でんじろう先生の日曜実験室ラブラボ!★
中京テレビ 日曜日10:55~
出演:米村でんじろう スピードワゴン (井戸田潤・小沢一敬)
鶴木陽子 (中京テレビアナウンサー)
---------りつさんがレポしてくださいました-------------
テーマ 湿気
○○○○○が湿気を撃退
でん「(テーブルの上に)ちょっと湿ったTシャツが(2枚)あります。ちょっとしっとりとね~」
潤「ほんとだ。」
でん「こういう生乾きの(Tシャツを)着るのっていやですよね~。」
小沢「そうですね~。」
でん「こういった濡れたTシャツもですね、こんなものを使うと、簡単に乾かせるんですよ。」
潤「何?」
つるちゃんが箱を持ってくる。
でん「ほ~ら。おいしそうでしょ?」
箱の中には青と透明な粒がたくさん入っている。
小沢「何ですかこれ?これなんですか?」
でん「おそらくですね、こんなに大量に見たこと無いと思いますけど、意外にですね、
これが、洗濯物を乾かすのにパワーを発揮するんです。」
つる「こっちどうですか?」
小沢さん・つるちゃんでTシャツの濡れ具合を確認。
小沢「これは濡れたTシャツ?乾いたTシャツ?」
つる「濡れてますよね。」
小沢「あー色がね。こういうところ(袖)とかね。」
でん「もう触ると分かるんですけど、なかなか伝わりにくいんで、重さ測ってみましょうか。」
濡れたTシャツ2枚の重さを計測。
小沢「まず今、じゃ濡れているTシャツの重さが・・・110g」
でん「110g。」
小沢「じゃ、こっち(もう一枚濡れている)もいっちゃいましょう。あ、2つとも・・・。」
潤「えーすごい。」
小沢「いい具合に同じ濡れたTシャツが2枚」
濡れたTシャツ2枚→両方とも110g
でん「2枚あります。」
小沢「じゃ、乾いた(Tシャツ)のが・・・。」
乾いたTシャツ→75g
110g-75g=35gの湿り気
濡れたTシャツ1枚を乾燥機、もう1枚を青と透明な粒が入っている容器へ入れる。どちらが乾くか?
つる「5分間。」
潤「5分も!!」
つる「(容器を)振り続けていただきます。」
潤「どうやって振るの・・・。」
小沢「じゃ、1分ごとにパスしよっか。」
つる「私もこちら(乾燥機)5分間で乾燥を・・・では、Tシャツ乾燥始まります。よーいスタート!」
スピードワゴン2人で交互に5分間容器を振り続ける。
潤さん容器を振る。が・・・
小沢「・・・ねぇ、(終わるの)早くない?」
早々とテーブルにおいてしまった潤さん。続いて小沢さんが容器を振る。
小沢「これ重っ。あ、これ結構でもいい運動になりそう。」
交互に容器を振り続ける2人。
つる「残り10秒切りました~。」
小沢「残り10秒。」
めっちゃ振りまくる小沢さん。
つる「5秒前・・・4・3・2・1。終了で~す。」
でん「これ差がつきましたね。」
つる「さぁどうでしょうか?まず乾燥機の方から・・・。」
Tシャツを取り出す。
潤「どう?」
小沢「測ってみようぜ。」
つる「どうですか?・・・あんまりですね・・・。もう触った感じで・・・。」
小沢「奥さん(つるちゃん)とこのTシャツ(重さ)110gでしたよね?測ってみてくださいよ。」
つる「はい。ちょっと乾燥機で乾かした方ですが・・・何gになっているでしょうか。」
でん「あ、これでも・・・。」
つる「100gということは・・・。」
乾燥機で乾かしたTシャツ→100g
乾かす前より10g水分が減った。
でん「水分が、水が10gとんでますね。では・・・お2人にね、頑張っていただいた・・・。」
小沢「110gからさて何g・・・。」
容器からTシャツを取り出す。
潤「(粒を)はらって・・・。」
小沢「なんかいっぱい重いなと思ったら・・・。」
2人「あれ・・・?」
Tシャツを触る2人
小沢「あれ?・・・ちょっとまだ言わないで。言わないで・・・うちんとこいきますよ。どうぞ。」
潤・つる「あーーーっ!」
でん「おーっ。」
粒の容器に入れて振ったTシャツ→75g
小沢・潤・つる「すご~い!!」
つる「ということは・・・。」
小沢「完全に乾いてる!!」
つる「完全に乾いてます。」
潤「えーーーっ!!」
小沢「何なんだこれ一体?先生!!」
でん「これはですね、“シリカゲル”っていう・・・。」
2人「シリカゲル?」
でん「お菓子なんかの。湿気ないように乾燥剤でよく入ってますよね。透明なこれくらい(小さな)袋。
お菓子が入っている袋の中にさらに入ってる・・。」
小沢「食べれません。」
でん「あ、そうそう。“多孔質”って分かります?炭とかも多孔質ですけど、
小さい穴がボコボコ無数に開いているっていうイメージ。それが多孔質です。表面がこんな風になっているんです。
でこぼこの穴のところに水分をたくさん吸収するって事なんです。」
シリカゲルが水分を吸収する仕組みはスポンジと同じ。
でん「これ(スポンジ)を水につけると、どうなります?水を?」
小沢「普通吸収していきますよね。」
でん「たくさん・・・。」
小沢「徐々に徐々にね。」
でん「吸収しますよね。ま、イメージとしてはこんな感じで、今の場合だと洗濯物、
Tシャツの水分を吸収したって事なんですよね。」
シリカゲルは何からどうやって作られている?
