ジェフベックが亡くなった。追悼の意を込めて手持ちのアルバムやCDを聴いている。

1960年代後半のいわゆる第一期ジェフベッククループ(Vo.ロッドスチュワート)はロッド色が強すぎてあまり好きではないが、70年代に入ってからの第二期以降は、俄然好きなアーティストになった。楽曲はジャズ寄りの、後にジャズロックとかフュージョンとか言われた部類になる。でも当時は単にインストゥルメンタルと言っていた。80年代に入るとまたちょっと違う感じの音作りになったのでいつの間にか聴かなくなっていった。

YouTubeをみてもやはり70年代の楽曲のライブ映像が多い。特に76年のこの「ワイアード」は頂点だろう。まず、表紙がカッコいい。細身の尖った顔つきと狼ヘアー。そして、まだ当時はデジタル処理などできなかったのでアナログ合成と思われるが、まさに「蒼き風」を感じさせる「ブレ」を表現した写真。間違いなく”ジャケ買い”してしまうアルバムだ。

楽曲は、ギターとキーボードとドラムが繰り出すまるでバトルの様なフレーズをベースがうまくとりまとめながら、たまに自分も主張する、といった作りの曲が多い。実は、これこそ僕のイメージする理想の楽曲なのだー。うぇーい。

僕の場合はボーカルとコーラスが入るので演奏のバトル感はそれほどではないにしろ、ボーカルは全編通して当然主役ではあるのだが、同時に曲の構成要素として、ボーカルも含めてフレーズ単位で前に出る役が入れ替わる、といった構成が好きで、そのような楽曲づくりを目指している。だからボーカル抜きでもただのカラオケにはならない、インストゥルメンタル曲になる作り方をしている。

 

ところで、この写真のレコードプレーヤー、まだ現役。ターンテーブルはベルトドライブだが一度もベルトを交換していないのでゴムがバカになっているはず。だから若干ワウフラッター(回転ムラ)があるが気にならない程度。(MM式のカートリッジすら交換していない!)

そもそも、これは、46年前、高校入学のお祝いに両親が買ってくれたもの。もちろん自分でねだったのだが、アンプ、チューナー、デッキ、スピーカーなどコンポーネント一式で100万円!

当時はようやく自前の風呂が持てた時代。それまでは銭湯や隣の家でもらい湯をしていたほど、全く裕福ではない、どちらかといえば貧しい家庭だったのに。よくもまあ無茶なおねだりをしたもんだ。(両親に感謝!)

ちょうどその頃、同じ敷地内の叔父一家が引っ越してうちがそこに入ることになったので、それまで住んでいた家が空いた。

高校入学と同時に、離れの一軒家がまるごと僕の部屋となり、このコンポで好きな音楽を聴きまくっていたのだった。だから高校の成績は…聞かないでね。

ただ、大雨で2度床上浸水しており、棚の1段目のレコードは水没。これは生き残った数少ないレコードの1枚である。さあ、このプレーヤーもいつまでもつか。他のコンポはとうの昔に壊れてしまったのだから…。

あ、気づいてみればオリビアニュートンジョンの追悼をしていない…。

次は僕のオリビア好き好き歴をご紹介します。