座を死守できる。
 前戦と全く同じスタメン、古巣相手のヤクブ1トップ、ケイヒルがトップ下。アルテタは負傷中。右サイドはPネビルで、オズマンは中盤センターに観える。
[試合内容]開始早々のFKから、ヨボがつないで落とした所をヤクブが押し込み、いきなり先制に成功。その後は、ロングボール等大雑把な攻撃が目立つ。左サイドを中心に、時折細かいパス交換からケイヒルやオズマンがシュートに持ち込む場面はあったが、追加点の勢いはない。ケイヒルとのワンツーからピーナールがクロスを入れ、再びケイヒルがシュートを合わせたが、ミートしなかった。
 守備は、前線へのくさびを許しがちではあったが、数的優位を作ってうまく跳ね返すことができていたはず。ところが前半終盤、クロスから、ヨボとヒバートが相手を観ていながらゴール前への走り込みを捕まえずにシュートを合わさせてしまい、同点に追い付かれてしまう。すると、ミスが増える等バランスを欠き始め、流れを見失った。
 しかし後半中頃、Aジョンソンを投入してヤクブとの2トップに攻撃的に変更すると、直後のAジョンソンの惜しいクロスもあって、流れを呼び戻すことに成功。そして、ケイヒルのロングパスで左サイドにヤクブが起点と時間を作ると、ピーナールのクロスから走り込んで来たケイヒルが得意のヘッドで合わせ(Aジョンソンも同時に飛び込む)、再び勝ち越しに成功。さらに、カウンターからAジョンソンのロングパスをサイドで受けたヤクブが、守備との1対1を交わしてシュートを叩き込み、突き放した。
 相手の攻撃を落ち着いてしのぎ、勝ち切った。
[試合後]最初から攻撃的に2トップで臨む余力はありそうな気がするが、試合途中で流れを変えられるというのは、地力を付けている証拠。

ポーツマス
[試合前]4位争いに踏みとどまっている。
 守備の形を観ると、4-4-2の布陣だろう。カヌとデフォーの2トップ。左にクラニチャル、右にディオップ。攻撃時にはクラニチャルは自由に動き、ディオップは中に絞って右サイドバックのGジョンソンの攻撃参加を促すイメージか。バロシュやウタカはベンチ。
[試合内容]キックオフ直後にムンタリがパスミスを犯し、まずい入り方。と思ったら、そこから与えたFKからつながれて先制点を失う、最悪の展開。
 攻撃を仕掛けることはできるが、2トップにくさびが入っても囲まれて打開できず、チャンスに至らない。序盤、ジョンソンがサイドを突破してえぐり、マイナスの折り返しからクラニチャルがシュートを狙うが、ゴール前の壁に弾き返された。守備の方も、相手のパスワークを簡単に許している印象で、厳しさは感じられない。
 しかし前半終盤、Gジョンソンのアーリークロスから、デフォーがゴール前に走り込んでわずかに触り、1チャンスで同点に追い付くことができた。この得点効果で、パスのつながりは良くなり、守備のリズムも出てインターセプトを狙えるようになり、流れが傾いた様子。それでも逆転までは持ち込めなかった。
 ところが、後半中頃に相手が選手交代で攻撃的な姿勢を強めると、流れを持って行かれてしまう。そして、サイドに起点を創られてクロスを入れられると、ヘッドを許して再びリードを奪われた。さらに、カウンターからキャンベルが1対1で交わされてシュートを許し、リードを広げられた。2トップにボールが収まる場面が減って、前半途中までの状況へ元通り。終盤に、デフォーが巧みなボールキープからシュートを放つチャンスはあったが、外れ。
 攻守ともに一歩足らず、敗戦。
[試合後]4位争い直接対決で敗れ、一歩後退。

■ビッグチャンス
 エバートン: 前半4回 後半3回 =7回
 ポーツマス: 前半1回 後半2回 =3回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 エバートン:○ケイヒル(幅広く動いてボールによく絡む)