3月16日(日) ベルダー・ブレーメン0 - 1ボルフスブルグ(@フジテレビ739)

 攻撃のリズムの上がらないブレーメンが、もろい守備でボルフスブルグのカウンターを食らい、敗れた。

ブレーメン
[試合前]首位バイエルンを取り逃がしてしまった。2位の座を確保する方が先決か。しかし、週中に敗退したUEFAカップを戦った上に、メンバーが揃わない。
 ジエゴが出場停止で、エジルがトップ下。ハントが中盤の左サイド。メルテザッカーも出場停止で、センターバックにパサネン。左サイドバックにはベーニッシュ。フリングスやボロウスキーは負傷中。
[試合内容]立ち上がりこそ、プレスとパスワークで圧倒したものの、5分も過ぎるとペースが落ちた。むしろ、相変わらず高い最終ラインの裏をオフサイドを取れずに突かれる、守備の穴が気になる。ボールにプレスを掛けていないのに、安易にオフサイドで逃げようとする場面が少なくない。序盤には、その形から決定的なピンチも迎えた。中盤の守備もあまり厳しくできず、相手の攻撃も許している。
 攻撃の方も、ジエゴ不在の影響か、パスワークが少なく攻撃のリズムが上がらない。そのパスワークなら、(ローゼンベリ?)とのワンツーからイェンセンが抜け出す決定機を創れたが、シュートを決められない。またカウンターからは、ローゼンベリが守備を振り切ってチャンスを迎えたが、シュートは外れ。つまらないパスで攻撃に失敗する場面も少なくなく、全体的に内容は悪い。
 すると後半序盤、カウンターを受けると、パサネンが中盤で食い止めることができずに突破を許し、ベーニッシュの戻りも遅れ、先制点を失ってしまう。その直後数分間こそ追い付く勢いを見せた。クロスのこぼれ球がうまくハントの元に転がって来たが、シュートはわずかに外れ。しかし、ここで取り切れず、攻めあぐねる展開に逆戻り。ミスでリズムを崩すのも相変わらず。相手のカウンターも食らい、追加点を失う可能性の方が高かったほど。
 それでも1チャンスを創ったが、エジルがアルメイダとのワンツーで守備を完全に崩してゴール前に抜け出したものの、またもシュートを決められない。終盤の猛攻もすべて跳ね返され、疲労とフラストレーションばかりが溜まる敗戦。
[試合後]せっかく首位バイエルンが負けていてくれたのに、逆にHSVに3位の座を奪われた。

ボルフスブルグ
[試合前]中位8位に着ける。
 中盤ダイアモンド型の4-4-2の布陣。マルセリーニョがトップ下、ジョズエが中盤の底、2トップはグラフィッチとリュボヤ。長谷部は中盤の右サイドで先発。
[試合内容]立ち上がりは相手の勢いに押されて厳しい状況だったが、これをしのぐと、かなり流れを押し戻すことに成功。マルセリーニョの所でボールを落ち着かせて攻撃を組み立てることができるようになった。序盤には、マルセリーニョのパスからグラフィッチが抜け出したのに、ゴール前に持ち込むに手間取って守備に戻られ、シュートはGKに弾かれた。また、ゲントナーのくさびを受けたマルセリーニョが戻した所をシェーファーが狙うが、これもGKに阻まれた。
 守備は、クロスに対してしっかりマークを外さない等集中し、中盤の寄せもまずまず。ただし、速いパスワークやカウンターからは崩されそうな場面は残る。
 そして後半序盤、カウンターが決まり、途中出場のサンターナ→グラフィッチ→マルセリーニョとつなぎ、そのクロスを最後はグラフィッチが押し込み、待望の先制点を挙げた。その後も、次第に前掛かりになる相手を突いて、カウンターで追加点の機会を狙えている。サンターナとデジャガの途中投入も効果的。後半中頃のカウンターから、デジャガのパスからマルセリーニョが抜け出すが、シュートはGKに弾かれ、詰めたグラフィッチも守備に先にクリアされた。その他のチャンスも生かせず、試合は決められなかった。
 守備の集中は保ち、相手の猛攻をよくしのげている。前半同様にワンツーに全く対応できずに決定機を許す場面はあったが、これもGKベナグリオが何とかストップ。ロスタイムの波状攻撃もしのぎ、強豪敵地で貴重な勝利。
[試合後]攻守ともに相手を内容で上回り、妥当な勝利。この勢いなら上位フィニッシュも十分可能。

■ビッグチャンス
 ブレーメン:   前半2回 後半5回 =7回
 ボルフスブルグ: 前半4回 後半6回 =10回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 ブレーメン:●パサネン(危険なパスミス)、●ベーニッシュ(つまらないパスミス)、●オボモエラ(全盛時の切れ味なし)
 ボルフスブルグ:○マルセリーニョ(攻撃の組み立て、ほとんどボールを失わない)

■印象に残った選手・注目した選手
・長谷部(ボルフスブルグ):インパクトなし。サイドに走り込んで攻撃に厚みを加える意識はないことはなかったが、回数少なく仕事はできず。むしろ、後ろの右サイドバック、リーターの方が攻撃的に観えた。守備に奔走するが、ファウルが多く効いている印象なし。前半だけで交代され、代わって入ったサンターナの方が積極的に攻撃に絡み、立場危うし?