愛知県春日井市にある、富士シリシア工学。シリカゲルの製造工場。作り方を見せてもらいました
原料は珪砂。
透明な粒と共に入っている青い粒→青ゲルといって、吸収できる水分が限界に達すると、
ピンク色に変わるように薬品が加えてある。
シリカゲルで作るおいしい干物
でん「いいアジですよね。これね。あとこれを干せば、ひものができあがります。
干物にした方が味が濃くなってかえっておいしいんですよ。だけど時間がかかるんですよね。」
アジの開きをガーゼで包み込む
大量のシリカゲルが入った容器の中に敷き詰め、さらに上からまんべんなくシリカゲルをかける。
でん「番組が終わる頃にはちょうどいい具合に干し上がってると思います。」
小沢「おーっ。すごい。」
湿気を利用して遊んでみよう
でん「お2人にですね、紹介したいペットがいます。(テーブルの上に)土俵みたいなのが用意してあります。
(ボウルに青い布がかぶっている)ま、ペットっていうのは実はですね、こんなうすべったい・・・。」
小沢「何ですかこれは?」
セロハン紙を細長く切ったものを乗せると・・・
でん「(青い土俵みたいなものの上に)乗せてみますよ。そうするとほら。」
潤「うぉ~っ!」
何もしていないのにセロハン紙がくねくねと動いている。
小沢・つる「おーーっ!」
でん「いろんなのがありますから乗せてみましょう。」
小沢「何で?何で?何がおこなわれているのいま?」
潤「ずいぶんあっさりとやるからちょっとびっくりしちゃうわ~。」
でん「これはね、トレーシングペーパーですけど、こんなものも・・・」
トレーシングペーパーも何もしていないのに動いている。
小沢「何がおこなわれているんですかこれは?」
潤「何これ?不思議!」
でん「実はこの色が付いている。これはセロハン。セロハン紙なんです。これ今言いましたね。
白いのはトレーシングペーパーですけど、紙とか、特にこのセロハン紙は吸収すると、吸湿するとですね、
伸びる性質があります。あとでご覧にいれますけど、この中(青い布の中)にぬるま湯が入っています。
ここから水蒸気がでてきますね。(青い布の上にトレーシングペーパーとか)置くとですよ、
こちら側(青い布についている側)が水蒸気、水分吸うじゃないですか。そうすると伸びるでしょ?
伸びるから反るでしょ?よく紙にのりつけるとこう反ったりしますよね。」
小沢「あーー。おぅ分かりやすいな先生。」
でん「こうほら、こう(反って)なってくるじゃないですか。そうするとバランスが悪いから、どっちかに倒れるでしょ?
