12月29日(土) エバートン1 - 4アーセナル(@J Sports)

 前半は全くいい所のなかったアーセナルが、ロングパスからのエバートンのミス連発にも助けられ、後半に効率よく得点が入って逆転勝ち、首位の座を取り戻した。

エバートン
[試合前]ホームでしっかり勝ちを積み重ね、6位をキープ。4強相手にもそろそろ勝ちたいところ。
 ヤクブ1トップ、ケイヒルがトップ下の、4-2-3-1の布陣かな。アルテタは負傷から復帰している。
[試合内容]徐々に攻撃のリズムが出て来ると同時に、厳しいタイトな守備で流れを引き寄せた様子。ヤクブにボールが収まり、ワンタッチパスの交換も観られ、攻め込むことはできている。そして、CKのこぼれ球からケイヒルが押し込み、貴重な先制に成功。その後も出足の早い守備で相手に攻撃のリズムをつかませない。アルテタ→ピーナール→ヒバート→Pネビルとワンタッチでつないで最後はPネビルがフリーでミドルを狙うチャンスもあったが、これは外れ。前半終盤は押し込まれる状態になったものの、集中した守備で際どいシュートは許さず。
 ところが後半序盤、普通のロングフィードからジャギエルカがかぶってしまうと、これがゴール前の相手に入ってしまい、唐突にあっけなく同点に追い付かれた。これで計算とリズムが狂ったか。レスコットのクロスからヤクブがフリーでヘッドを合わせる絶好機はあったが、枠の外。その直後、フィードの落としからゴール前に迫られた所で、再びジャギエルカが相手に交わされてしまい、逆転されてしまう。さらに、ロングフィードでオフサイドを掛け損なって慌てる場面も。
 それでも相手に退場者が出て有利な状況が生まれたのに、同点に追い付く前に、またもやロングフィードの処理を、今度はヨボとGKハワードが連携ミスしてしまい、相手に追加点をプレゼント。終盤には中盤の競り合いで、よりによってアルテタが相手に肘打ちを見舞って一発退場、万事休す。ロスタイムにも1点を許し、後半は無茶苦茶。
[試合後]前半の出来からすれば悪くても引き分けには持ち込めたはず。後半のミス連発にはがっかり。アルテタは3試合くらいの出場停止だろうなぁ。

アーセナル
[試合前]やや攻撃力に陰りが見え、前戦の引き分けで首位を明け渡した。上位とのアウェイでの試合が続くのも厳しいが、マンチェスターUが直前に敗れたため、勝てば首位を取り返すことができる状況。
 その前戦から攻撃陣3人を変更。ベントナーとダ・シルバの2トップとし、左サイドにはディアビが先発。フレブは右サイドに回った。アデバイヨルとロシツキーはベンチに、エブエは休養。ちなみにデニウソンは出場停止中(3/3)。
[試合内容]立ち上がりはパスを回してペースを掴んでいくかと思われたが、相手のタイトな守備に手こずって徐々に流れを失っていった。2トップにボールがなかなか収まらず、攻撃のきっかけがつかめない。そのため中盤やサイドバックが前線に絡めない。しかも、CKをクリアし切れずに、ベントナーがクリアできない所を押し込まれ、先制点を失ってしまう。
 前半終盤にようやくペースを握って押し込む状態に持ち込んだが、相手の集中した守備を崩すことができない。珍しくサイドからのクロスも多いが、まるで精度がない。
 ところが後半序盤、クリシーのロングフィードがゴール前のダ・シルバに通ってくれ、これをダ・シルバがうまく沈めて1チャンスで同点に追い付くことに成功。さらに、再びクリシーのフィードをベントナーが落とした所を拾ったダ・シルバが、守備を交わしてフリーのシュートを決め、2つ目のチャンスで逆転に成功。
 それでも、後半途中にベントナーが危険なタックルで2枚目のイエローをもらって退場となり、厳しい状況になるはずだった。しかしその数分後、再びロングフィードから相手が処理を失敗してくれて、これを拾った途中出場のアデバイヨルが労せず追加点を挙げることができた。終盤には相手にも退場者が出て勝負あり。ロスタイムには、【追記:アデバイヨルとのコンビでサイドを崩した】ディアビの戻した所をロシツキーが今日はシュートを決め、終わってみれば3点差の快勝。
[試合後]最後を除いてアーセナルらしくない得点ばかりで、パスワークからの攻撃力という点では低調のまま。結局は4つのチャンスで4得点、決定力はあった。1試合で首位の座は取り戻した。

■ビッグチャンス
 エバートン: 前半2回 後半3回 =5回
 アーセナル: 前半0回 後半4回 =4回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 エバートン:○アルテタ(巧みなテクニックで攻撃のリズムを作り出していたのに、余計な一発退場でマルチ出場停止かな)
 アーセナル:●ベントナー(ボールが収まらない、ダ・シルバとのコンビできない、しかも退場)、●○ダ・シルバ(同じく前半はどうしようもなかったのに、決定力だけはあって後半2得点)