SKE48」の松井珠理奈と矢神久美が、名古屋市西区に実在する円頓寺(えんどうじ)商店街を舞台にした映画「WAYA! 宇宙一のおせっかい大作戦で映画初出演を果たしていることがわかった。


名古屋市栄を中心に活動するSKE48のふたりが、ご当地映画で銀幕デビューする。

古波津陽(こはつ・よう)監督がメガホンをとる同作は、名古屋が舞台ということもあり、同グループの劇場でメンバー全員によるオーディションが敢行され、松井と矢神の抜てきが決まったという。


松井が演じるのは、頑固だけど商店街を愛する伊丹老人の孫娘・早苗。

映画の現場は初体験だったこともあり

「緊張しましたが、小さい子どもたちとのシーンが多かったので、子役のみんなとワイワイ楽しく過ごせました」と振り返る。


クールな女子高生もみじに扮した矢神は、

「映画は初めてでしたし、ホルンを演奏するシーンもあって毎日大変で……。当たり前ですが、メンバーもいなくてさみしかったです。でも、共演の皆さんがとても優しくしてくださって、本当に家族みたいでした」と撮影を満喫した様子だ。


ふたりを選考した古波津監督は、松井の起用を

「心に芯の太さがあり、さわやかな風を相手に送り込むポジティブさを持っています。18歳の役を演じてもらったのに、この当時はまだ13歳。その貫禄にショックを受けました」と説明。


矢神については、「思いの強さと若干の不器用さが効果を発揮しました。役の中身をすごく勉強してきて、現場ではいい感じで“もみじ”になり切っていました」と称えた。


「スピードワゴン」の井戸田潤主演の同作は、

商店街で下駄屋を継いで30年になるシゲさん(矢崎滋)のために、

青年団の勘太郎(井戸田)が記念の芝居の企画を考案。

本当の目的は、シゲさんがケンカ別れした親友(ルー大柴)と仲直りさせることだった。

小さなウソが巻き起こす、涙と笑いの奇跡を描く。


ほか、水野美紀、三輪泉月、藤田朋子、モロ師岡、小島範子、「スピードワゴン」の小沢一敬らが出演。


「WAYA! 宇宙一のおせっかい大作戦」は、10月に名古屋で先行公開され、全国で公開。


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劇場長編映画「WAYA!宇宙一のおせっかい大作戦」