そうすると今度反対側が・・・それでくねくね動くんです。
あの身近なとこだと食べ物いこういう動きあるじゃないですか。なんですか?」
潤「かつおぶしだ。」
でん「そうそう。正解。」
でん・つる「お好み焼き。」
潤「うん。」
青い布を取ると、ボウルの中にぬるま湯が入っている。
でん「ほら。こんな風に。」
小沢「・・・あ~湯気がでるくらいの温度はやっぱいるんだね。」
でん「でね、人間も実は結構水分でてますよね。」
小沢「えー?ほんと?」
でん「うん。分かんないでしょ?」
小沢「ちょっと乗せてみて。」
セロハンを小沢さんの手のひらに乗せてみる。すると・・・
でん「小沢さんいきますよ。ほら。」
潤「ほんとだ。」
セロハンが反り始めた。
小沢「俺ね、そんなに手べたべたしてない方なのよ。潤相当だもんね。」
でん「じゃ、違う色でいってみましょうか。」
潤「俺(手)べたべたしてるのか?」
でん「(セロハンの)動きの速さで分かりますけどね。」
黄色いセロハンを潤さんの手のひらへ。すると・・・。
つる・でん「速っ!」
小沢さんの時より反応が速かった。
小沢「パァ~ンっていったでしょ?パァ~ンっていったもん。」
でん「速っ!」
潤「(セロハンが)立ってるよ。」
でん「くっついちゃってるのね。ここ(手のひらについてる部分)ね。」
潤「うわ、俺手べたべたしてるんだ。」
でん「ちょっと別の方法で人間の体からでている水分確かめてみましょうか。・・・ただの板ガラスです。
これにでは手をこう押しつけていただきましょうかね。ほーら。分かりますか?」
スピードワゴン2人で板ガラスに手を押しつけてみる
小沢「全然分かんない・・・。」
でん「手を少し離してみると分かるかな?」
小沢「あっ!」
ガラスに湯気で指のあとがついている
でん「じゃいったん軽く手を浮かしてみてください。そうするとほら。」
小沢「あ、湯気・・・。」
つる「じゃあ1人の人間が1日でどれぐらい湿気を出すのか気になりませんか?」
小沢「気になるよ。気になるよ。」
東京都目黒区 東京大学生産技術研究所。
極限環境試験室で1日に人からでる湿気の量を計測
湿度60%に保ち、上回った余分な湿気を人からでた湿気として計測。→除湿器につけた水槽に水がたまっていく。
身長174cm、体重60kg23歳の男性スタッフが実験に参加。食事は湯気のでないもの
24時間試験室の中で生活。
水槽の中の水を計測→1476kg 1.5リットルのペットボトル約1本分の量!
湿度って一体何?
でん「天気予報とかね、スポーツ中継とかで、『今日の湿度は何%です。』みたいな言い方しますよね。
水が蒸発して空気にとけ込んでる状態それを普通湿り気とか、湿度って言ってます。水があれば。
例えば観葉植物なんか(部屋に)置いとくのもそうですよね。葉っぱの表面からでますから。
適当な温度を保ってもらう。じゃあちなみにですね、このスタジオの温度がどれくらいなのか、測ってみましょう。
こちら(つるちゃんが持っている計測器)にデジタルで表示されますから。上が湿度ですね。」
小沢「30%ぐらい・・・」
でん「29%か30%ですか・・・わりと乾いてますね。
ではですね、極端なこと言って湿度0%、逆に湿度100%って場所あるのかどうかねぇ・・・。」
湿度100%の場所を探してみました!
うどん屋さん→うどんをゆでる釜の上・・・99.9%
スーパー銭湯→ミストサウナ内・・・ 99.9%
あと一歩及ばず・・・。
湿度0%の場所を探してみました!
美術館→館内・・・ 54.4%
美術品にはある程度湿度が必要
巨大冷凍庫→-20℃の庫内・・・ 43.4%
スーパー銭湯→遠赤サウナ内・・・ 4.2%
でん「0%のところと100%のところはなかったようです。」
潤「ねっ。」
でん「で、0%ってことは、空気中に水分が全くないって事ですから、
普通の状態だったら周りに水蒸気発生させるもの色々あるわけですから、
これはまぁ特殊な、実験的な意味ではありえても、普通はまず無いと思いますね。」
小沢「宇宙とかはどうなんですか?」
でん「あ、もちろんそういうとこはもうほぼ0%・・・。」
小沢「湿度は0(%)なんだ。」
でん「元々他の物質も少ないしね。で、湿度っていうのはですね、“絶対湿度”と“相対湿度”の2通りあるんですよ。
空気、例えばこの中に1リットル取ったときにこの中に水分が何g入っているかってのが絶対湿度。
水に食塩水溶かしてるのと同じ感覚。ただ普通言ってる気象の湿度何%は相対湿度で、温度によって違うんだよ。
例えば30℃で水蒸気が、水分がこれだけとけ込める、それがぎりぎりであれば、それで100%なんですよ。
でも温度が上がると、35℃になるともっと水分とけ込めるようになりますから、
全然水分量変わってないのに乾燥してくるわけです。だからストーブだけたくと、温度上げると結構カラカラ乾くでしょ?
