ストーリー大手食品(パン)メーカー、コソンの会長、ク・イルチュンの長男キム・タックは、私生児として生まれ、正妻の陰謀でク家を母とともに追われるが、ク家の「お世継ぎ騒動」に巻き込まれて波乱に満ちた人生を送る。ク家を追われた母とタックは12歳まで青山(チョンサン)で幸せに暮らすが、正妻と共謀するコソンのハン室長に仲を引き裂かれ、タックは路上で育つ。生死不明の母を執念で探し続けたタックがたどりついたのは、仁川の老舗のベーカリー。そこは奇しくも、会長であるイルチュンの師バルボンの店であった・・・。
バルボンベーカリーとク家の大邸宅を交互に舞台に物語は展開する。出生に秘密を持つタックの弟マジュン、チョンサン時代のタックの幼馴染みの少女ユギョンが成長して登場し、やがてコソンはタックの存在を知るように。ハン室長による陰謀に対し、タックは澄んだ心と強い真心で人を感動させ、仲間を増やして強くなっていく。
パン作り=人生さながらに、正義は勝つのか、という失われた質問にキム・タックが希望あふれる回答を出してくれるサクセスストーリー。主人公を演じて一躍スターダムに上がったユン・シユンの快進撃が眩しい。
Newべべの得点
Total 89点

感想(ネタばればれ)今まで見た韓流ドラマで一番おもしろかった!!!
ストーリーをコンパクトにするためのあり得ない立ち聞き(苦笑)に笑ってしまった。
いずれにせよ素晴らしいです。
このドラマが私に印象的だったのは、もう失われた質問になってしまった「正義は勝つの?」という答えにつかのまの夢を与えてくれること。
正々堂々なんてやってられない、こんな世の中じゃ、正義は勝つわけないと大人はいやらしく知ってる。
私もそうだったし、これからもそうだと思う。
でも、このドラマを見ている間だけでも、いいじゃないか。夢をみせてもらったじゃないか。と思った。
なんだか日曜朝8時の特撮ヒーローに会った気分です。
バンビのような澄んだ強い瞳と、正しい人が持つ安心感を与えてくれる人。ほっとする人。キム・タック。
もしかしたら、この世にいないかなあ。いるかもなあって思ってしまう。
さて、このドラマの中で、最初から「あちら側」ではないのにいつのまにか自分を見失って悪いほうに行っちゃう人が1人いる。チョンサンの幼馴染みシン・ユギョン。父親に暴力を受けて育ち、施設を出て、一流大学に奨学金で通い、タックとも再会し愛されるのに、彼女は復讐心に負けて不幸になるんだよね。
見てて、馬鹿な女だなって、女性視聴者はみんな思うと思う。けど、私はユギョンの気持ちがわからないんでもなかった。
マジュンとくっつくユギョンが内心おのれのきたなさをタックにばれるのを恐れ、マジュンの弱さに共鳴していたこと。その気持ちがすごくわかる。
だって、ドラマだから見ていられるけど、実際あんなにクリスタルガラスみたいに透明で強い心を持った人の傍になんかいれない。こわすぎる。失うのもこわいし、ずっと一緒にいて嫌なところも見せあい受け入れあうなんて、そんなの怖すぎる。