2月23日(土) ニューカッスル・ユナイテッド1 - 5マンチェスター・ユナイテッド(@J Sports)

(マンチェスターUの布陣)

       ルーニー     テベス

ナニ   キャリック  フレッチャー  ロナウド

エブラ  ビディッチ    リオ    ブラウン

         ファン・デル・サール

 マンチェスターUが、再びニューカッスルに攻守の精度の差を見せ付け、快勝。

ニューカッスル
[試合前]そろそろキーガン監督後の初勝利が欲しい。先週のFAカップを戦っていないため、コンディション的には有利のはず。
 いつもの4-4-2の布陣。古巣相手のスミスやバットが先発。センターバックにはアフリカ選手権帰りのファイが戻った。左サイドバックにエンゾグビア、右サイドバックにはベイ。マルティンスやカー、エムレ、ビドゥーカは負傷中か。
[試合内容]モチベーションは高く、出足の勢いを見せて互角以上の流れ。しかし、全体的にボールがないところでの動きが少ないのか、攻撃にスピード感がない。カウンターはできず、パスの出し所に迷っている場面も目立つ。サイドからクロスの形には持ち込める場面は比較的多いが、精度が足りなかったり中の入り方が悪かったりして、なかなかシュートに結び付かない。守備は、中盤を中心にフィジカルで厳しく対応はしていたが、ワンタッチでパスを回されると、マークが間に合わず食い止められない。また、ゴール前でのクリアやパスを相手に渡してしまい、ピンチを招く場面がかなり多く見受けられる。
 前半中頃、Pエリア内でミルナーがヘッドでつないでオーウェンがシュートに持ち込もうとすると、守備に寄せられて体勢を崩されたが、PKはもらえず。するとその直後、ベイが切り返しで交わされてクロスを許すと、ファーサイドのエンゾグビアがマークを見失って相手に前に入られてフリーでヘッドを叩き込まれ、流れ悪く先制点を失ってしまう。
 こうなると、カウンターに怯えながら反撃を仕掛ける状態。ミルナーが切り返しで守備を外したシュートは、ゴール前でクリアされてしまう。逆に前半終了間際、中盤でバートンのパスをカットされてカウンターを食らい、追加点を失った。また後半序盤には、エンゾグビアのパスをオーウェンがワンタッチでつないでダフが抜け出したが、シュートはGKに阻まれてしまう。逆にその数分後、ロングフィードのこぼれ球を拾ったファイが味方にパスをつなげずにボールを奪われてしまい、カバーしたテイラーもあっけなく交わされ、また失点。悪いパターンの連続。
 試合がほぼ決まった後、ようやくCKから、途中出場のキャロルがフリーのヘッドを失敗したこぼれ球をファイが蹴り込み、1点を返すことに成功(キャロルはマークした相手を押しているようにも観える)。ところがその直後、CKからのスミスのクリアを相手に拾われてしまい、ミドルシュートであっけなくまた失点、勢いが出るはずもない。こうなっては守備のチェックはお互いに完全に緩み、終盤はチャンスもあったが、むしろカウンターを受ける連続。ロスタイムにもカウンターからもう1失点し、惨敗。
[試合後]攻撃はうまく行かず、守備もバタバタ、勝つ要素が見えない。まさかキーガン監督は、嫌気を差して中途半端なままで放っぽり出さないだろうなぁ?なお、ギブンがまた前半だけで交代する謎が発生。

マンチェスターU
[試合前]前戦CLから4人変更。テベスが先発に戻って4-4-2の布陣。結果を残しているナニが先発、中盤はキャリックとフレッチャーのコンビに変更。ギグスは負傷、ハーグリーブスは休養、スコールズやアンデルソンはベンチに温存。最近ベンチに入っていないパクは負傷か?
[試合内容]相手の勢いを受けて、ペースを握ることはできない。それでも攻撃陣のリズムは悪くなく、ワンタッチプレーを介してチャンスは十分に創れそう。守備では、中央はまずまず安定しているが、両サイドともリヨン戦に続いて堅い印象はなく、クロスを簡単に許しすぎ。中盤のキャリックとフレッチャーのコンビは、攻守両面で厚みをもたらしており、思ったより問題はない。
 前半中頃、ロナウドの切り返しからのクロスをルーニーがフリーのヘッドで押し込み、先制に成功。この直後あるいは途中から、お疲れ気味のロナウドをトップに上げ、またルーニーを左サイドに回し、カウンター狙いに切り替えた様子。ナニのクロスからテベスのダイビングヘッドは外れ。前半終盤には、中盤のパスカットからのショートカウンターから、キャリックの丁寧なラストパスからロナウドが決め、狙い通りに追加点。
 後半頭にエブラをオシェイに代えたのは、守備の改善を図ったものか。後半序盤、ロングフィードを受けたロナウドは体勢を崩してボールを失ったものの、フォローしたナニがプレスを掛けてボールを取り返すと、フレッチャーのパスから再びロナウドが守備と入れ替わって抜け出し、GKも交わして駄目押しの3点目。2点を積み上げたロナウドはお役御免で、サアを使う余裕。ビディッチも交代させ、右サイドバックにフレッチャーを置く珍しい布陣も試せた。
 CKからヘッドを許し、こぼれ球を押し込まれて1点を許したものの、直後に、ナニのクロスから途中出場のスコールズの惜しいヘッドでCKを得ると、そのこぼれ球を拾ったルーニーが巻いて入るミドルシュートを沈め、再び突き放して完全に試合を決めた。さらに、終盤のルーニーの針の穴を通すようなパスからサアの決定機は決まらなかったものの、ロスタイムのサアが持ち上がったカウンターから、ルーニーのパスを受けたサアが今度はシュートを突き刺し、ついでの5点目。
[試合後]直前の試合でアーセナルが引き分けたため、勝ち点差を3まで縮めることができた。

■ビッグチャンス
 ニューカッスル:  前半2回 後半4回 =6回
 マンチェスターU: 前半4回 後半7回 =11回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 ニューカッスル:●バートン(特に前半、いい加減なプレーで攻撃をつぶす)
 マンチェスターU:○ルーニー(パスの狙い、守備の意識、シュートの精度)