11月7日(水) フーラッド・モバラケ・セパハン1 - 1浦和レッズ(@NHK-BS)

 浦和が、追い付かれて引き分けにとどまったものの、アウェイゴールでアドバンテージを握った。

浦和
[試合前]できればアウェイゴールを取っておきたいところ。山田や闘莉王が負傷中。右サイドには阿部が入り、最終ラインにはネネと堀之内が入った。2トップのワシントンのパートナーは、今日は永井。
[試合内容]意外にも立ち上がりはペースを握った。しかし、それが災いして相手の得意なカウンターを受けてしまう。これを中盤で全く止めることができずに何度かゴール前に迫られ、相手にリズムを与えてしまった。これで展開が逆になり、プレスを掛けられて押し込まれた。巧みな個人技で交わされて際どい場面もある。しかもネネや長谷部等が自陣でボールを失う場面が発生し、自滅もしそうにもなっていた。それでも粘り強く最後は防いでいるのは、浦和らしいといえばらしい。セパハン攻撃陣に個人技以外のアイデアが少ないのも幸いし、前半は際どいシュートは少なかった。
 前半中頃には相手の攻勢も一段落し、攻撃する機会もできた。ワシントンにボールが入る回数は珍しく少ないが、それでも左サイドを中心に何度かチャンスは創ることができた。平川のクロスに永井がフリーでヘッドを合わせるが、枠に飛ばせない。また、平川のパスを受けた永井が放ったシュートは、惜しくもポストを叩いた。そして前半終盤、ポンテのミドルシュートが決まり、貴重なアウェイゴールの先制点を手に入れた。
 ところが後半開始早々、Pエリア内にパスを送り込まれて決定的な形を創られ、いったんはポストに外してくれたものの、跳ね返りを押し込まれて早くも同点に追い付かれてしまう。それでもまだアウェイゴールのアドバンテージを持っているのに、それを忘れたのか、なぜか慌てたプレーを連発。もう1度勝ち越そうと攻め急ぎ、チャンスも創れないままカウンターを受けてピンチに陥る。最終ラインも落ち着きがなく、ネネや坪井がクリアミスを犯して相手に拾われる。ロングパスから裏を取られた決定機もあった。この時間帯で逆転されなかったのは、ラッキーというほかない。相手の圧倒的な攻勢は、後半の15分過ぎにようやく収まった。
 攻撃はほとんど沈黙。平川も守備対応で押し込まれてほとんど上がれない。それでも田中を入れた終盤は、前線からしつこくプレスを掛けることで、押し込まれることは少なくなった。
 その終盤は、さすがにこのまま時間を使い切って終了する腹積もりだったはず。しかし、なぜか最終ラインから前線に放り込んだり、ちぐはぐなプレーも観られる。終了間際には、平川が意味のないクロスを入れて相手ボールにしてしまい、そこからロングボールが前線に渡って際どいシュートを打たれる有様。辛うじてアドバンテージを持った引き分けでしのいだ。
[試合後]内容はともかく、結果は理想的に近い。しかし、準決勝第2戦同様に状況を理解しない試合運びは、情けない。オジェック監督は、アウェイゴール・ルールくらい何度も経験しているだろうに。

■ビッグチャンス
 セパハン: 前半1回 後半7回 =8回
 浦和:   前半4回 後半0回 =4回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 浦和:●ネネ(パスミス、クリアミス、裏を取られる、切り返しで交わされる、と致命的なミス多い)