■昨年の予選での対戦との対比
 アウェイでのアジアカップ予選サウジアラビア戦について自分のブログ記事を読み返してみると、その時よりも今回の日本の内容が良くないことに驚いた。
http://blogs.yahoo.co.jp/spxpy549/759458.html
 サウジアラビアのフィジカルに競り負けていたのは変わらないが、それでも前回は、かなり多くのチャンスを創っていたようだ。なのに今回は、惜しいと思えるチャンスが少なかった。オシム監督が言うように、日本の「チャンスの数ははるかに多かった」とは思えない(負け惜しみ?)。流れの中からの決定機なんて、あったっけ?日本の攻撃力が後退したのか、サウジアラビアの守備力が向上したのか。
【追記:パスが、守備を崩して得点を取るための「手段」から、パスをつなぐことに「目的」化してしまったのかもしれない。他方サウジアラビアは、そのパスをカットしてからの速攻を虎視眈々と狙っていたような気もする。】
http://wsp.sponichi.co.jp/column/archives/2007/07/post_861.html

■選手の疲労と選手層
 オシム監督はチャンスを創れなかった原因の1つに選手の疲労(の蓄積?)を挙げていたが、だとすると、中盤の選手交代はもっと早くても良かった気がする(最初の選手交代はFW同士、遠藤→羽生の交代が74分)。フレッシュな控え選手よりも、疲労した先発選手の方がチャンスを創り出す可能性が高いという判断だったのだろうか。だとすると、控え選手の層が薄いということ。
 今にして思えば、初戦のカタール戦を引き分けに持ち込まれてしまったのも痛かった。もしカタール戦に順当に勝っていれば、グループリーグ第2戦でトーナメント進出がすんなり確定し、(U-20ワールドカップの日本と同様に)第3戦のベトナム戦はある程度メンバーを落として戦うことができたはず。そうすれば、多少疲労も緩和されていたかもしれないし、控え選手のフィット感も上がっていたかもしれない。第1戦→第2戦で山岸→巻の変更のみで他はすべて同じ先発で、高温多湿のコンディションの中ほぼ中3日で試合をこなしたのだから、当然疲労は蓄積するだろう。入れ替えが効かないほど、先発と控えに差があったのだろうか。だとすると、やはり控え選手の層の薄さが気になる。
 ワールドカップ予選のような長丁場にわたる連戦なら、ほとんど固定した先発選手で戦っていくことが可能だと思うが、このアジアカップやワールドカップ本番のような、中3,4日で試合が続く短期集中型の大会では、選手層の薄さは致命的な結果をもたらすだろう。