11月25日(日) ウェスト・ハム・ユナイテッド1 - 1トッテナム・ホットスパー(@J Sports)

 トッテナムが、ミスからの失点を積極采配で追い付いたものの、終盤はウェスト・ハムとともにチャンスを生かせず、お互いに痛み分けの引き分け。

ウェスト・ハム
[試合前]Cコールとボア・モルテの2トップの4-4-2の布陣。ダイアーやベラミー、リュングベリは負傷中?アシュトンやパーカーは復帰してベンチ入り。
[試合内容]相手の勢いに押され、立ち上がりはペースを握れない。ベルバトフを抑え込めずにボールをキープされて起点を創られてしまった。他方で、長いボールを送り込むだけで前線にボールが収まらず、厳しい展開だった。
 ところが前半中頃、相手ゴール前でプレッシャーを掛けたボア・モルテが前線へのパスを引っ掛けることに成功、これを拾ったボア・モルテが溜めて上がって来たソラーノを使うと、その折り返しをCコールが難なく押し込み、流れに逆らって先制できてしまった。途端に攻守ともにリズムが好転。守備は厳しく対応できるようになり、また速い展開でゴールに迫る回数も増えた。Cコールのパスからボア・モルテが抜け出す決定機もあったが、これは決められず。
 しかし後半になると、再び相手の反撃に遭ってペースを明け渡してしまう。攻め手を増やされて押し込まれる、苦しい時間帯が続く。そして後半中頃、FKからゴール前にボールを放り込まれると、アプソンは相手に前に入られ、またGKグリーンは飛び出したのに触れず、ヘッドを許してついに失点、追い付かれてしまった。
 その後も守勢の時間帯が続いたが、終盤にようやく盛り返すことに成功。むしろ再び勝ち越すチャンスの方が多くなった。しかし、ロングフィードを受けたCコールのパスから途中出場のパーカーのシュートは好セーブに阻まれ、またCコールとのワンツーから途中出場のアシュトンのシュートも好セーブに弾かれ、直後のCKに合わせたマッカートニーにヘッドはゴール手前でクリアされ、もう1点が取れなかった。逆に終了間際、相手に仕掛けられたニールが不用意なファウルでPKを与えてしまったが、これをGKグリーンが止めてくれ、もったいない逆転は避けられた。
[試合後]ペースを握った時間帯はあったが、好調なのかどうか微妙。先制点が取れなかったらどうなったことやら。

トッテナム
[試合前]ファンデ・ラモス新監督下の初観戦。ベルバトフとキーンの2トップの4-4-2の布陣。キングやアス・エコトは負傷中で、センターバックはドーソンとカブールのコンビ、左サイドバックにはイ・ヨンピョではなくベイルが入った。
[試合内容]序盤は積極的な姿勢でペースを掴んだ。ベルバトフがボールによく絡み(ほとんど中盤に下がってゲームメイク)、前線に起点を作ることができていた。サイドの狙いも観られる。守備を崩し切るにはもう一歩だが、攻撃のリズムは悪くなかった。
 ところが前半中頃、カブールが前線へのフィードを詰めて来た相手に当ててしまい、そこから崩されてミスから先制点を失ってしまう。これで相手を勢い付かせてしまうと、攻撃もうまく行かなくなった。それでも前半終盤、カブールのロングパスからキーンがオフサイドぎりぎりで抜け出したが、シュートは決められず(シュート後にGKに引っ掛けられたが微妙ながらPKなし)。
 後半途中から、戦犯カブールを下げてDベントを投入し、シンボンダとゾコラを最終ラインに入れた3バックに変更、ベルバトフを完全に中盤のトップ下に置く、思い切った戦術変更。すると中盤の厚みが増して再びペースを奪い返すことに成功。流れの中からはチャンスを創れなかったが、FKからドーソンがヘッドを合わせ、同点に追い付くことができた。しかし、逆転するだけの決定的な攻撃は観られず。縦に急ぎすぎ、中盤でしっかり攻撃を創ろうとしていない。
 すると終盤には、また相手のペースに持ち込まれてしまう。GKロビンソンが好セーブを強いられるシュートを許し、またCKからヘッドも許し、再びリードを失ってもおかしくない状況だった。それでも失点せずに終了間際、Pエリア内で仕掛けた途中出場のデフォーが倒されてPK獲得、逆転の絶好機が舞い込んだが、そのデフォーが決めることができない。勝てなくて残念なような、負けなくて良かったような、複雑な引き分け。
[試合後]ペースを握る時間帯はあったが、その割にはチャンスが創れていない。ベルバトフが中盤でゲームメイクをしているのが、非常にもったいない。他方、ラモス監督の積極的な采配は興味深い。

■ビッグチャンス
 ウェスト・ハム: 前半4回 後半5回 =9回
 トッテナム:   前半3回 後半2回 =5回