2月25日(月) マンチェスター・シティ0 - 2エバートン(@J Sports)

 マンチェスターCが、エバートンの隙を見せない堅い守備に屈し、完封負け。

マンチェスターC
[試合前]勝って4位争いに生き残りたいところ。先週のFAカップを戦っていないため、前戦ダービーから2週間の試合間隔。
 4-3-3の布陣かな。引き続きベンジャニを中央に、ペトロフとバッセルを左右に置いた3トップ。エラーノはベンチに残し、中盤にジェルソン・フェルナンデスとアイルランド。右サイドバックは、コルルカではなくオヌオハ。負傷明けのカスティージョがベンチに復帰。
[試合内容]珍しく自ら攻撃を仕掛ける姿勢。パスは相手陣内でそれなりに回ってペースは掴んでいたが、相手の集中した守備を外すことができず、攻めあぐねた。ペトロフのパスでボールが左サイドを破ったものの、マイナスの折り返しが味方に通らない等々。
 むしろ、序盤にサイドからのクロスを入れられ、スクランブル状態に陥って何とかゴール前でしのぐ等、失点の可能性の方が高かった。で、やはり、リチャーズが外に引き出されたのにクロスを入れられ、中のダンやボールも相手を捕まえ切れず、先制点を失った。さらに前半終盤、CKの流れからクロスを入れられると、マークをしていたはずのダンが競ることができずに相手にヘッドを許してしまい、追加点まで失った。
 後半からエラーノを入れてバッセルをトップに上げて2トップにすると同時に、リチャーズを右サイドバックに置いた様子。攻撃の人数を掛けてより圧力を増し、エラーノとリチャーズの右サイドからの攻撃が活性化、高い位置でボールを奪って波状攻撃もできるようになった。しかし、クロスのこぼれ球等から惜しいシュートはあったものの、前線で相手のマークを外すことができず、決定機までは創れない。また、良い位置でボールを奪っても、次のパスやクロスの精度がなくて可能性をつぶす場面も少なくなく、リズムに乗れない。終盤のクロスのこぼれ球を拾った途中出場のカスティージョの密集を抜けたシュートは、GKに弾かれた。ロスタイムには、カスティージョのアーリークロスにベンジャニがヘッドを合わせたが、GK正面。1点が遠かった。
 終了間際には、手前でパスをカットされたペトロフがその相手を後ろから蹴る素振りをしてしまい(当たってはいないはず)、一発退場のけちも付いた。
[試合後]マンチェスター・ダービーの勝利が水の泡。むしろダービーは、マンチェスターU側がおかしかっただけかも。

エバートン
[試合前]引き分け以上で4位の座を守ることができる。UEFAカップとの連戦でコンディション的には不利。
 1トップにヤクブ、トップ下にケイヒルを置いた、4-4-1-1の布陣かな。アルテタは負傷?右サイドにはオズマン、Pネビルは中盤に上がって、右サイドバックにヒバート。
[試合内容]ペースは握れなかったものの、相手の攻撃に対しては落ち着いた守備で対応。それほど厳しくチェックは掛けていなかったが、しっかりスペースを埋めて隙は見せない。
 他方で、少ない攻撃機会でも押し上げを掛け、チャンスを見出すことができている。序盤には、ピーナールのクロスから守備の前に入ったヤクブがシュートに持ち込むが、カバーした守備にクリアされた。また、ヒバートのクロスをケイヒルがゴール前で受けるが、シュートは体を張って防がれてしまう。さらに前半中頃には、ヨボのロングフィードをゴール前でキープしたケイヒルが戻した所を、ピーナールが放ったコントロール・ミドルシュートは惜しくもポスト外側に当たった。
 そして30分頃、ヤクブが、いったんケイヒルに預けてゴール前に走り込むと、その折り返しに合わせ、しっかり先制点を挙げた。さらに前半終盤、CKの流れからカーズリーのクロスをレスコットがヘッドで流し込み、大きな追加点。
 後半、相手が前線を増やして圧力を強めると、押し込まれて波状攻撃を食らう厳しい状況に持ち込まれたが、それでもゴール前の守備を外すことはほとんどなかった。クロスやセットプレーでも、ほぼ間違いなくマークが漏れなく付いている。怖いのは、そのこぼれ球を拾われてシュートを打たれることだったが、これも複数でシュートコースに飛び込み、体を張って止めようとする気迫が観られた。
 後半は攻撃の回数が減ったが、それでも隙を突いてチャンスに持ち込む試合巧者振り。終盤には、レスコットのクロスに途中出場のジョンソンが合わせたが、この決定機はGKに止められた。
 守り勝って改心の勝利。
[試合後]ヨーロッパでの経験等、チームの成熟振りがうかがえる。リバプールのCL出場権争いにできるだけ抵抗して欲しいところ。

■ビッグチャンス
 マンチェスターC: 前半0回 後半6回 =6回
 エバートン:    前半5回 後半4回 =9回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 マンチェスターC:●ダン(珍しく外した守備)
 エバートン:○ジャギエルカ(堅い守備と空中戦の強さ)