12月5日(水) 京都パープルサンガ2 - 1サンフレッチェ広島(@NHK-BS)

 京都が、サイドからの展開で広島を圧倒して妥当な勝利を収めたものの、終了間際にアウェイゴールを許し、最小のアドバンテージしか握れない苦々しい結果。
http://www.jsports.co.jp/press/column/article/N2007120613272802.html

京都(J2・3位)
[試合前]アウェイゴールなしに勝ち切ることが理想。4-3-3の布陣。【追記:最初から3-4-3の布陣だったかも。】
[試合内容]序盤、シュートに行く場面はあったが、ロングパス1本で相手に決定機を創られると、腰が引けたのか相手に主導権を渡してしまった。足元の技術で劣っている様子で、相手にパスを回されると、取りに行っても交わされてしまい、ボールを奪うことができない。
 しかし10分頃、カウンターからシュートの形を創ったあたりから再び勢いを取り戻し、出足も早くなってペースを取り返した。サイドから仕掛けてクロスを入れるのが狙いの様子。そして前半中頃これが実り、渡邊のクロスをGKが弾いた所を田原がヘッドで押し込み、待望の先制点を手に入れた。
 いったん受け身になったような気もしたが、前半終盤には、CKの流れから再び渡邊のふんわりクロスに飛び込んだ田原が高い打点で合わせ、大きな追加点。前半終了間際にも、(?)【追記:中山】のグラウンダーのクロスに三度田原が今度は足でシュートを合わせたが、これはGKに弾かれた。
 後半からはいきなり守備的に割り切って3-4-3、というか5-2-3のような布陣に変更。人数を掛けて守り、カウンターで追加点を狙う姿勢。それでも攻撃のインパクトでは依然として上回った。後半序盤、ボールキープしたパウリーニョのパスを受けた中山は、トラップに失敗したものの、浮いたことを利用してボレーシュートを放ったが、惜しくもバー直撃。また、CKの流れからまたまた渡邊のクロスに角田がヘッドで合わせたが、今度はポスト直撃。
 守備はよく集中し、ミドルシュート以外には惜しいシュートを許していない。後半序盤に中谷がゴール前でありえないパスミスを犯すことはあったが、失点につながらず。相手を絶望に追いやる追加点は取れそうで取れなかったものの、このまま理想的な展開で試合を終えることができると思われた。
 ところが終了間際、ついに最終ラインを突破されてしまって決定的なシュートを打たれ、痛いアウェイゴールを取られてしまった。内容に見合う勝利という結果は手に入れたものの、勝った気のしない終わり方。
[試合後]とりあえず第2戦に向けて、引き分けでもいいというアドバンテージは手に入れた。おそらく第2戦は、後半のように5バック気味にして守備的に行くのだろう。カウンターからアウェイゴールを取り返したいところ。

広島(J1・16位)
[試合前]できればアウェイゴールを挙げて、引き分け以上に持ち込みたいところ。J1でとめどなかった失点を抑えられるか。3-5-2の布陣。
[試合内容]序盤、戸田の自陣からのロングパスで佐藤が抜け出す決定機を創ったが、シュートを外してしまう。それでも、パス回しの技術で上回って、しばらくはペースを握ることができており、悪くない展開。
 ところが、カウンターでシュートを許したあたりから流れが一変。相手に主導権を取り返され、サイドからさかんに仕掛けられてしまう。逆に相手の早いチェックもあってパスが途端につながらなくなり、2トップの連携ミス等もあって前線にボールが収まらなくなった。そして前半中頃、左サイドからクロスを許すと、GK下田がクリアし切れず、こぼれ球を押し込まれて先制点を失った。
 その後は攻撃する時間もできたが、相手のプレスに押されて攻撃にスピードが出ず、またゴール前に運んでもそこからラストボールの精度やアイデアが見えず、チャンスに結びつかない。逆に前半終盤、再びクロスから槙野が競り負けてヘッドを叩き込まれ、痛い追加点を失った。前半終了間際にも【追記:スピードのない】グラウンダーのクロスからも至近距離【追記:からフリー】でシュートを許し、やはり守備に問題を抱えている様子。
 後半は相手が引き気味に守備的になったこともあり、攻撃の回数は増えた。しかし、ゴール前で人数を掛けられてしまい、これを崩す攻撃も相変わらずできず、ミドルシュート以外にゴールをこじ開けられそうにない。その流れの中でも相手に決定的なシュートを打たれていたが、もう1点取られていなくて助かっていた。後半途中からは、焦りからか中盤のパス回しでもミスが出始め、攻撃のリズムも上がらない。終盤に森崎浩が放ったミドルシュートは、惜しくもバーの上をかすった。
 このまま第2戦に向けて展望の見えないまま終わるかと思われた終盤、(森崎浩?)のパスを受けた佐藤がトラップする振りをして最終ラインをすり抜けることに成功、その決定機のシュートは決められなかったものの、セーブされたこぼれ球を途中出場の平繁が押し込み、辛うじて貴重な1点を返すことに成功した。圧倒的に攻撃のインパクトで負けていながら、土壇場のアウェイゴールで第2戦に向けて息を吹き返すことができた。
[試合後]一応、ホームの第2戦で1-0や2点差以上で勝てば残留を果たすことができる。しかし今回の攻守の内容を観てしまうと、1点を取れるのか、またアウェイゴールを与えないで守り切れるのか、疑問に思ってしまう。

■ビッグチャンス
 京都: 前半4回 後半2回 =6回
 広島: 前半2回 後半5回 =7回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 京都:○渡邊(攻撃面、質の高いクロス、積極的に仕掛ける姿勢)
 広島:●ウェズレイ(やはり不調、圧倒的なテクニックが見えない、ボールを失うことも少なくない)