11月10日(土) ボルシア・ドルトムント1 - 1アイントラハト・フランクフルト(@フジテレビ739)

 フランクフルトが、ドルトムントに圧倒的に攻め立てられながらも少ないチャンスを生かして先制したのに、微妙な得点で追い付かれて悔しい引き分け。

ドルトムント
[試合前]4-4-2の布陣で、中盤はボックス型に近い。フレイは負傷中で、クリモビッツとペトリッチの2トップ。
[試合内容]開始早々の決定機を逸したため、攻めあぐねた。ペトリッチのパスからサイドに抜け出したブラシュチコウスキーの折り返しが、飛び込んだクリモオビッツにはもう一歩合わなかった。その後は相手に引かれて守備を崩し切れず、チャンスが創れない。デデ等の際どいクロスや、前半終盤にはペトリッチ等がミドルシュートでこじ開けようとするが、もう一歩。
 他方で中盤の守備はそれほど厳しくできておらず、カウンターを受けたり前戦に起点を創られたりして、相手にもチャンスを与えてしまっている。
 後半序盤も圧倒的に攻勢。セットプレーやミドルから惜しいシュートが連発。さらに、ブラシュチコウスキーとのワンツーからティンガが抜け出す決定機も創ったのに、決めることができなかった。すると、カウンターからクロスを上げられると、ブルゼンスカがマークを外してフリーでヘッドを許し、逆に先制点を失ってしまう。
 その後も、ブラシュチコウスキーのパスからティンガの守備に当たったシュートが好セーブに阻まれ、CKに合わせたコバチのヘッドがポスト外側に当たって外れ、圧倒的に攻め立てながらも得点ができない、まずい雰囲気。
 しかし残り10分を迎えるところで、FK崩れのパスのこぼれ球を叩いたデデのシュートは、守備に当たって好セーブに阻まれたものの、こぼれ球に詰めたクリンゲが押し込みようやく得点、同点に追い付いた。さらに終盤には、途中出場のフェデリコのパスからブラシュチコウスキーが抜け出した決定機もあったが、また決められず、そのこぼれ球を奪ったフェデリコの折り返しがゴール前の途中出場のバルデスに渡ったのに、トラップミス。逆転できずに引き分けに甘んじた。
[試合後]チャンスの数から見ても勝たなくてはいけなかった試合。守備がやや甘いが、決定力の低さも目に余る。

フランクフルト
[試合前]今日も守備的な3-5-2の布陣。高原は先発したが、今回は1ボランチにしたため稲本はベンチへ。
[試合内容]今日も開始早々に決定的なピンチを迎える、危険な入り方。それでもそこで失点せずに事なきを得ると、前節同様に引いて守り倒そうとした。プレスはほとんど掛けないので、クロスやミドルシュートは浴び放題だったが、何とか最後は守れている。
 他方で前節よりは攻撃の形に持ち込めており、高原等前線に起点もできて十分に渡り合うことができた。アマナティディスのパスを受けたオクスのクロスから、高原がオーバーヘッドを試みるも失敗。前半終盤には、(?)のパスを高原がスルーしてアマナティディスがシュートに持ち込むが、好セーブに阻まれた。
 後半序盤も再び攻め立てられる、危険な入り方。立て続けに際どいシュートを許した挙句、守備を完全に崩された決定的なピンチすらあったが、相手の低い決定力に助けられた。
 するとカウンターから、オクスのクロスをアマナティディスがヘッドで沈め、値千金の先制点を1チャンスで奪い取った。さらにこぼれ球からケラーにもチャンスがあったが、このシュートは外した。
 その後も相手の猛攻を受け、辛うじて防いでいる状況。ファウルも増えた。カウンターの形もほとんどなくなった。そしてついに、守備に当たったシュートをGKプレルは何とか防いだものの、こぼれ球をクリスがクリアし切れずに押し込まれ(後ろから相手にファウルされているようにも観える)、同点に追い付かれた。さらに決定機も与え、また終了間際には引き分け狙いなのか勝ち点3狙いなのかよく分からない試合運びだったが、辛うじて引き分けには持ち込んだ。
[試合後]守れているようで守れていない。ということは、1点すら取れず決定機も少なかった前節のバイエルンは、攻撃面でかなり調子を落としているようだ。実際、UEFAカップではあのボルトンにホームで追い付かれて引き分け、今節もアウェイとはいえあのシュトゥットガルトに打ち負けている。

■ビッグチャンス
 ドルトムント:  前半4回 後半12回 =16回
 フランクフルト: 前半3回 後半2回 =5回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 フランクフルト:○プレル(好セーブ)、○オクス(攻守の上下動)

■印象に残った選手・注目した選手
・高原(フランクフルト):一番最前線に位置。特に後半途中までは、カウンター等から十分に前線の起点を作っていた。チャンスによく絡み、シュートを放つ場面も。先制点の場面では、地味ではあったが、オクスとパス交換することで守備を引き付け、オクスと中のアマナティディスのマークを外す手助けをした、という点で絡んだ。
・稲本(フランクフルト):残り20分のリードしている状況下、おそらく守備固めで出場。しかし、それまでの他の選手と同様に寄せが甘く、守備を堅くすることはできなかった。せっかく奪ったのに、判断が遅れてボールを奪い返される、危険なプレーも。