11月3日(土) バイエルン・ミュンヘン0 - 0アイントラハト・フランクフルト(@フジテレビ739)

 バイエルンが、開始直後の決定機で決められなかったばっかりに、引いて固めたフランクフルトの守備の壁を破ることができず、スコアレスドロー。

バイエルン  中盤はフラットな4-4-2の布陣だった。トーニとクローゼが揃い踏み。左サイドにリベリー(負傷明けらしい)、右にハミト・アルティントップ、ゼ・ロベルトは中盤センター、右サイドバックにはレル。カーンが負傷から復帰。ポドルスキーやシュバインシュタイガーはベンチ。サニョルやバン・ブイテンは負傷中みたい。
 開始直後、左サイドから崩してゼ・ロベルトのクロスがゴール真正面のトーニにスパッと渡ったが、シュートはGKに弾かれた。この決定機を逃すと、後は引いて人数を掛けて守る相手に攻めあぐんだ。一方的に押し込んで相手の守備陣形の前でさかんにパスを回すが、なかなか崩すようなパスや動きが出て来ない。2トップはゴール前で待ち構えるだけ、守備の間をズバっと切り裂くようなパスはほとんどないし、2列目からその中に入って行く動きも少ない。単純なクロスは跳ね返されるばかり、セットプレーもほとんど勝てない。アイデア不足に見える。
 リベリーのパスをオフサイドぎりぎりの位置でフリーで受けたトーニのダイレクトボレーは外れ。前半終盤のゼ・ロベルトの緩いクロスから、トーニがそれでも強く叩いたヘッドは、GKに触られてバーを弾いた。直後のCKに合わせたルシオのヘッドも、ゴール手前でクリアされた。
 後半に入って、守備陣形の中を通そうという狙いもわずかに出始めたが、もう一歩。後半序盤、ゼ・ロベルトのパスからクローゼがシュートに持ち込むが、GKに触られてゴール手前でクリアされた。ゼ・ロベルトのクロスからフリーで合わせたクローゼのヘッドも、GKに弾かれた。その他シュートは数多く打ったが、なかなか得点に結びつかない。
 後半途中でシュラウドラフとポドルスキーも入れて超攻撃的なメンバー。しかし、リベリーやゼ・ロベルトがいなくなったことで、動いたりパスを供給したりする選手がいなくなり、むしろチャンスは減ってしまった。焦りもあって、守備の方でも細かいミスが出始め、相手に攻撃の機会を与える。最後まで得点できず、疲労だけが残ったスコアレスドロー。
 昨シーズンまでの何の工夫もない攻撃は、今シーズンもあまり変わっていないようにも見える。それでも、圧倒的な攻撃力で1回でもこじ開けることができれば、勝てるんだろう。

フランクフルト  稲本も高原も先発。守備的な3-5-2の布陣に見える。キルギアコスは出場停止。プレル病欠でGKはニコロフ。
 開始直後に(?)がヘッドをかぶってクロスがゴール真正面の相手にフリーで渡った時には、もうこの試合は終わりと思われたが、シュートがGKニコロフに当たって助かった。
 その後は、最初からスコアレスドロー狙いで、完全に引いて守りきる体勢。マイボールになってもパスミス等を繰り返し、ハーフコートの状態。攻撃の時間がまるで作れず、厳しい時間帯が続いた。それでも、人数を掛けて中央を固めただけあって、決定機はそれほど多く与えなかった。単純なクロスやパスが多かったのも幸いした。
 前半終盤になると、少しずつカウンターで攻撃をする時間も出始めた。ただし、可能性のあるシュートに持ち込むまでの精度はほとんどなかった。むしろ、攻撃を仕掛けて中途でボールを奪われ、速攻からラインを上げたスペースを使われるのが心配。
 後半も猛攻を受け続け、シュートも数多く浴びたが、かなりの際どいものはなく助かった。最後まで守備は集中し、決定機とまで呼べるようなピンチもほとんどなかったはず。終盤につまらないクリアミスもいくつかあったが失点にはつながらず、狙い通りに貴重なスコアレスドローに持ち込んだ。 
 守ろうと思えば、それなりに守れるじゃないか。

■ビッグチャンス
 バイエルン:   前半6回 後半8回 =14回
 フランクフルト: 前半0回 後半1回 =1回

■印象に残った選手・注目した選手
・高原(フランクフルト):前半は少ないボールに触る機会でボールを失うことが多く、守備の時間を減らしてあげることがあまりできなかった。後半は改善し、相手ゴール前まで攻め上がる機会さえもあった。シュートはなかったかな?終盤に交代。
・稲本(フランクフルト):ゴール前のスペースを消して奮闘。持ち味の激しい当たりも観られ、やはりファウルも多くイエローも1枚。特に前半は他の選手同様、自陣でパスミス等を犯して苦しい状態を招いた。後半にはわずかながら攻撃にも参加。シュートも放ったが、守備にブロックされた。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0708/germany/column/200711/at00015217.html