まだ空気中に水分がとけ込める余地がでてくるから、絶対的な水分量は変わってないのに、
相対温度ではちょっと乾燥してくると。」
小沢「なるほどなるほどぉ~。」
でん「逆にどうですか?温度が下がってくるとどうなります?空気中にとけ込める水分量は減ってきますよね。
だから夜どんどん気温が下がってくると、朝例えば壁なんかに・・。」
小沢「水滴がね。」
でん「ついてることあるでしょ?あの窓ガラスとか・・・あるじゃないですか。」
小沢「空気中の水蒸気が、だーってきて水になるんだ。」
でん「もうとけ込めないっていったらあとでてくるしかないわけですから、もう一度水に戻る。
で、窓ガラスとか冷えてるから、冷やされてでてきやすくなるわけ。結露しやすい。」
小沢「へぇー。分かりやすい。」
でん「で、こちらにコップがあります(氷水の入ったコップ)これがまさに結露ですね。
ここ(コップの側面)指でやってみると、分かりますよね。ほら。」
小沢「もう濡れてんだね。」
身近にある除湿剤のヒミツ
でん「カビが発生したりするじゃないですか。押し入れとかもね、布団が湿気っちゃってね。
カビ臭くなったりしますよね。そういうときにその、湿り気を取り除くのが、除湿剤ですよね。こちらに代表的な除湿剤。」
小沢「うちにもありますよ。」
でん「これずーっと使っていると水がたまってくるのをご存じですか?」
つる「はい。」
でん「じゃあこれは、ただの水かどうかですね。ちょっと実験してみましょうか。」
小沢「ただの水じゃないの?」
使い終わった除湿剤にたまった水の成分をを調べることに
中身を取り出し、試験管に入れてアルコールランプで熱する。
でん「どんどん水が追い出されていきます・・・出たー。」
小沢「うわ何これ?」」
白いものが出てきた
でん「これはね、“塩化カルシウム”っていう・・・。」
小沢「塩化カルシウム?」
でん「非常に吸水性がいいので、これが除湿剤によく使われています。これが使う前の(除湿剤)。
ここ(上部分)見てください。」
潤「それが溶けこんでんだ。」
でん「ここ(上部分)に顆粒にして詰めてあるわけです。これが空気中の水分をこれ(ふた)紙ありますけど、
水分は通しますから、吸収して湿ります。そしてこの塩化カルシウムはとってもよく溶けるので・・・。」
小沢「溶けて下にたまっていくんだ。」
でん「たまっていくんです。で、ですね、水分今も吸収しているはずなんですけど、時間かかりますからね。」
つる「その様子をですね、この粒が湿気を吸って見ずになる様子を、収録してみました。」
潤「すごいじゃん。」
でん「(VTR見ながら)早回し状態ですね。水分を吸収して、
その水分に塩化カルシウム自身が溶けて水溶液になっていきますね。
で、まだ残っている塩化カルシウム自身がさらに水分を吸収して、どんどん・・・。」
小沢「水溶液になる。」
でん「水溶液になる。だから塩化カルシウム自身がなくなるわけじゃなくて・・・。」
小沢「だから水をとばせば、ああやってまた元に戻る。」
でん「そうそう。」
シリカゲルで作った干物の味は?
つる「さぁどうでしょう?あ、なんかでもうるおってた感じはなくなりましたね。」
小沢「まぁね。乾いた感じにはなりました。」
さっそく焼いて食べてみよう!
でん「・・・(カメラに向かって)何か一言期待してますか?」
小沢「いや、いいんだよ思ったことちゃんと言って。どう?ちゃんとできてる?」
でん「・・・うん。おいしい。やっぱりあのね、生魚焼いたっていうより、やっぱりちょっと一夜干しぐらいの感じの・・・。」
小沢「乾燥ちゃんとしてる。」
でん「身がこうしまってて、何とも言えない甘味と、味わい深さ感じますねこれ。」
------------りつさん ありがとうございました-------------