2月10日(日) バイエルン・ミュンヘン1 - 1ベルダー・ブレーメン(@フジテレビ739)

 1位と2位の直接対決天王山は、どちらも攻撃のアイデア不足で、ともに満足できるようなできないような引き分け。

バイエルン
[試合前]わずかに首位。直接対決で2位ブレーメンを叩いておけば、その座を磐石にすることができる。
 リベリーが負傷し、代わりにシュバインシュタイガーが中盤の左サイドに先発。中盤はフラットな4-4-2の布陣で、中盤の右サイドはハミト・アルティントップがレギュラーらしい。デミチェリスもセンターバックのレギュラーの座。古巣相手のクローゼはもちろん先発。
[試合内容]中盤が攻守ともに機能せず、劣勢。序盤のうちに、前線に起点を作られて2列目から走り込まれると、サニョルのマークが遅れ、デミチェリスも交わされてシュートを許し、先制点も失った。きっちりマークをすることができず、相手のパス回しを許してしまっている。攻撃も、速めのクロスやミドルシュートといった強引な攻撃が目立ち、守備を崩すアイデア不足。中央をこじ開けようとする固執もあって、サイドを奥深くまで有効に使えていない。
 それでも、前半中頃からは強引に攻勢を畳み掛けた。序盤のCKにデミチェリスがヘッドを叩くが、ゴール前で(味方に?)クリアされた。シュバインシュタイガーのクロスからクローゼがヘッドを合わせたが、枠外。また、ファン・ボメルのクロスを受けたトニが胸トラップから持ち出した所で倒されてPKを獲得したが、トニは決めてくれない。しかしその直後、中盤でプレスを掛けてボールを奪うと、ファン・ボメルのパスをトニがワンタッチではたいて2列目から走り込んだゼ・ロベルトが抜け出し、ようやく同点に追い付いた。
 一気に逆転に向かいたかったはずだが、イマイチ乗り切れない。やはり攻撃の工夫が少なく、ミスも少なくなく、それほどチャンスが増えない。カウンターから、ファン・ボメルのパスを受けたハミトがシュートを叩くが、好セーブに弾かれてしまう。ゼ・ロベルトの浮き球パスからトニが抜け出して決定機かと思われたが、微妙ながらオフサイドの判定。終盤のロングフィードから競り勝った(ファウルくさい)トニがフリーで叩いたシュートは、外れ。
 チャンスの数では一応優りながら、引き分け止まり。
[試合後]リベリーの離脱の影響か、観ていて面白い攻撃ができない。ドイツらしいと言えばドイツらしい内容だが。勝つに越したことはなかったが、引き分けで勝ち点差縮まらず、悪くはない結果。

ブレーメン
[試合前]前節の取りこぼしで勝ち点差が開いたが、この直接対決で勝てば、再び並びかけることができる。しかし、攻守にメンバーが揃わない。
 アウメイダは出場停止、サノゴはアフリカ選手権召集中、クラスニッチは負傷中で、2トップはローゼンベリと若手のハルニク。ナウドが出場停止のため、センターバックにはバウマンが回った。フリッツやウォメは負傷中で、右サイドバックはパサネン、左サイドバックはトシッチ。中盤ではフリングスが負傷中で、イェンセンがボランチに入り、ハントが中盤の左サイド。
[試合内容]中盤の激しいチェックで優位に立ち、ジエゴを中心にパスを回してペースを握ることができた。(?)の長いパスでローゼンベリが左サイドに起点を作ると、走り込んだジエゴがパスをもらって抜け出し、序盤のうちに先制に成功。
 その後もしばらくはペースを握っていたが、追加点のチャンスは創れない。逆に徐々に相手の攻撃にさらされ、守勢に回った。中央を固めてよく跳ね返していたが、中盤でボールを失うことを繰り返し、厳しい状況。相変わらずの強引な高いライン設定で、ラインの裏を狙われる場面もあった。そして、クロスにトシッチがかぶってゴール前に持ち込まれ、GKビーゼが飛び込んでPKを与えてしまったが、これはGKビーゼが止めた。しかしその直後、メルテザッカーからイェンセンへのパスを狙われてプレスからボールを失うと、2列目からの走り込みに対応できず、ついに同点に追い付かれた。
 その後、前半終盤だけは再びパスをつないでペースを取り戻したものの、ミスもあってチャンスが創れなかった。後半になると、ジエゴにボールが収まらなくなり、むしろ攻め手がなくなった。パスをつないで有効な攻撃がまるでできず、相手の攻撃をしのぐだけ。終盤、トシッチのパスを受けたハントのクロスを途中出場のエジルがつないだチャンスは、ローゼンベリが空振り、ボロウスキーが打ち上げ。
 終わってみれば、少ないチャンスで引き分けに持ち込んだ。
[試合後]リーグの状況的には勝っておきたかったはずだが、選手の構成やアウェイであることを考えれば、引き分けでも満足かな。

■ビッグチャンス
 バイエルン: 前半5回 後半3回 =8回
 ブレーメン: 前半1回 後半1回 =2回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 バイエルン:○ゼ・ロベルト(豊富な運動量で、攻守に厚み)
 ブレーメン:●ジエゴ(後半は、ボールが収まらず、存在もアイデアも消えた)