2月10日(日) マンチェスター・ユナイテッド1 - 2マンチェスター・シティ(@J Sports)

(マンチェスターUの布陣)

       ロナウド     テベス

ギグス  スコールズ  アンデルソン  ナニ

オシェイ  ビディッチ   リオ   ブラウン

         ファン・デル・サール

 マンチェスターUが、よりによって「ミュンヘンの悲劇」から50年目の節目の試合で、調子の落ちた攻撃でマンチェスターCの堅い守備を崩せず、逆にカウンター等を許し、よもやの敗戦。

マンチェスターU
[試合前]8月のダービーのアンラッキーな敗戦の借りを返す時。
 ルーニーとエブラが出場停止。2トップはテベスとロナウド。ナニが右サイド。左サイドバックにはオシェイ。中盤はスコールズとアンデルソンの攻撃的なコンビ。Gネビルやサア、シルベストルは引き続き負傷中。
[試合内容]立ち上がりは勢いを見せて一方的に押し込んだ。ナニのパスを受けたテベスのクロスがファーサイドでフリーのギグスに渡ったものの、ボレーはGKに弾かれた。
 しかし相手に耐え切られて序盤を過ぎると、攻撃のリズムが崩れ始めてしまう。中盤から前線に効果的なパスが入らない。また、中盤の守備が緩んで相手ボールになってからすぐに取り返すことができず、カウンターを受けてゴール前に攻め込ませてしまう。すると前半中頃、カウンターからのパスで2列目の飛び出しに対応できず(オシェイがマークを途中で止めた?)決定的な形を許すと、GKファン・デル・サールの2度のセーブも空しく先制点を失った。
 こぼれ球を拾ったテベスの反転ボレーシュートは、GKに弾かれた。ブラウンのクロスが流れた所からロナウドのシュートは守備にブロックされた。チャンスがないことはないが圧倒的な迫力はなく、こじ開けることができない。ロナウドも、中央のポジションでは相手に囲まれて抑え込まれる。逆に前半終盤、リオの何度目かのパスミスをきっかけにCKを与えると、立て続くCKの流れからのクロスでマークが外れてニアでヘッドを許し、追加点を失う最悪の展開。
 後半からロナウドを右、ギグスをトップ下、ナニを左に、選手の並びを変えたが、それでも攻撃の改善は見られない。サイドに出てもロナウドは突破ができない。1度だけ右サイドをえぐったが、クロスが大外れ。相手の集中した守備に手こずってチャンスが創れず、厳しい状況。逆にまたリオのパスミスからカウンターを食らったりする有様。後半途中から選手交代とともにギグスを左サイドバックに置く奇策にも出たが、大きく流れは変わらない。途中出場のキャリックのフィードをゴール前で受けた途中出場のパクの戻しからギグスが狙うが、シュートは外れ。終盤にはビディッチを前線に出したが、パワープレーに徹し切れない。ようやくロスタイム、スコールズのパスからキャリックが1点を返したものの、あまりにも遅すぎた。
[試合後]内容的には完敗に近い、久しぶりに不甲斐ない試合。今季のホーム初黒星、また何十年かぶりのダブルを、よりにもよって大事な試合、しかもダービーで喫するとは屈辱。マンチェスターC相手に落とした勝ち点6は、優勝争いで大きなハンデになってしまうはず。ここに来て攻撃の調子が落ちており、正念場を迎えたかな。ルーニーとエブラの出場停止は、かなり高く付いた。

マンチェスターC
[試合前]上位との限界が見え始めている。
 4-3-3というか4-1-4-1の布陣かな。獲得の認められたベンジャニが最前線で先発デビュー。エラーノが出場停止で、ジェルソン・フェルナンデスが先発し、アイルランドとハマンとともに中盤を構成。右サイドにはバッセル。コルルカが出場停止の右サイドバックにはオヌオハが先発。カスティージョやボジノフは負傷中。
[試合内容]序盤は一方的に押し込まれ、耐える時間帯。ベンジャニにボールがまるで入らずカウンター等の攻撃の形ができないどころか、こぼれ球も拾えない。それでもダンとリチャーズの両センターバックを中心に集中した守備を敷き、よくしのいだ。
 序盤を過ぎると、ようやくペトロフを起点としたカウンター等で攻撃を仕掛けられるようになった。ベンジャニにもボールが収まり、2列目からの飛び出しを引き出せるように。そして前半中頃のカウンターから、ペトロフのパスでアイルランドが2列目から走り込むと、シュートはGKに弾かれ、こぼれ球を拾ったバッセルのシュートもいったんはセーブされたものの、再び拾ったバッセルが今度は決め、先制点を挙げることに成功した。さらに前半終盤には、CKの流れからペトロフのクロスにニアでベンジャニがヘッドで合わせ、大きな追加点も手に入れた。
 後半も、当然のことながら守備の集中は落ちることなく、際どいパスを送り込まれても最終ラインが粘り強く対応、よく跳ね返し続けた。それでいて、ペトロフだけでなく簡単にはボールを失わず、カウンターの機会をうかがう。相手のパスミスから2対1の絶好のカウンターのチャンスもあったが、決定的な形に結び付けることはできなかった。
 終了間際、守備がテベスに引き付けられた隙から1点を返されたものの、前半の2得点が効いて余裕の逃げ切り。
[試合後]ここ最近は攻守とも調子が落ちていたはずなのに、突如として堅守からの鋭いカウンターサッカーがダービーで復活。再びこれで波に乗ってしまうのかなぁ。。。

■ビッグチャンス
 マンチェスターU: 前半4回 後半3回 =7回
 マンチェスターC: 前半3回 後半0回 =3回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 マンチェスターU:●リオ・ファーディナンド(パスミス連発)、●アンデルソン(戦ってはいたが、効果的なパスを通せない)、●ロナウド(突破できない、クロスやシュートが雑)
 マンチェスターC:○リチャーズ(守備の速いカバー)、○ペトロフ(カウンターの起点、鋭いクロスやセットプレー)