5月23日(水) ミラン2 - 1リバプール(@スカパー)
(ミランの布陣)
インザーギ
セードルフ カカ
アンブロジーニ ピルロ ガットゥーゾ
ヤンクロフスキ マルディーニ ネスタ オッド
ジーダ
ミランが、ごく少ないチャンスを生かし、ペースを握っていたリバプールに勝利、2年前の失態の汚名を晴らした。
http://jp.uefa.com/competitions/ucl/fixturesresults/round=2361/match=300099/report=rp.html
ミラン 全く予想通りのスタメンと布陣。マルディーニは間に合い、1トップはインザーギ、右サイドバックはオッド。攻撃的なベンチ・オプションは、ジラルディーノ、カフー、セルジーニョといったところ。
苦しい立ち上がりから、なかなか抜け出せなかった。相手の積極的なプレスとタイトなマークに苦しみ、パスは中盤でつながらないし、前線にボールが収まらない。それ以上に、ヤンクロフスキー等がパスミスを犯してピンチを迎える有様。カカがボールを受けることができた時は、持ち味のテクニックで打開を図っていたが、単発的。ヤンクロフスキーやオッドからクロスは入るが、シュートには至らない。
ところが前半終了間際、ゴール前でFKを得ると、ピルロのシュートがインザーギに当たって(狙い?)ゴールイン、1チャンスで先制点をもぎ取ることに成功した。
後半も、当然反撃に出た相手にペースを握られたが、一方でスペースが増えてパスは回しやすくなった。前半ほとんど出てこなかったインザーギやセードルフが、比較的ボールを触れるようになった。とはいえ、カウンター等で追加点を取る形はあまり創れない。他方、前半ほどは守備に困っている印象は無い。1度だけ、前半同様にガットゥーゾのパスミスで決定機をプレゼントした場面はあったが、それ以外はミドルシュートくらいでしのげている。
そして終盤、カカのパスからインザーギがオフサイドラインをくぐり抜けることに成功、GKも交わしてうまくゴールに転がし、大きな追加点を挙げた。CKから1点は返されたものの、残り時間は無く、逃げ切り。
先制点が取れてなかったら、勝てたかどうかあやしい試合内容。それでも幸運な形で(?)先制点を獲り、持ち味の堅実な守備で優勝を果たした。セリエAのスクデッドは早々にあきらめたものの、唯一残ったビッグイヤーを獲得、失敗したシーズンのはずが、終わってみれば満足感の高いシーズンになった。
リバプール 慎重に1トップでスタート。カイトが1トップ、ジェラードがトップ下に入った、4-2-3-1のような布陣。左サイドは間に合ったゼンデン、右サイドはペナント。ベンチには、ベラミー、クラウチ、キューウェル、ゴンサレスと攻撃的なオプションが揃った。
守備的な布陣にもかかわらず、立ち上がりからペースを握った。前線から積極的にプレスを掛けてビルドアップを許さず、タイトなマークで相手のパスワークを封じることができた。攻守の切り替えも早く、こぼれ球も比較的拾えている。大きなサイドチェンジで相手の守備の薄いところから、チャンスを伺うパターンが多い。少ないながらも、先制できそうなチャンスも創っていた。前半序盤には、ボールを拾ったペナントが、カイトとのワンツーからシュートを放ったが、好セーブに阻まれた。また、ペナントのパスカットから、ジェラードのパスを受けたカイトが狙ったが、シュートはブロックされた。
ところが前半終盤、この流れに反して先制点を失った。ゴール前のFKが相手選手に当たってGKレイナの逆を突いてゴールイン、不運な形でよもやの失点。
後半はもちろん反撃に出るが、焦りからか、ややリズムを失い気味。危険なボールの失い方も見せていた。それでも、相手のパスミスからジェラードに絶好機が訪れたが、これを決められない。それ以外は、ミドルシュートで脅かすくらい。
残り15分を切って、リスクを犯してマスチェラーノを下げ、クラウチを投入して4-4-2の布陣に変更したが、大きく変わらない。逆に、自由になったカカから【追記:ノープレッシャーのまま】最終ラインを破るラストパスを出されてしまい、痛恨の追加点を浴びた。CKから、アッガーがすらしたボールをカイトがヘッドで決めて1点は返したものの、そこまで。
ペースを握りながら先制点が取れなかったのが、敗因だろう。結局、シーズンを通して得点力の低さに悩まされた。シーズン20得点以上できる、絶対的なストライカーがいないのが痛かった。
■ビッグチャンス
ミラン: 前半1回 後半1回 =2回
リバプール: 前半3回 後半5回 =8回
■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
ミラン:○カカ、○ネスタ、●ヤンクロフスキー
リバプール:○マスチェラーノ、●チャビ・アロンソ(ファウル多い)